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「小次郎敗れたり!」
巌流島の渚に現れた武蔵が、駆け寄った佐々木小次郎に一喝した。
定刻に現れない宮本武蔵に怒り心頭の小次郎は、抜き放った自慢の長刀の鞘を砂浜に投げ捨て、その訳を問うた。
武蔵は応えた。
「刀は武士の魂なり。勝つつもりなら鞘を捨てるはずがない」
戦う前に負けを指摘され動揺した小次郎は、得意の燕返しもむなしく櫂による武蔵の一撃を脳天に受け、立ったまま絶命した。
小次郎敗れたり!
これは、戦う前に敗北を認めた小次郎へ武蔵が送った痛烈な一撃であった。
11月の知事選を睨んで、事実上の選挙戦といわれる辺野古騒動では、戦う前に敗北を宣言したものがいる。
■「オール沖縄」破れたり!その1
仲井真知事の辺野古埋め立て申請「承認」に反対する沖縄県議会は、初めての知事辞任要求決議をした。
その瞬間、仲井真県知事は心中密かに「オール沖縄敗れたり」と快哉を叫んだに違いない。
「オール沖縄」の信奉者の間には、命を賭しても承認撤回させるなど勇ましい掛け声が飛び交っていた。
その割には、県議会が「辞任要求決議」にとどまり、職を賭しての「不信任決議」まで踏み込むことに躊躇したからだ。
知事の不信任決議が採択されたら、県知事は、10日以内に議会を解散する権限を有する。
知事に解散という返り討ちを浴び、職を失うことを恐れた県議会議員たち。
勇ましい掛け声の割りには、何の拘束力もない「辞職勧告決議」でお茶を濁した。
そして「民主主義の勝利」などと負け犬の遠吠えをしたが、これは事実上の敗北宣言に他ならない。
■「オール沖縄」破れたり!その2
いまや「辺野古移設反対運動」のシンボルと化した稲嶺名護市長。
身の丈も考えず「辺野古移設は絶対許さない」などと大口を叩いていた。
では、稲嶺市長は、埋め立て工事阻止行動の分水嶺といわれた「ブイ設置」の当日、辺野古の阻止運動の先頭に立って、防衛側とと対決したか。
否である。
辺野古どころか海外へ敵前逃亡し、遠く太平洋の向こうから新聞を通してニュースを知り、「負け犬の遠吠え」を伝えるのに精一杯の体たらくだった。
これでは戦わずして敗北宣言をしたことになるではないか。
■「オール沖縄」破れたり! その3
一方、県知事選では仲井真候補の事実上の一騎打ちをすると目される「オール沖縄」の主唱者・翁長那覇市長の辺野古への対応はどうか。
翁長氏の支援団体は翁長氏の当初の「承認を撤回し政府に工事の中止を求める」という基本姿勢を大きく後退させ、「新しい知事は承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせない」と変更した。
確かに「撤回」という文言は入っている。
だが、それは「県民の声」に責任転嫁され、知事本人が撤回を県民に約束するという当初の強い姿勢は消え去っている。
公約変更の理由として、行政訴訟などしても、実際の撤回は不可能と判断したことと、翁長氏の周辺には既に決まった行政手続きを白紙に戻すことには抵抗感を示すものもいるという。
事実、翁長氏も工事の分水嶺の日に辺野古の浜に立つどころか、これまで一度も辺野古を訪れたことはないという。
昨年1月には「オール沖縄」を率いて東京行動を行った翁長氏なら、身を呈してでも辺野古埋め立て阻止運動の先頭に立っていたはず。
それでこそ、「オール沖縄」の主導者といえるのではないか。
そう、翁長氏もまた、戦う前に事実上の敗北宣言をしたのである。
翁長氏は工事が本格化した今頃になって「現状を具体的に把握するため、辺野古周辺を視察したいとの考えを示した」というが、世間ではこれを、
後の祭り、という。(涙)
【おまけ】
OTVニュース
他の方を応援する選択肢は無い" 山本沖縄担当相が仲井真知事の支援を表明
いっぽう、きょう仲井真知事と会談した山本沖縄担当大臣は、11月の県知事選挙に向け仲井真知事を支援する考えを示しました。
来年度予算の概算要求などに関する県の要望について意見を交わすため沖縄を訪れた山本大臣は、きょう午後仲井真知事と会談しました。この中で山本大臣は11月の県知事選挙では3選出馬を表明している仲井真知事を支援する考えを直接伝えました。山本大臣「沖縄担当大臣としても1人の政治家としても、他の方を応援するという選択肢は無いという風に思っています」また県が求めている3000億円台の沖縄振興予算の確保や、ガソリン税の軽減措置の継続など税制改正については、「担当大臣として全力で取り組む」と述べました。
「オール沖縄」破れたり!
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