
浅田次郎著、小学館文庫刊
乳児期に両親が離婚して祖父母に育てられた主人公は両親を知らない。厳格な祖父母により慈しみ育てられたが、両親への思慕と捨てられたとの思いとの葛藤から鬱屈したサラリーマンになる。30代で得た恋人のジェニファーは申し分の無い人であったが、結婚する条件として、彼女が愛する日本への旅行することを条件として提示した。とまどいながらも、日本へ旅立った主人公は、様々なカルチャーショックを経験し、最後に、ある人との出会いに至る。
良く言えば多彩な冒険譚だが、いささか筆に任せて滑りまくった感がある。所々に浅田さん流の泣き節と端正な佇まいを感じるが、結末にも無理がある。苦しい。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/浅田次郎
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評価は3です。
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