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以下は読者のタマさんのコメントです。
<またこんな記事が出て来ました。
海自機に速射砲の照準=中国海軍の駆逐艦、東シナ海で-関係筋
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010042000046
冷戦時の旧ソ連でさえしなかった事を中国がやってしまいました。今の政府には何も期待してないので、仮想敵なんて時代遅れだと言い、自衛隊の事については何かにつけて文句を言う(最近だと離島の水タンクと戦闘機の配置替え等)沖縄のマスコミ、特に琉球新報と沖縄タイムスがどう書くか楽しみです。まさか中国の駆逐艦の近くで哨戒するからそんな事されても文句は言えない、とか書いたりして•••>
コメント中のリンクの時事のスクープ?記事はこれ。
海自機に速射砲の照準=中国海軍の駆逐艦、東シナ海で-関係筋
中国海軍の駆逐艦が今月中旬、東シナ海で哨戒飛行中の海上自衛隊のP3C哨戒機に対し、速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能かのように威嚇する行動を取っていたことが20日、日中関係筋への取材で分かった。
こうした行動は冷戦時代の旧ソ連も、自衛隊機や自衛艦に対して取ったことがないといい、政府は外交ルートを通じ、中国に対し事実関係の確認を申し入れている。
関係筋によると、中国海軍の駆逐艦が海自のP3C哨戒機に速射砲の照準を向けたのは、13日午後3時半ごろ。2種類の速射砲の照準を向け、いつでも撃墜できることを示した。
P3Cは国際法にのっとった通常の哨戒飛行を行っていた。
これに先立ち、中国海軍の潜水艦2隻を含む部隊が10日夜、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、太平洋の硫黄島方面に進行。8日には、艦隊の艦載機とみられるヘリコプターが東シナ海で、護衛艦に対して水平距離90メートルを切るような近接飛行を行っている。
関係筋は「冷戦時代の旧ソ連さえやらなかったような行動を行っている」と分析。「中国海軍が太平洋や日本近海で何をしようとしているか、慎重に見極めなければならない」としている。 (2010/04/20-04:57)
◇
今回、冷戦時代のソ連でさえも行わなかった侮辱、いや、恫喝を中国から受けても、果たしてルーピーが抗議の一つでも出来るのかはなはだ心もとない。
中国海軍が太平洋への突破口を求めて、虎視眈々と宮古島占拠(太平山さんの見方)を)狙っていると言うのに、「日本列島は日本だけのものではない」と、トンデモ発言するノーテンキ振りであるから。
昨夜のTVタックルに麻生前首相が出演していたが、その内容は日本の底力 (Core Competency of Japan)さんに譲るとして、
中国が少しでも領海侵犯したら麻生首相は厳重に抗議していた。
だが、ルーピー首相は前回、中国艦隊が沖縄、宮古間を無断で横切るという屈辱を受けても「見守る」ことしか言えなかったくらいだ。
麻生首相の中国の領海侵犯に対する抗議を扱ったエントリー「知事が政治集会参加を命令」から抜粋して以下に引用する。
ちなみに中国に平伏す我らが沖縄タイムスはこれを黙殺している。
◇
麻生首相、尖閣領海侵犯に抗議=温氏反論「中国の領土」-互恵深化一致・首脳会談(12/13時事)
麻生太郎首相は13日午後、福岡県太宰府市の九州国立博物館で中国の温家宝首相と約一時間会談した。麻生首相は、中国の海洋調査船2隻が尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の日本の領海を侵犯した問題について「非常に遺憾だ。日中関係に良い影響を与えない」と強く抗議した。
これに対し、温首相は「釣魚島は古来中国固有の領土だ」と主張した上で、「話し合いを通じ適切に解決したい。良好な2国間関係に影響がないようにしたい」と表明。このため、麻生首相は「尖閣諸島はわが国固有の領土であり、歴史的にも国際法上も疑いがない。再びこうした事態がないよう対処してほしい」と重ねて抗議するなど、領有権をめぐり両首脳が応酬する形となった。(略)
*
時事報道によると尖閣問題に関して、温家宝首相が「釣魚島は古来中国固有の領土だ」との強気の発言に対し、
麻生首相は「尖閣諸島はわが国固有の領土であり、歴史的にも国際法上も疑いがない」と明言したことは一応評価できる。
これに続く麻生発言が「再びこうした事態がないよう対処してほしい」とおとなしいが、心情的にはもう一歩踏み込んで、
「次に同じことやったら撃沈すると警告しておく」
くらい言っておけば溜飲も下がるし、麻生人気も復活するだろうが、実務的にはそうも行かないのだろう。
報道によっては、麻生首相の「日本の固有の領土」発言は削除して、「遺憾である」のみを報じ、
温首相の発言は「この地は古来より中国の固有の領土である。その立場は一貫して明確であり、確固たるものである」
と、まるで中国の前にかしこまる日本、といった印象操作をする記事もある。
尖閣諸島周辺での中国船・領海航行、非常に遺憾=日中首脳会談で麻生首相
2008年 12月 13日 17:01 [福岡 13日 ロイター] 麻生太郎首相は13日午後、福岡県太宰府市で行われた日中首脳会談で、中国の海洋調査船が今月8日に東シナ海の尖閣諸島周辺の領海で航行したことに関し「非常に遺憾である」と述べ、「東シナ海を平和協力・友好の海とし、両国が戦略的互恵関係を築こうとしている中での事件であり、日中関係に良い影響を与えない」との見解を示した。
それに対し、中国の温家宝首相は「この地は古来より中国の固有の領土である。その立場は一貫して明確であり、確固たるものである」とあらためて主張。その上で「中国としては話し合いを通じ、適切に解決したい」と述べ、「友好な2国間関係に影響を与えないようにしたい」との意向を示した。
◇
尖閣諸島は沖縄県石垣市に属する、沖縄の行政管轄地域である。(仲井真県知事談)
国の領域というより県の行政管轄地域を「古来より中国のもの」と日本国首相を相手に公言したわけだから、
他の県の地方紙ならともかく、今朝の沖縄タイムスが一面トップで大きく取り扱うかと思ったら。
うーん、一行の記載もない。
社会面も、いや、どの面を開いても、日中首脳会談の記事はあるが、尖閣に関する両国首脳の発言は1行の掲載もないのだ。
領海侵犯の被害県ともいえる沖縄県の新聞が、「沖縄県の1部」が中国領土だと中国首相が公言しニュースに一行の言及もない。
当然の発言とでも思っているのか。
いや、地方紙の報道不作為それだけではない。
先日の中国船の領海侵犯時に、仲井真県知事は定例記者会見で領海侵犯について言及しているにも関わらず、我が沖縄タイムスは1行も報じなかった。
ご主人様の逆鱗に触れるような知事発言があったのか。
地元紙が報じない知事発言を産経新聞那覇支局長小山さんの「ブログ」から引用するとこうなる。
<本日の知事会見 2008/12/12 10:47
尖閣に中国の調査船が接近した件について。
「領有の問題はないというのが日本の見解で、私も同じ」
「番地、歴史的にも石垣市であり、沖縄県である」
「資源については、もう少し時間をほしい」
いつもは広報担当者が終了を告げても、話し続ける知事が、
今日は初めて、自ら「それでは」と打ち切りを口にして、会見場を後に。
なぜかわかりません。
スケジュールを調べると、
会見の10分後に上海テレビの取材(副知事対応)というのが入ってましたが、
着替えかメイクでもするのか?
>
なるほど、沖縄タイムスは、ご主人様・中国と真っ向から対立する県知事の談話を報じるのは恐れ多いとでも思ったのだろうか。
お陰で沖縄紙が報じない沖縄県知事談話を、
全国紙の産経新聞が記事にするという奇妙な事態となった。
<産経新聞 2008.12.12
尖閣諸島「石垣市の区域」 沖縄県知事
沖縄県の仲井真弘多知事は12日の定例記者会見で、周辺海域に調査船を派遣するなど中国が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)について「番地からいっても歴史からいっても沖縄県石垣市の区域だ」と述べた。>
これって産経新聞のスクープ?
記者会見の内容がスクープ記事になるのは、沖縄ぐらいだろう。
*
こうして見ると、いつも態度がふらついて見える仲井真知事も、麻生首相の明確な抗議に自信をつけたのか、
ルーピー首相に比べたら意外とまともなこと発言をしているのが分かる。
今さらながら沖縄タイムスは酷い!
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