おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
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第二十七節・第二十八節

2005年12月26日 23時34分59秒 | 詩集『まわる世界の先駆者たち』
  第二十七節


ひとりの人間は
その身体の中にいくつもの音色を持つ
そして成長するほどにそれは増えていく
みんなで楽しむとき
ひとりで何かを学んでいるとき
誰かと二人で語り合うとき
それぞれに用意した独自の音を放つ
そして それぞれがそれぞれの和音を奏でる
そのメロディーは本当に生きていることの証
聞きなれない旋律は
僕らがまた一つ大きくなれたことを教えてくれている



  第二十八節


あの時この言葉を伝えていたなら
きっと現在(いま)は違っていた

永遠に行き場を失った言葉たちが
心を責めたてている