おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
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第二十二節・第二十三節

2005年12月22日 23時02分23秒 | 詩集『まわる世界の先駆者たち』
  第二十二節


手に入れた夢ほど もろいものはなくて
かなわない想いほど 強いものはなくて

 陽炎と鬼ごっこしてるみたい
 追いかけて 追いかけて
 つかまえたと思ったら
 そこにいたはずの姿は どこかに消えていた

 だから いくら走っても
 僕は いつまでも 「鬼」のまんま

  なんだか ふいに
  つまんなくなることもあって

 いつか 鬼ごっこに ほんとに飽きてしまったら
 そのとき 僕は 死んでしまうのかな



第二十三節


    『想い出のクリスマス』
  「この恋だけは」って無理して信じてたから
  「こんなことってほんとにあるんだね」
   世の中にいくらでもあるってわかってたのに
   そのときはそう思ってた
   ひとごとみたいにぼーっとしてた

   忘れられればほんとは楽なんだろうけど
   私は絶対に忘れない
   もし忘れてしまったら
   かけがえのない季節が人生から消えてしまう
   幻だったのかもしれない私の想いだけど
   誰より本気だった事だけは間違いないんだから
   これからも生きていく私のために

   でも終わりがちょうどクリスマスだなんて
   ドラマみたいでちょっと洒落てる
   ・・・涙も出ない想い出のクリスマス。