狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

サミットへの手土産!浜岡原発停止

2011-05-10 07:16:48 | 県知事選

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首相の浜岡原発停止要請は、今月の26、27日にフランスで行われるG8サミットに向けての手土産つくりのパフォーマンスであることは間違いない。 さもなくばエネルギー政策の根幹に関わる原子炉を法的手続きもなく唐突に停止要請するはずがない。  サミット前に法的手続きもなく中止するほどの緊急性がないからである。

浜岡原発に巨大地震の発生がここ30年間に起きる確立が大きい、というのが停止要請の理由だという。が、これはあくまで確立の問題。 20年も続いた原子炉を止めるのに一回の会議も、また日本のエネルギー政策も説明せ、首相独断で唐突に止めるほどの緊急性はない。 

現在の反原発の流れからいって一旦止めた原子炉を再開するのは不可能といっていい。

 

日本のエネルギー政策を左右する原子炉の中止を、菅首相のパーフォーマンスに委ねてよいはずはない。

サミットではおそらく福島原発事故に関して各国からの批判の嵐に晒されるだろう。  そこで自分の指導力で原子炉を止めたとアピールする目論見なのだろうが、自己のアピールのためにエネルギー政策を独断で決められた国民はたまったものではない。

最初から停止要請というパーフォーマンスのために、海江田経産相らを現地に派遣し、速攻で中止要請に踏み切った。

だが、原発政策を含むエネルギー政策を全面的に見直す覚悟はなく、停止はとりあえず浜岡だけと言い訳しているが一旦停止したら再開は不可能だ。

サミットへの手土産作りのためにに行ったパーフォーマンスではあっても、中部電力は「首相の要請は重い」として中止に踏み切った。

ここで問題になるのは、中部電力の原子炉中止による経営リスクは誰が見るというのだ。 首相は法的根拠のない「要請」だとして、中止はあくまで中部電力側の自主判断として国による補償を拒否するだろう。

早速中部電力の株価が下落し始めた。

【東京市場の注目銘柄】(9日)中部電、浜岡ショックで10%安

 (1/2ページ) 2011.5.10 05:00
     . ≪代替エネ銘柄には期待感≫

 ■中部電力(9502) 前週末比10%安の1584円。一時1521円と2000年4月以来、約11年ぶりの安値を付けた。菅直人首相は6日夜、中部電・浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)のすべての原子炉を停止するように同社に要請。停止を受け入れた場合の廃炉の可能性や電力供給力減退への懸念、業績悪化時の減配の可能性などが警戒された。同社株急落が響き、東証1部33業種の下落率1位は電気・ガス。

 【原発代替エネルギー関連銘柄】 政府による浜岡原発の停止要請を受け、太陽光など代替エネルギー需要、火力発電所稼働に伴う燃料需要が高まるとみられ、中低位の材料銘柄が東証1部の上昇率上位に並んだ。ソーラー屋根の三晃金属工業(1972)が5.9%高の252円、石炭の住石ホールディングス(1514)が8.6%高の127円など。

               ☆

 

企業の正義はあくまでも利益を得ることである。

中部電力に投資した株主は、「法的根拠のない首相の要請に唯々諾々と従って、株主に損害を与えた」として株主訴訟を起こす株主が出てくるだろう。

そうなれば、法的根拠はないとはいえ、首相の要請や管轄大臣としての海江田経産大臣の直接面談による要請も、「命令」に等しい不可抗力な圧力だったとして、法廷でその責任を問われるだろう。

首相が本気で政治主導を発揮したければ、原子力安全委員会等の関係組織にはかって、少なくとも原発政策の一環としてやるべきである。

我が国は法治国家であって、独裁国家ではないはずだ。

無能な独裁者ほど国益を損なうものはない。

 

災害復興の基盤となる、というより将来の日本の発展がかかるエネルギー政策を、

思いつきやパフォーマンスで行う菅首相に任すことはできない。

将来に大きな禍根を残すことは間違いないからだ。

思いつきで原子炉の中止を要請するより、一刻も早い首相自身の辞任が日本復興の第一歩である。

 

              ★

 

 来る五月十六日は「パンドラの箱掲載拒否訴訟」の第一回口頭弁論が、那覇地裁で行われます。

上原さんの支援団体である三善会では、その報告会を同日正午より午後二時まで奥武山護国神社社務所大会議室にて行いますので、ご多忙の中とは存じますが、参加下さいます様にご案内申し上げます。 

参加費は、昼食の弁当代を含め千円となります。準備の都合上、参加頂ける皆様には、下記の事務局に一報下さいます様にお願い申し上げます。

 

「パンドラの箱掲載拒否訴訟」那覇地裁第1回口頭弁論報告会

 日時:5月16日(月)正午~午後2時まで

 会場:奥武山護国神社社務所大会議室(2F)

 会費:1000円(昼食弁当代込み)

 報告者:上原正稔・徳永信一弁護士

 参加頂ける方は、準備の関係上、下記の事務局まで一報下さい

 事務局:090-9780-7272 ニシコリまで 

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ★「パンドラの箱訴訟」の支援カンパの協力
お願いします。 
ゆうちょ銀行 総合口座(普通) 
記号 17010   番号 10347971
三善会(サンゼンカイ)
沖縄県宜野湾市真栄原1-11-1-702 

 

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