狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

和歌山カレー事件の鑑定ミスはなぜ起きたか

2023-03-15 13:59:51 | マスコミ批判

 

 

 

プロフィール画像

NO!残紙キャンペーンサイト

⇒最初にクリックお願いします

 

読者の皆様へ

3月26日(8月15日)発売を目途に皆様に献金をお願いした『沖縄「集団自決」の大ウソ』(仮題)の編集作業が現在進行中です。資金難により最低限の出版数400冊で調整中ですが、出来れば市場に出回る出版数も800冊~1000冊と一冊でも多い方が目立ちますし、本の体裁もより目立つ体裁にしたいと考えています。

そこで再度皆様の献金ご協力お願いいたします。

★すでに御献金賜った方には、出版本を贈呈したいと思いますので、下記メルアドに贈呈本の送り先、住所氏名をご一報いただければ幸いです。

管理人への連絡⇒ezaki0222@ybb.ne.jp

※申し訳ありません。 諸般の事情により発売日が8月15日(終戦の日)と大幅に遅れる公算が大きくなりました。 しかし、内容には自信を持っていますのでご期待ください。

八月や六日九日十五日」詠み人多数。

米軍の民間人大量虐殺がなければ「沖縄・集団自決」も起きていない。

和歌山カレー事件の鑑定ミスはなぜ起きたか

 

和歌山毒物カレー事件 ヒ素の鑑定ミスはなぜ起きたのか?(簡単解説)

● 和歌山毒物カレー事件 ヒ素の鑑定ミスはなぜ起きたのか?(簡単解説)

1998年7月25日 土曜日

夏祭りに起きた和歌山毒物カレー事件について

ニュース・コメンタリー(2013年08月31日)

和歌山カレー事件の鑑定ミスはなぜ起きたかより

神保哲生さんと宮台真司さんが

鋭い視点から深掘りして詳しく解説しています。

簡単に内容をまとめますと…?

1.夏祭りのカレーに入っていたヒ素(カレー鍋に混入して事件へ発展)2.カレーを作っていた住宅ガレージにあった紙コップのヒ素(ゴミ袋に捨ててあった)3.林真須美さんの自宅キッチン下の容器から見つかったヒ素(70人~80人近くいた捜査員が4日目で発見)

これらが全て合致(一致)していたと

いい加減な鑑定が大々的に報道されてしまった事により

唯一の「物証」として認められて林真須美さんは有罪の死刑判決となっています。

検察の主張により

 

この4つが裁判で認められて

有罪になった確定的な要素と言われています。

1.ヒ素を入れられたのは真須美さんだけ

お昼0時20分~1時の間は林真須美さん一人だけしかいなかった。

他は2人チームと言われて林真須美さんだけと疑われています。

実際には他にも一人で見張りをしていた方はいたと言われています。

ヒ素を入れられる状況にあったのは林真須美さんだけと断定。

2.ガレージでカレーの見張り番をした時の動きが不自然

真向かいのお家の女子高生が2階の窓から目撃した証言となります(当初は1階から見たと証言)

後に違う鍋であったという事もノンフィクションライターの片岡建さんによって分かっています。

16歳少年も証言しておりますが、裁判の証言台では語られていません。

3.ヒ素が合致したと報道

ヒ素が一致したと鑑定&報道されています。

林家の自宅にあったとされるヒ素の容器とカレー調理場ガレージのゴミ袋に捨ててあったヒ素入り紙コップの容器が合致と断定しています。

鑑定結果に疑惑があり、冤罪が疑われている再審請求が受理された内容となっています。

4.過去にヒ素を使って人を殺害しようとした前歴がある

過去に保険金詐欺をしていた前歴とされていますが、保険金詐欺は認めています。

この中でも物証として、逮捕の最大の決め手となったのは3番の「ヒ素が合致していた」という内容になっています。

これらが受け入られて林真須美さんに有罪の「死刑判決」が出ています。

林真須美さんの旦那である林健治さんは白アリの駆除業をやっていました。

そのため、自宅にあったヒ素とカレーを作っていた住宅ガレージのゴミ袋に入っていた紙コップのヒ素が合致していた唯一の物証とされています。

自宅から発見されたヒ素は事件直後に健治さんは保険金詐欺の方がバレると思って用水路へ全て破棄して捨てていたようです。

息子さんも見たことがない容器(タッパー)だったと語っています。

なぜか捜索から4日目で発見された事になっています。

唯一の物証であるヒ素が合致した内容について

どうも違って怪しいのではないか長年言われて再審請求となっています。

京都大学の河合潤教授が詳しく鑑定結果を調べてみた所…?

狭い範囲ではヒ素は合致するのだけれど大きい範囲ではヒ素は合致せず大きな差があっただから、実際は違うものではないか?

といった指摘があった事により

「冤罪」とも言われています。

実際にヒ素の鑑定は限られた範囲でしか行われていなかっただけではなく

1.ヒ素鑑定の依頼内容2.鑑定内容の検察&裁判官の解釈の違い

による問題があったとも指摘されています。

今回の鑑定内容として

 

どういう「ヒ素(亜ヒ酸)」だったかと言いますと…?

鉱山(ヒ素が取れる山)より

※ 左上の鉱山から矢印順に見ると分かりやすいです(E日本国内は見なくて大丈夫です)

・(左上)中国の鉱山から入ってきたヒ素が同じ工場で作られて和歌山県内に入ってくる・N商店が中国から輸入して緑色のドラム缶(図解中央)に分けた状態でヒ素を販売・そのヒ素がM氏・H氏(林真須美さん一家)・K氏・T氏に分けられる。

今回の鑑定内容というのはヒ素が

・1~4番:(右上)Mさんの所では4つに分かれていた。・5番:(右下)Tさん所にも1つあった。・6番: H = 林真須美家にキッチンの下で見つかった(容器タッパー)・7番: カレーを作っていた住宅ガレージのゴミ袋で見つかった紙コップ・8~9番は省略(今回の内容とは関係ないので)・10番: お祭りのカレーの中に入っていたヒ素になります。

和歌山毒物カレー事件の各社報道では

6番・7番・10番のヒ素が合致したと言われています。

林真須美さんの自宅にあったヒ素(6番)

紙コップ(7番)で入れられて

夏祭りのカレーに入れられた(10番)と言われています。

実は、これらは間違いになります。

6番・7番・10番の「同一性には鑑定には入っていない」

という事でした。

依頼された

ヒ素鑑定内容として

鑑定書では

1~10の異動識別(いどうしきべつ)としか書かれていないようです。

最初に裁判で鑑定した中井さんは

1~10番のヒ素は全て

「緑色のドラム缶からきた物」という事を鑑定しただけ

これに対して

京大の河合潤教授が問題と指摘している点として

いや、それは違うでしょ?(一番肝心な)6番・7番・10番の異動を違うのか?違わないのか?見なきゃだめでしょ?

という内容に矛盾が出ています。

ここで宮台さんより鋭い指摘が入ります。

もし林真須美さんが犯人でなかったとしたら、ありえないような結果を検証しなきゃいけないんです。ところが今回の依頼内容の異動識別の結果、全て緑色のドラム缶に由来する(ドラム缶から流通した物と共通)と分かったとしても…?それは林真須美さんが犯人でなくとも成り立つんですよね。犯人でなくとも成り立つのに、まるで犯人でないと成り立たないようなつまり、逆に言えば、真須美さんが犯人である事の証明のように扱われてしまった。

神保さんより

それは「間違いだ」という事ですね。つまり、他にも色々と(ヒ素を)入れられる人がいたという訳だから有罪を証明するための材料を欲しければ、全部ヒ素が同じだってことになれば、一応(有罪を)サポートする物にはなるんですよね。
でも、もしかしたら「無罪かもしれない可能性がある」っていう事をきちんと配慮しておく必要があるから鑑定をするんだったら

この3つ(6番・7番・10番)をもう少し詳しく調べないといけない。

宮台さんより

もし、このヒ素鑑定(異動識別)の結果緑色のドラム缶にヒ素が由来しないと分かった場合には林真須美さんが犯人ではないという事になるんですね。
つまり、必要条件・十分条件の関係と言っても良いんですが、もし緑色のドラム缶に由来していない別のルーツがあるとなると…?それは「林真須美さんが犯人でない事の証明」になりますが、同じ緑色のドラム缶に由来するという事が証明されたとしても…?その事が「真須美さんが犯人でない」という事と両立をするという事なんですよね

神保さんより

結局、3つ(6番・7番・10番)の同一性を証明するのであれば(中井説)共通の部分を見れば、同梱です。同じ所から来てますと言えるじゃないですか?だって、同じ中国の鉱山から来て同じ工場輸入したんだから、当たり前なんですよ。だから、「共通項を見出すための鑑定」と「差異の違いを見出す鑑定」がありえてもし「無罪」を証明をしようと思ったら、これの差異(違い)を見て差異があれば無罪の証明に使える。それに対して共通項を見つければ、有罪の可能性が1ミリなのか1センチなのか分からないですけど…だって、全然違う物であると言ったら崩れて無罪になりますからね。一応、同じ物であったという事なんで、(有罪に)サポートする物にはなるんだと思うんだけど

宮台さんより

それを数学で言うと←(矢印)矢印の先(先端)が「十分条件」矢印の根本の手前(後ろの部分)が「必要条件」同じ緑色のドラム缶に由来するという事は真須美さんを犯人であるという事を証明するための「必要条件」なんですね。しかし、「十分条件」ではないです。つまり、同じ緑色のドラム缶に由来すると証明されたとしても真須美さんが犯人じゃない可能性があるんです。

神保さんより

十分、他にも出来る人が一杯いるというね。

宮台さんより

だから、多分この鑑定を依頼した人は算数が数学が出来ない人だったという事でもう一度、小学校・中学校の証明問題からやってもらう必要があるかもしれませんね。

神保さんより

和歌山地検ですけどね

(矢印の先端の)十分条件を出そうと思ったら、この3つが一緒であればそれ事態が十分条件かどうかは別にしてもかなり「有効な物証」になるでしょう。もちろん、真須美さん以外に家族、林家にアクセスできる方がいたかどうかは分からないですけど状況証拠で見張り番をしていたという事で林真須美さんが疑われているので
少なくともこの3つが同じ物か?違う物なのか?驚いた事に見てないんですよ。共通したヒ素の成分があって、そのヒ素が同じ所から来た物だという事が証明されたと中井先生は鑑定した。それが、なぜか林真須美さんが自宅から紙コップを持ってカレーに入れたと報道されている。ただね、そっから先が僕から言わせると罪が重いというか厄介な話になるんですよ。
まず最初の1点目報道は、確かにヒ素が合致(一致)したとなってました。だけど、(裁判の)一審は死刑になってます。死刑になってるのに、その点を指摘してるんですよ。この鑑定では林家から紙コップを持ってカレーをいれた事にならないのではないか?と、より総合的な状況から判断されるべきであると。

総合的な状況というのは

さっき言った3番の「亜ヒ酸(ヒ素)が合致」の事ですよ。総合的な状況から判断して、一審ではヒ素が合致したとは言えないって言ってるわけ。はっきり鑑定からは、正しいと言えませんと。だけど、一審で「死刑」と言っている。
二審に至っては崩れてしまってあたかも、ヒ素の証拠が十分にあるかのように書かれているその辺から独り歩きが始まった状態になっている
一審は、ヒ素鑑定の問題を認識していたにも関わらず、まず報道内容は違った。報道内容は明らかに3つのヒ素が一致したかのような報道になってましたという事。二審は、そこがうやむやになってしまっていた。

ヒ素鑑定について

わざとだったら、まだ救われるし小学校の算数をやってないからだったら、救われるんだけどもしかしたらですよ?有罪を証明するために「この人が犯人である事の有罪の証明に役立つ事だけを見つけて来い」っていうのが基本的に捜査の歴史例であり、命令であり、それをやる人間が捜査官として残れる。もしかしたら違うかもしれない材料を持ってくる奴というのは「お前、何やってるの?いらない、そんなものと」ましてや、それを持ってきて林真須美さんが犯人でないと証明されて冤罪を防いだとしても、その人が出世するとは思えないでしょ?って事は、もしかしたらこの検察サークルというのは必要条件(矢印の後ろ)だけを、とにかく集めてくれば…?それで裁判所が認定してくれるっていう前提で動いているのではないかと。そうすると、よほど報道とか弁護側とかが厳しいチェックをしてないと、要するに余談のかたまりな訳ですよね。多分、そこで不利になる証拠を集めてきた人は、捜査から外されるっていうんだったら、手にしても持ってこないだろうし。
もう1つ問題を言っておくと、例えばですよある人を有罪をするために色々と捜査をしたら、100個の証拠が集まりました。その内の80個は有罪を濃くするものかもしれないけど、残りの20個は無罪の証明に使われるものがあるとなると、当然、それは証拠提出されないし、日本では、その証拠の開示義務はないと。ってことは…?とにかく有罪の材料を集めてきて、真っ黒に塗れれば、合理的な疑いを差し挟むしかないように見えるようにもってければ、有罪に取れるって事で捜査をやった事で鑑定が、こんな事になったのではないか?それが、たまたま京都大学の河合潤さんが弁護側から火その再鑑定を頼まれたら、「え?見てないの?」と河合さんは「当然3つのヒ素を比べたと思ってた」と語ってるんですよ。鑑定内容を見て驚いたって言ってるですよ。
もう1つ河合さんの指摘を言っておきますね。「今回は異動識別の依頼書に目的が書かれていない」と「どういう目的のために異動識別をするかによって何をどれくらいの範囲まで見るかが書かれていない」

だから、中井さんの解釈ではこれを見れば、こっちを見ればいいだろうという風になったと1~10の異動識別と書いてあるのだから、決して中井さんが間違ってない可能性があるんですよ。1~10と書いてあれば、これを見るだろうと。ただ、それがなぜか裁判かメディア社会では3つのヒ素が捉えられているという…

それで面白いのがね林真須美さんの所にあった6番のヒ素と住宅ガレージにあった7番の紙コップのヒ素

7番の方が「ヒ素の純度が高い」んだってだから、もう魔法の紙コップですよ。
この紙コップで林家からヒ素を救うと…?なぜか不純物が消えてくれて純度が高いヒ素が出来るという魔法のコップ今日、あえて踏み込みませんでしたけど実はこのコップが青のはずなのに、実際の証拠を見たら「黄色だった」とかですね。

司法の闇について

検察は有罪になる材料を集めてきて「こんなのお前、真っ黒だろ?」報道も真っ黒と言っているとで、多くの方は自白しちゃうんですよ自白偏重主義で、もう有罪ですよ。※ 自白偏重(じはくへんちょう)主義 = 100%確実な証拠ではない状況証拠のみで自白を強要させる事をいいいます。これまで、それでやってきたから逆に、そういう捜査になってるんじゃない?

宮台さん

その通りでしょう恐らく、証拠を積み上げて有罪性を積み上げる訓練も出来ていない。

神保さんより

そういう人間は組織内で上にあがれないのではないかと。だから、本当の犯人を捕まえられる人っていうのは書類の整理とかやっている可能性がある。もうなんでもいいから、とにかく有罪の材料を集めてこれる人が特捜とか捜査官とかで活躍している可能性がある。でも、最後は自白を取っちゃえば、勝ったようなもん。だから、自白をしなかった時に「何、こんなずさんな証拠だったの?」という話になるというのが表面化してる話じゃない?(林真須美さんは)頑張ったから証拠が本当に見る事になって、この証拠だけじゃ有罪にできないだろうってなったけどまだ林さんは再審請求が通ってないから、どうにでもまた言ってくるかもしれないですよ。
裁判所、検察が言ってること裁判所も、それに乗ってるということはもし、ここまで状況証拠を示しているのに犯人じゃないと言うならば、そうじゃない証拠を証明してみろと言ってきた訳だよね。向こうは必要条件(矢印の後ろ)を一杯出せば良くて必要条件が一杯出てきたら、弁護側が無罪である事の十分状況を提示しろっていう話になってるのが今の裁判になってるじゃないかと。それで自白っていうものがあるから、それに追いかけさせられたのではないかと。自白しなかった瞬間に全てがバレたとなったら、これヤバイですよ。今回、ヒ素の中身が違うっていう単純な問題ではなくて司法全体の大きな問題があったということ僕らも含めてですよ。見逃してきたっていうのは衝撃を受けてしまったんですよ。

繰り返し言いますけど鑑定は3つのヒ素(6番・7番・10番)の同一性を証明した鑑定ではなかったんですよ。ここにある全部のヒ素が緑色のドラム缶、中国の鉱山から来た同じ由来のヒ素でいう事を中井鑑定が示しただけだったという。それが報道では、なぜか3つのヒ素が合致したという。まぁ、一致はしてるんですよ。何が一致したかですけどね。これが一致したというのは嘘じゃないですよ。ものすごく不正解ですけど、この3つのヒ素が一致していたという言い方は。同じ所から来てるという意味では一致してたんだけど。京都大学の河合潤さんが3つのヒ素の中身を見ようと、この3つの違いを見るには、もっと広く見ないとダメだと。リンだったか何だったか忘れましたけど随分と成分も違っていてヒ素の純度も紙コップ(7番)一番高い要するに明らかに無罪の証明に使えると。
ただね、検察っていうのは、そういう材料(状況証拠)をバンバン集めてきて、しょちゅう負ければ良いいわけですよ。本当はね。そしたら、検察も、もうちょっとしっかりとした十分条件を持ってくる事になるでしょ?
そこで、もう1つの問題として弁護側がヒ素鑑定の中身を主張したとしても裁判所は簡単には認めないんですよ。
しかも、検察側に入ってきた証拠の中でもしかしたら不利になるような証拠があってもそれも結局、開示義務がないそこもポイントのような気がします。
検察が、いい加減に都合の良い証拠をバンバン出してきて、いい加減な事をやってると。弁護側が同じように証拠にアクセス出来て、それを否定するものを見つけたら無罪になるじゃないですか?そしたら、検察も変わるざるをえなくなるだけど、結局はそこ。だから、自白偏重主義というのは密室だから、ほとんど騙したり強要してるのに、それが分からないまま自白ありましたという事になる。証拠の開示義務がない。そうした事を変えていくという事が、結局は「和歌山毒物カレー事件」が変えていくのが前提なのかなと思ったんですよ。

宮台さんより

どんぶり勘定状況証拠に過ぎないもの林真須美さんが犯人だとすれば、そういう事もあるかもしれない。ありそうだなみたいな物を集めると。集めまくると有罪になってしまうみたいな事があれば、それは集めた検察官が出世するのが当たり前ですよ。

神保さんより

そしたら、裁判所が悪いね。

宮台さんより

そのとおり。しかしね、状況証拠なんていくら集めたって、ただの状況証拠。なぜ、ただのっていうかというとだとしても、真須美さんが犯人じゃないという実証と両立するからですよ(可能性が十分に残っている)合理的な余地があり、無罪にしなければいけないのが刑事手法の原則ですよね。もし裁判所が厳格して適用していれば、状況証拠集めてくる検察官は裁判で負けるから出世しないんですよ。つまり、検察官をチェックする(裁く)刑事法定が実は機能を果たせていないという事ですよね。

神保さんより

裁判所を変えるのは、なかなか大変だよね。またね、。政治が手を出すと三権分立がどうのこうのって…

宮台さんより

それとやっぱり、僕たちを含めたね。マスメディア、インターネットの個人メディアでも構わないんだけどね。あの~今の日本の裁判所のレベルはこの程度のものにしか過ぎなくて従って状況証拠を積み重ねただけの検察のね「インチキ論集によって有罪が実現してしまう」といった事があるという事をどんどん言っていかなきゃいけない

神保さんより

やっぱり、報道がね~3つのヒ素(6番・7番・10番)が一緒だったという事を言ったら普通の人は「もう間違いないな」と思いますよ。
何が一緒だったかというと…?「3つともヒ素の期限が一緒だった」と言ってるだけでこの3つが林さんの家のヒ素(6番)から紙コップ(7番)で救ってカレーに入れた(10番)なんてことには、まったくなっていないという報道が、なぜ出来なかったという事ですよね。それ言われたら「誰だって犯人だと思うよね」でも、それは「嘘」3つが合致したというのは「合致した部分があった」というだけ。
やっぱり、司法の問題ですよね他の事件っていうのは大体、自白しちゃうから問題にならないんですよ。怪しい、怪しさという物を集めて証拠だとしても本人の自白があれば、争っても仕方がないでしょ。それで争われなかったと思うんですよね。大事な特長は林真須美さんは自白をしていない。だから、証拠が問題となり、見てみたら情けないずさんな証拠だったと。もしかしすると、これまでも全部、そんな証拠だったんじゃないのという事の疑いが出てきてるという事ですよね。自白しなかった事ともう1つあるのは
メディア主導の事件だったという事なんですよ。日本テレビが林真須美さんが逮捕される前に家に上がりこんでインタビューまで撮った。保険金詐欺やヒ素の話も出てきていて「もう世の中がコイツが犯人に決まっている」という思うような空気の中で逮捕して、それから証拠集めをする。その人を逮捕して犯人にするための捜査をするような状況がメディア主導で作られていたと。メディアや世の中から、何でそいつが捕まらないんだ?犯人に決まってるじゃないか?という空気の中で、捜査をするから犯人性の証明とおぼしきものを集めてくると。だから、違うかもしれないという証拠が働きにくくなっている。
それはね、一番思い出すのは(三浦さんの)ロス疑惑なんですよ。メディア主導の疑惑の銃弾で、三浦という人間に白羽の矢が立って、とにかく怪しいという話があることないこと後から本人訴訟で、ほとんどが嘘だったという事が明らかになってるんだけど、最高裁で無罪になったでしょ?メディアが突っ走って、その後を検察が追うようになると、メディアや社会が「もうこいつが犯人なんだ」「コイツをなんとかしないとだめだろう」という風になった時に後追いで逮捕した場合は、その人が有罪だという材料を集める事しか考えられないんじゃないかと思うんですよね。もし、まだメディアからも何も注目されていなかった段階だったら、捜査線上に挙がった人間がいても、もしかしたら、そうじゃないかもしれないという考えるんじゃないかと思いたいんですけどもね。林真須美さんのようになっちゃうと、後手に回ったという意味では、そういう捜査になるという事も関係あるのかもしれない。
今回、実はこの事件のね。ヒ素鑑定の事も含めて主要メディアに出てないじゃないですか?それはメディアがあれだけ犯人扱いをして、メディア主導で犯人扱いをした人間を今となってですね。どうも我々は間違っていたかもしれないという話は、今までのメディアの関連からすると基本的にはしない。しないけど再審請求があったら、再審請求があった事だけ報じて、無罪になったらといったら、突然、検証みたいな事をやると。僕は、それも問題だと思う。つまり、それが報じられれば、裁判所が世論に実は凄く影響を受けるという事をある程度、知っているという意味で言うとメディアが、やっぱり、これおかしいなって話になれば、再審請求が認められる可能性が上がるんだけど、メディアがこれだけ黙殺してるとまぁ、再審請求はそのままでもいいじゃないかという話になりかねないと。その意味でも今回はメディアも大きなや役割と罪を起こしたという事が1つと、3つのヒ素鑑定の結果を誤って報道をしてしまっているという事も罪が重い。今回、(ヒ素鑑定)がおかしいじゃないかとなっても、その事を積極的に偽言がでている。しかも、専門誌の雑誌の公開の場で論争が展開されているのに、基本的にメディアは黙殺しているという事をもってしても、二重三重にメディアの罪は重いのかなと。どうも「冤罪事件の影にメディアあり」っていうのは今までのケースであるからね。まぁ、またかよっていう裁判所の問題であり、メディアの問題であると言えるのかなと。凄く良心的に見れば、検察はやる事はやってるんだろうと。あまりレベルは高くないけど、やる事はやってるんだろうとそれをひっくり返せない裁判所。それを、きちんと問題を指摘できないメディアの方に、もしかしたら問題の本質があるのかもしれないという風に思うわけですよね。

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。

⇒最初にクリックお願いします

和歌山毒物カレー事件の簡単まとめ

和歌山毒物カレー事件当日の簡単な状況

和歌山毒物カレー事件の時系列 簡単まとめ

和歌山毒物カレー事件 当時のテレビ報道特集

コメント (1)

【ひろゆき】林真須美は多分冤罪。〈和歌山カレー事件から24年〉林眞須美さんは本当に犯人なのか? ミス、不正、捏造だらけの鑑定結果にメディア人として思うこ

2023-03-15 08:27:12 | マスコミ批判

 

 

 

プロフィール画像

NO!残紙キャンペーンサイト

⇒最初にクリックお願いします

 

読者の皆様へ

3月26日(8月15日)発売を目途に皆様に献金をお願いした『沖縄「集団自決」の大ウソ』(仮題)の編集作業が現在進行中です。資金難により最低限の出版数400冊で調整中ですが、出来れば市場に出回る出版数も800冊~1000冊と一冊でも多い方が目立ちますし、本の体裁もより目立つ体裁にしたいと考えています。

そこで再度皆様の献金ご協力お願いいたします。

★すでに御献金賜った方には、出版本を贈呈したいと思いますので、下記メルアドに贈呈本の送り先、住所氏名をご一報いただければ幸いです。

管理人への連絡⇒ezaki0222@ybb.ne.jp

※申し訳ありません。 諸般の事情により発売日が8月15日(終戦の日)と大幅に遅れる公算が大きくなりました。 しかし、内容には自信を持っていますのでご期待ください。

八月や六日九日十五日」詠み人多数。

米軍の民間人大量虐殺がなければ「沖縄・集団自決」も起きていない。

 

【ひろゆき】林真須美は多分やってない。和歌山毒物混入カレーの黒幕はあの人と判明【切り抜き/論破】

 

途中から冤罪の可能性があると思いました。
保険金詐取をするような人物が、真っ先に自分が疑われるようなことをするはずがない、するなら自宅のヒ素を処分するはずと思ったからです

この事件が無ければ林ますみが起こした詐欺事件は完全犯罪になっていたかもしれないのに、こんな目立つ事件をわざわざ自らやるか?と考えると何のメリットもないんだよね。

和歌山カレー事件から24年〉林眞須美さんは本当に犯人なのか? ミス、不正、捏造だらけの鑑定結果にメディア人として思うこと

配信

集英社オンライン

映像編集者が見た関西の大事件簿③

連日、テレビで流された“悪女”のイメージ

鑑定には不正があった

隠された“無罪”の証拠

冤罪が疑わしい同様の事件




334
コメント334件


集英社オンライン
映像編集者が見た関西の大事件簿③
和歌山カレー事件で逮捕された林眞須美さん(右)と夫の林健治さん

1998年7月、夏祭りで提供されたカレーライスに毒物が混入され、4人が死亡した「和歌山カレー事件」。容疑者として逮捕された林眞須美は無罪を訴えるも、2009年に死刑が確定した。だが、この事件の鑑定結果には不正も指摘されており、「冤罪ではないか」との声も少なくない。当時、映像編集者としてこの事件に携わった宮村浩高氏の悔恨の手記。

【関連書籍】2021年8月に発売された『鑑定不正――カレーヒ素事件』(河合潤・日本評論社)。分析化学の第一人者がカレーヒ素事件の鑑定不正を解明した驚愕の1冊

連日、テレビで流された“悪女”のイメージ
1998年7月25日。和歌山県和歌山市園部地区で行われた夏祭りで、提供されたカレーライスを食べた67人が次々と倒れ、うち4人が死亡するという事件が発生しました。

当初私たちは、単なる食中毒として報道していました。しかし、死者が出てくるなどしていく中で、「これは単なる食中毒ではないぞ」という緊張感に変わっていきました。

その後、被害者の吐瀉物や容器に残っていたカレーを検査したところ、青酸化合物の反応が検出されたことにより、何者かが毒物を混入した無差別殺人事件ということになりました(実際は青酸ではなく亜ヒ酸だったのですが)。

わずか70世帯ほどの新興住宅地の道路を報道関係者が埋め尽くし、上空には何機ものヘリコプターが爆音を上げて旋回している――そんな異様な状態が2か月以上続いていたのでした。

のちにこの地区に住む林夫妻が逮捕されます。逮捕までの2か月あまり、マスコミはこの林夫妻を“疑惑の人物”として追いかけ回していました。

この事件でマスコミは、警察からは何も発表されていないにも関わらず、林夫妻をあたかも犯人かのように報道していたのです。

特に取材陣に向かってホースで水をかける林眞須美さんの姿は連日テレビで流され、いかにも“悪女”の印象をマスコミがばら撒いたのでした(もちろん映像編集者の私もその一員です)。結局、林夫妻は逮捕され、妻の林眞須美被告には死刑という判決が下りました。

日毎に過熱していくマスコミの取材姿勢は、歯止めが利かない状態になっていきます。林さん宅を大勢のカメラマンが取り囲み、四六時中見張っていました。中には脚立を使い、家の中の様子を覗き見するものまで出てきました。

“犯人”と決めつけた人物に対しては、最低限の取材ルールやモラルなど必要ないというような姿勢です。さすがにこれら一連のメディア・スクラムは問題だとして、様々な人たちが批判の声を上げました。

この過熱する取材合戦も大きな問題ですが、ここで私が伝えたいことは、そのことではありません。「林真眞美さんは本当に犯人なのか…」という疑問です。

nob*****2022/12/21(水) 18:22
非表示・報告
この事件では林被告のキャラクターが報道で悪役的であったこと、ヒ素が林家にあったことから無罪を主張していることは知っていたが犯人に間違いないと思っていた。しかし、科学者がヒ素の鑑定が間違いであると証明しているとすれば話は全く違ってくる。自白が警察の非合法の取調べで発生することは広く知られるようになったが、DNA鑑定はじめ科学的な鑑定にも疑問を持って見る必要があることが今回の件で初めて知った。 無実を主張する人の命が掛っている訳だから科学的な正確性を様々な方向から検証する必要があるのではないかと思われます。この種の鑑定は、特に無罪を主張しているような案件は、利害関係を持たない複数の機関が実施することを法律で定めることも必要だと思う。


返信
9


2079

345
träume*****
träume*****2022/12/21(水) 22:35
非表示・報告
林真須美容疑者以外にヒ素を入れる機会のあった人はいないはず、という曖昧な論拠を除けば、証拠と言えるものはスプリング8によるヒ素の同定だけだった。しかし河合教授の検証はこのヒ素の同定が誤りであっただけでなく、意図的な証拠の捏造があったことを論証している。再審とならないことがあり得ない話だろう。
 司法が自らの権威を守ろうとしていること、マスコミが過去の自らの過ちを反省しないことはもちろんだが、被害者やその家族を含めて、ひたすら犯人が捕まったことにして安心したい、事件を忘れたいという気持ちが強いことが背景にあるのだろう。被害者やその家族の心情は同情に値するが、それがために冤罪、まして死刑が生じてはならない。再審がぜひ必要な案件だと思う。


返信
3


1183

160
tfh*****
tfh*****2022/12/22(木) 9:02
非表示・報告
冤罪なんですか?
当時犯人を決めつけて報道していたように思います。無罪を信じている息子さんの特集をテレビで見たことがあります。その頃はお姉さんは林眞須美さんの子供だと隠して生活していると聞いた気がする。
娘さんが亡くなられたのは気の毒です。
犯人かどうか真実はわからないけれど、警察を信じられなかったらどうしたらいいのでしょうか。
普通に生活しているだけなのに、ある日いきなり身に覚えのない証拠をでっち上げられて事件の犯人にされたり、自白を強要されたりが今でも起こったりするのでしょうか。それは怖いです。


返信
6


588

58
zai*****
zai*****2022/12/21(水) 17:39
非表示・報告
警察庁が公表した足利事件の検証結果は「鑑定結果を過大評価し、犯人だろうと誤った認識をした」と結論付けた。1991年の捜査当時、同じ血液型で同じDNA型が出現する頻度は「千人1・2人」。最高検の検証では、当時の足利市内で一致する男性が約100人いる精度だった。

検証の結果、約30年前のDNA鑑定導入時は精度が低かったと結論づけているようですが、24年前のスプリング8の精度が気になりますね。


返信
0


598

84
m_m*****
m_m*****2022/12/21(水) 17:18
非表示・報告
事件からだいぶ経って判ってきたのは無罪だという確たる証拠は無いが有罪だと断定出来る確たる証拠も無いと言うか弱いと言うこと。
正直なところ「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の原則の基に一から裁判をやったら無罪になる可能性は十分にあると思う。
ただ日本の再審請求は間違いなく無罪だという証拠を示さないとほとんどの場合は認められないからな。
この事件も真犯人が名乗り出ない限りは再審にはならないんじゃないかな?


返信
7


579

72
yuko
yuko2022/12/21(水) 21:51
非表示・報告
いまだに誘導尋問のような取り調べはなくならないし、判決がを覆すのが難しい世界なんでしょうけど、この本が正しいとして、ここまで全方位的に捏造していくのは恐ろしい。
ただ、それが「捏造」だと分かるような痕跡が残っているのも不思議で、検察なら完璧に封じ込んでしまうのでは?
いずれにしても、冤罪をそのままにしておくことは逆に犯罪だと思うので、真実を明らかにしてほしい。


返信
0


575

88
koj*****
koj*****2022/12/21(水) 20:52
非表示・報告
スプリング8による鑑定結果をもって、科学の勝利と快哉を叫ばんばかりの報道番組を当時観た記憶がある。もしそれが捏造だったとしたら、同番組に感心し頷いていた自分も共犯者のようなものではなかったかと自戒するばかりだ。

この事件では、状況証拠の積み重ねによって公判を維持し有罪を確定させた先駆的なケースとなったことが重要で、最近では紀州のドンファンと呼ばれた野崎さんが殺害されたとされる事件において、物的証拠が皆無にも関わらず状況証拠のみで妻が起訴されたのが印象的だ。奇しくも同じ和歌山の地というのも、何やら因縁めいている。

宮村さんはじめ、メディアに携わる中で心ある方々にこの事件を追及し続けていただくようお願いしたい。
明日は我が身、なのだから。


返信
1


489

74
hap*****
hap*****2022/12/22(木) 6:23
非表示・報告
事件当時から、
なんでまだ判断できる状況でもないのにこんなに断定しているんだろう?と報道の仕方にものすごい違和感を感じていました。

その後、最終的に決定打がないまま死刑が確定したということにも。
ありえない、と思ったけど報道を受け取る側には何もできない..。

よく調べてくれたな、と思います。
報道の仕方について違和感を感じる報道関係者が現れてくれて。
こういう人がもっと増えて、もっと冷静で
視聴者の動向に踊らされない報道が増えるといいなと思う。

別件になるけど
女性が殺人の容疑者になった事件の場合
報道がヒステリックで偏りがちになるなぁということも度々感じる。明らかに男性の場合とトーンが異なる(と、感じる)。
なんでだろう..。


返信
3


658

150
nob*****
nob*****2022/12/22(木) 10:51
非表示・報告
途中から冤罪の可能性があると思いました。
保険金詐取をするような人物が、真っ先に自分が疑われるようなことをするはずがない、するなら自宅のヒ素を処分するはずと思ったからです。マスメディアは逆に保険金詐取するような人物だから犯人に違いないという先入観で加熱報道を繰り返し、筆者も自責の念で書いているように結果として家族を死に追いやリました。松本サリン事件の際も当時購読していた朝日新聞は付近に住んでいて趣味で化学実験の道具を揃えていた浅野さんが犯人と決めつける報道を当初行っていたことをよく覚えています。幸い彼の場合は専門家が犯行の可能性を否定したのでトーンが変わりましたが。
メディアがもう一度カレー砒素事件の検証を行うこと。報道のあり方についてきちんとした基準を定めるように望みます。捜査関係者からリークされた情報で検察・警察のストーリーに乗って世論を煽ることはすべきでない。


返信
3


409

91
af4*****
af4*****2022/12/21(水) 17:47
非表示・報告
この事件が無ければ林ますみが起こした詐欺事件は完全犯罪になっていたかもしれないのに、こんな目立つ事件をわざわざ自らやるか?と考えると何のメリットもないんだよね。

まあカレー事件が無罪だったとしても林が悪い人間だったことは紛れもない事実として、それが死刑に相当するのかどうか。あとは真犯人が野放しになっているかもしれないことが一番の問題。

⇒最初にクリックお願いします

コメント (1)

石垣市長「デニー知事の訪米にどれだけ効果があるのか非常に疑問。有事を防ぐための対話なら中国行け」

2023-03-15 05:16:03 | 外交・安全保障

 

プロフィール画像

NO!残紙キャンペーンサイト

⇒最初にクリックお願いします

 

読者の皆様へ

3月26日(8月15日)発売を目途に皆様に献金をお願いした『沖縄「集団自決」の大ウソ』(仮題)の編集作業が現在進行中です。資金難により最低限の出版数400冊で調整中ですが、出来れば市場に出回る出版数も800冊~1000冊と一冊でも多い方が目立ちますし、本の体裁もより目立つ体裁にしたいと考えています。

そこで再度皆様の献金ご協力お願いいたします。

★すでに御献金賜った方には、出版本を贈呈したいと思いますので、下記メルアドに贈呈本の送り先、住所氏名をご一報いただければ幸いです。

管理人への連絡⇒ezaki0222@ybb.ne.jp

※申し訳ありません。 諸般の事情により発売日が8月15日(終戦の日)と大幅に遅れる公算が大きくなりました。 しかし、内容には自信を持っていますのでご期待ください。

八月や六日九日十五日」詠み人多数。

米軍の民間人大量虐殺がなければ「沖縄・集団自決」も起きていない。

 

石垣市長「デニー知事の訪米にどれだけ効果があるのか非常に疑問。有事を防ぐための対話なら中国行け」

<iframe id="sas_26322_iframe" src="about:blank" width="728" height="90" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
1: エルビテグラビル(愛媛県) [UA] 2023/03/14(火) 11:13:31.81 ID:N16wett90● BE:135853815-PLT(13000)
sssp://img.5ch.net/premium/1372836.gif
県の〝独自外交〟疑問視 石垣市長「中国に話すのが筋」

 台湾有事の懸念が高まっていることを受け、玉城デニー知事が緊張緩和に向けた県独自の「外交」を検討していることを巡り、中山義隆市長は13日「知事が訪米することに、どれだけ効果があるのか非常に疑問が残る。有事を防ぐため対話が必要ということだが、本来なら中国に行って話をするのが筋だ」と疑問視した。仲間均氏の一般質問に答えた。
 仮に玉城知事が訪中した場合について中山市長は「『尖閣諸島に来るな』ということまでは発言しないと思う。これまでの訪中でも、そういった話をしたとは聞いていない。厳密な外交というのは、県としては成り立たないと思う」と述べ、成果は期待薄との見方を示した。
 仲間氏は、玉城知事が市に対し、尖閣問題に関する提言や提案をしたことがないと確認した上で「まったくもって許せない。このような知事に沖縄を平和にする力はあるのか。自分たちの領土は心配しないで、台湾有事の話を出すのは平和ボケもいいところだ。尖閣がいかに危険な状態にあるか知ってほしい」と批判を展開した。

以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a16b2ccd0ec4766caf24e66ffe7e16e69df72de

ネットの声

51: ファビピラビル(ジパング) [CN] 2023/03/14(火) 12:04:21.67 ID:jxIVMBp10
>>1
その中共への忖度で米国に行ったんですが・・・・・

 

54: ネビラピン(東京都) [ニダ] 2023/03/14(火) 12:06:47.09 ID:8BhDJ4vv0
>>1
中国に話が通じると思ってるあたり頭がお花畑
言葉は通じても話が通じない相手がこの世にはいるんだぞw

 

57: ホスカルネット(茸) [US] 2023/03/14(火) 12:10:16.26 ID:3pT3kBuc0
>>54
石垣市長が「中国に行け」と言ってるのは明らかにデニーに対する嫌味だろ
文字通り受け取るのはアスペ

 

2: イスラトラビル(東京都) [FI] 2023/03/14(火) 11:14:08.80 ID:Zb6cyLPo0
アメリカには遊びに行ったの?

 

6: ポドフィロトキシン(光) [US] 2023/03/14(火) 11:16:07.14 ID:fWHKXkxZ0
尖閣ずっと無視してるもんな

 

7: ファムシクロビル(愛知県) [US] 2023/03/14(火) 11:16:52.80 ID:AsGh3kb90
効果なんかないだろ

税金無駄にしただけ

 

8: イスラトラビル(東京都) [JP] 2023/03/14(火) 11:16:55.07 ID:595u4rDc0
この人がアメリカ行って何になるの?

 

39: ファビピラビル(光) [RU] 2023/03/14(火) 11:43:39.72 ID:m+T4VSSJ0
>>8
本人が楽しい
中国に仕事してますアピール出来る

 

10: エルビテグラビル(新潟県) [US] 2023/03/14(火) 11:17:10.66 ID:XJuk1ezc0
事実陳列罪

 

12: アメナメビル(やわらか銀行) [NL] 2023/03/14(火) 11:18:14.48 ID:lNh6fDxO0
地方行政の長ではあるけど国の経済や安全保障に口出す権限ない人だしな

 

13: テノホビル(茸) [KR] 2023/03/14(火) 11:19:44.80 ID:1ObuQdDn0
アメリカ「日本政府に言えドアホ」

 

14: テラプレビル(大阪府) [US] 2023/03/14(火) 11:19:51.98 ID:1h2Ou3jQ0
めちゃくちゃ正論やね

 

15: ビダラビン(神奈川県) [US] 2023/03/14(火) 11:20:35.11 ID:KjwPsLMI0
正論だがそれはそれで色々されてそうで怖いw

 

18: エルビテグラビル(やわらか銀行) [US] 2023/03/14(火) 11:22:51.99 ID:A2XjP7aN0
まぁパが何時までもアカと対話をしに行かないから、日本は防衛費の増額をしないとならないんだよな
パの罪は重いわ

 

24: アマンタジン(茸) [ニダ] 2023/03/14(火) 11:25:59.32 ID:/+5sWgGD0
>>18
身内ですら対話しないで除名だからな

 

68: ビダラビン(茸) [CN] 2023/03/14(火) 12:40:36.73 ID:Op7ANFUh0
>>18
対話ってのは対等な立場に有って初めて成立するんだよ
主人(アカ)と下僕(パヨ)じゃ成立せんよ
 
 

 

20: エファビレンツ(茸) [PL] 2023/03/14(火) 11:24:04.37 ID:aBcdsm4b0
USA! USA!

 

22: ホスアンプレナビルカルシウム(神奈川県) [US] 2023/03/14(火) 11:25:45.95 ID:5O4TevcN0
中国にわざわざ行かんでもツーツーだろ

 

23: レムデシビル(東京都) [EU] 2023/03/14(火) 11:25:49.58 ID:b33SEcbB0
沖縄本島による八重山差別

 

26: ドルテグラビルナトリウム(東京都) [US] 2023/03/14(火) 11:26:58.67 ID:o8RdQAnp0
八重山は沖縄県から分離して小笠原諸島のように東京都に編入したほうがいい。住民投票やったらいけるんじゃないか。

 

29: ロピナビル(千葉県) [UA] 2023/03/14(火) 11:28:54.55 ID:QbluAF8M0
>>26
最低賃金上がるしな

 

36: エムトリシタビン(兵庫県) [GB] 2023/03/14(火) 11:41:17.83 ID:HuXB6hUm0
>>29
その発想はなかったわ
ということは新島や青ヶ島や小笠原諸島も東京都の最低賃金1072円でバイト募集してるのか
沖縄の最低賃金って853円だから219円も差があることになるぞ

 

50: イドクスウリジン(大阪府) [US] 2023/03/14(火) 12:03:18.08 ID:q/Omekpv0
>>36
そもそもその地には
バイトという概念がなさそう

 

28: エムトリシタビン(茸) [CN] 2023/03/14(火) 11:28:03.67 ID:TiqrQ9cc0
コロナも明けたし観光したかったんやもん

 

31: バルガンシクロビル(茸) [US] 2023/03/14(火) 11:30:35.76 ID:85DimxK+0
こっちから中国行って尖閣に来るなって言うほうが揉めるだろ
歓迎される形で行って1言言うならまだしも
だからアメリカ利用してんだろ

 

32: レムデシビル(東京都) [CN] 2023/03/14(火) 11:30:40.75 ID:xXh/yzCS0
少なくとも八重山は国の直轄地として本島から分けた方が良い

 

35: インターフェロンα(ジパング) [US] 2023/03/14(火) 11:38:15.00 ID:UBzPId1q0
最前線の石垣市は緊迫感が違う
デニーがやってるのはウクライナに千羽鶴送ってる自己マンオナニー日本人と同じ

 

37: ソホスブビル(茸) [KR] 2023/03/14(火) 11:42:25.39 ID:e5GWCiJZ0
ド正論で草

 

40: エトラビリン(兵庫県) [US] 2023/03/14(火) 11:44:11.83 ID:tRGq/f9V0
正論聞くような奴じゃないんで

 

46: ピマリシン(群馬県) [US] 2023/03/14(火) 11:57:50.80 ID:Em5MMEk/0
石垣市は中国の脅威の最前線にいるだけにまともな意見・感覚を持ってるんだな

 

53: アタザナビル(ジパング) [US] 2023/03/14(火) 12:06:24.95 ID:bnOdpMRW0
どこが報道してるのかと思ったら、やっぱり八重山日報か

 

66: メシル酸ネルフィナビル(埼玉県) [RU] 2023/03/14(火) 12:32:00.14 ID:7g+M0cnG0
八重山は要塞化すべきだよね

 

67: エンテカビル(愛知県) [US] 2023/03/14(火) 12:34:28.27 ID:XmQ4kiWb0
沖縄でこんなこと言ったら袋叩きにされそう

 

73: ラルテグラビルカリウム(茸) [CA] 2023/03/14(火) 13:02:14.16 ID:uXvhNrE90
有事を防ぎたいわけじゃないからに決まってんだろ

⇒最初にクリックお願いします

引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1678760011/

 
コメント

執筆者が語る『鉄の暴風』裏話 『ウソの暴風』か?追記あり

2023-03-15 04:23:05 | ★集団自決

 

プロフィール画像

NO!残紙キャンペーンサイト

⇒最初にクリックお願いします

 

読者の皆様へ

3月26日(8月15日)発売を目途に皆様に献金をお願いした『沖縄「集団自決」の大ウソ』(仮題)の編集作業が現在進行中です。資金難により最低限の出版数400冊で調整中ですが、出来れば市場に出回る出版数も800冊~1000冊と一冊でも多い方が目立ちますし、本の体裁もより目立つ体裁にしたいと考えています。

そこで再度皆様の献金ご協力お願いいたします。

★すでに御献金賜った方には、出版本を贈呈したいと思いますので、下記メルアドに贈呈本の送り先、住所氏名をご一報いただければ幸いです。

管理人への連絡⇒ezaki0222@ybb.ne.jp

※申し訳ありません。 諸般の事情により発売日が8月15日(終戦の日)と大幅に遅れる公算が大きくなりました。 しかし、内容には自信を持っていますのでご期待ください。

八月や六日九日十五日」詠み人多数。

米軍の民間人大量虐殺がなければ「沖縄・集団自決」も起きていない。

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

文末に【追記】あり。

集団自決の歪曲報道は『鉄の暴風』に始まると言われる。 『鉄の暴風』が米軍のプロパガンダ本として米軍の厳しい検閲の結果だということを示す比較的最近の記事を紹介した。

それがこれ。↓

<沖縄タイムス 1998年1月6日 朝刊 6面>

<翌日、座安さんと一緒に『鉄の暴風』の出版許可をもらいにライカムへ行ったことを覚えている。

                   ◇

大阪地裁の深見裁判長は、被告側が隊長の自決命令の証拠として提出した『鉄の暴風』に対しては、「戦時下の住民の動き、非戦闘員の動きに重点を置いた戦記として、資料価値を有するものと認めるのが相当である」と評価した。

その瞬間、原告側が提出するいかなる証拠も、『鉄の暴風』という間違った基準で判断されることになる。

それは「戦後民主主義」の呪縛に絡め取られた裁判長が、その象徴とも言える大江健三郎と岩波書店を必死に護った瞬間でもあった。

『鉄の暴風』が米軍の強力な検閲の元に出版されたということは、ジャーナリストの鴨野守氏を始め多くの研究者によって明らかにされている。

原告側に立つ論者が、『鉄の暴風』の生い立ちのいかがわしさや数多くの捏造箇所を指摘しても、被告側としては、裁判長が一定の評価をした以上、なるべくこの問題には触れずに頬被りをするのが得策である。

ところが『鉄の暴風』の集団自決の章の執筆者の遺稿に、誤記の部分を単なるウワサで書いたと告白し、「ウワサだけど当時は仕方なかった」と正直に吐露している部分がある。

詳細については『沖縄戦「集団自決」の謎と真実』(PHP研究所 秦郁彦編)の《『鉄の暴風』と太田良博》(171頁~180頁)を参照されたい。↓

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る

 

関連エントリー⇒星雅彦氏の疑義!『鉄の暴風』と地裁判決へ

『鉄の暴風』の取材背景 梅澤隊長“生死”の誤記 


今回これに加えて、張本人の沖縄タイムスが自社の出版物で、しかも『鉄の暴風』のもう一人の執筆者・牧港篤三氏の談話として米軍の圧力について語っている記述を発見した。

沖縄タイムス発行の『沖縄の証言』(上巻)(沖縄タイムス編 1971年)が、『鉄の暴風』発刊の裏話を7頁にわたって掲載し、「米軍の“重圧”の中で」「三カ月かけて全琉から資料を集める」「書けなかった、ある一面」などの小見出しの下に、

米軍の監視のもとに書かざるを得なかった執筆の内幕を書いている。

1971年といえば沖縄が返還される一年前。

まさかその30数年後に『鉄の暴風』が原因となる裁判沙汰が起きようなどとは夢想もせずに、二人の執筆者は気軽に本音を吐いていたのだろう。

関連部分を一部抜粋する。

原稿は、翁長俊郎(元琉大教授)に翻訳を依頼し、英文の原稿を米軍司令部へ提出した。 当時の軍政長官シーツ少将が、感嘆久しくした、といううわさも伝わった。 にもかかわらず、しばらく反応はなかった。 あとでわかったのだが、米軍司令部で関係者が目をとおしたのち、「オレにもよませろ」と、ほかにも希望者が続出して許可が遅れたのだという。 米側にも公表だったわけである。>『沖縄の証言』(上巻)(303頁)

脱稿後翻訳して米軍に出版の許可を仰いでいることはこの記述で明らか。

「鉄の暴風」(初版)の序文には、米軍のヒューマニズムが賞賛されている。 「この動乱を通し、われわれが、おそらく終生忘れ得ないのは、米軍の高いヒューマニズムであった。 国境と民族を超えた彼らの人類愛によって、生き残りの沖縄人は生命を保護され、あらゆる支援を与えられて、更生第一歩を踏み出すことができた。 このことを特筆しておきたい」。 たしかに、戦場の各所で、多くの住民が米軍に救出され、米軍に暖かいイメージを抱いたとしても不思議ではない。 沖縄住民は日本に見離され、米国の被保護者に転落していたのだから。 
しかし、「鉄の暴風」が米軍のヒューマニズムを強調したのは、そこに出版の許可条件を満たすための配慮もなされていた、という時代的な制約を見落としてはならないだろう。
>(304頁)

太字強調部分は多くの研究者が言及していたが、沖縄タイムス自らがこれを認めた記事は珍しい。

1949年5月、具志川村栄野比で戦後のラジオ放送の第一声を放った琉球放送(AKAR)は、翌年10月1日の午後7時45分から、毎晩きまった時期に「鉄の暴風」-全文433ページを朗読放送した。 朗読担当者は川平朝清アナウンサー。 クラシックの音楽をバックに流して効果を出したという。>(305頁)

「鉄の暴風」のラジオ放送は、1945年(昭20)12月9日からNHKで放送された、ラジオ番組「真相はこうだ」を明らかにい意識していた。

「真相はこうだ」は、NHKの独自番組のように放送されたが、実際は脚本・演出までGHQの民間情報教育局が担当した。

内容は満州事変以来の軍国主義の実態を暴露するドキュメンタリーで、アメリカの都合で故意に歪曲された部分も少なくなかった。

ちなみに沖縄版「真相はこうだ」ともいえる「鉄の暴風」のラジオ朗読をした川平朝清アナウンサーは、ディスク・ジョッキーのジョン・カビラ、元日本マクドナルドマーケティング本部長の川平謙慈、そして俳優の川平慈英という3人の父親である。

苦しかった執筆条件
牧港篤三談(執筆者の一人ー引用者注)

戦記執筆前に日本の戦記出版類をたいてい読み、太田君もトルストイの「戦争と平和」を精読したと言うことでした>(307頁)

「鉄の暴雨風」の問題の箇所「集団自決」を執筆した太田良博氏は、沖縄タイムス入社直前まで米民政府に勤務する文学愛好家であった。 

戦前からのベテラン記者であった牧港篤三氏が執筆の前に準備として目を通したのが日本の戦記物だったのに対し、文学青年の太田氏が精読したのは戦記の類ではなく、トルストイの「戦争と平和」であったという事実は「鉄の暴風」の性格を知る上で興味深いものがある。

米軍占領下の重ぐるしい時代でしたから、米軍関係のことをリアルに書けば、アメリカさんは歓迎すまい、といった、いま考えると、つまらぬ思惑があったのも事実です。 タイムリーな企画ではあったが、書く条件は苦しかった。>(307頁)

「戦後民主主義」の呪縛に取り込まれた深見裁判長が、必死になって大江健三郎と岩波書店を守るための根拠となる『鉄の暴風』に誤った評価を与えても、執筆者の太田良博氏や、牧港篤三氏がその遺稿や談話で「『鉄の暴風』はウワサで書いた」とか「米軍重圧の思惑のもとに書いた」と吐露している以上、『鉄の暴風』に資料的価値を求める深見裁判長の判断は、逆説的意味で正しいという皮肉な結果になる。

つまり、書かれた昭和24年当時の沖縄が、戦記を書くにはウワサで書くのもやむえなかった時代であり、米軍のいやがることは書けなかった時代であったという歴史を知るために、『鉄の暴風』の資料的価値は充分にあるということになる。

 

今でも『鉄の暴風』を沖縄戦記のバイブルと狂信する方々は、二人の執筆者の正直な告白には「三匹の猿」のマネをし続けるのだろうか。

見ザル

聞かザル

言わザル

20090324-4.jpg

日光東照宮の左甚五郎作

 

20090324-1.jpg

見ざる...

20090324-2.jpg

いわざる...

20090324-3.jpg

着飾る...  なんちゃって!(某ブログから頂きました)



【追記】

太田良博記者が『鉄の暴風』を書いたとき、米軍の顔色伺いながら書いたと、吐露する場面が『ある神話の背景』に描かれている。 以下は『沖縄戦「集団自決」の謎と真実』(秦郁彦編)よりの引用です。

曽野綾子は『ある神話の背景』の取材で太田にあったときから、すでに太田の記者としての危うさを察知していた。 曽野は、逆説的に“玄人”という表現を使って、米軍と『鉄の暴風』の関係について、同書の中で次のように述べている。

《太田氏は、この戦記について、まことに玄人らしい分析を試みている。「太田氏によれば、この戦記は当時の空気を反映しているという。 当時の社会事情は、アメリカ軍をヒューマニスティックに扱い、日本軍閥の旧悪をあばくという空気が濃厚であった。 太田氏はそれを私情をまじえずに書き留める側にあった。 「述べて作らず」である。 とすれば、当時のそのような空気を、そっくりその儘、記録することもまた、筆者としての当然の義務の一つであったと思われる。 
「時代が違うと見方が違う」
と太田氏はいう。 最近沖縄県史の編纂所あたりでは、又見方が違うという。 違うのは間違いなのか自然なのか。」(「ある神話の背景」)》

驚いたことに太田氏は『鉄の暴風』を執筆したとき、その当時の米軍の思惑を自著に反映させて「アメリカ軍をヒューマニスティックに扱い、日本軍閥の旧悪をあばく」といった論旨で書いたことを正直に吐露していたのである。
このとき太田は後年曽野と論争することになるとは夢にも思わず、『鉄の暴風」を書いた本音をつい洩らしてしまったのだろう。
(『沖縄戦「集団自決」の謎と真実」(183頁、184頁)

 

⇒最初にクリックお願いします

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る


よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

コメント (7)

続・大江健三郎批判 天皇は拒否で国王には土下座 

2023-03-15 04:15:32 | 政治

 

プロフィール画像

NO!残紙キャンペーンサイト

⇒最初にクリックお願いします

 

読者の皆様へ

3月26日(8月15日)発売を目途に皆様に献金をお願いした『沖縄「集団自決」の大ウソ』(仮題)の編集作業が現在進行中です。資金難により最低限の出版数400冊で調整中ですが、出来れば市場に出回る出版数も800冊~1000冊と一冊でも多い方が目立ちますし、本の体裁もより目立つ体裁にしたいと考えています。

そこで再度皆様の献金ご協力お願いいたします。

★すでに御献金賜った方には、出版本を贈呈したいと思いますので、下記メルアドに贈呈本の送り先、住所氏名をご一報いただければ幸いです。

管理人への連絡⇒ezaki0222@ybb.ne.jp

※申し訳ありません。 諸般の事情により発売日が8月15日(終戦の日)と大幅に遅れる公算が大きくなりました。 しかし、内容には自信を持っていますのでご期待ください。

八月や六日九日十五日」詠み人多数。

米軍の民間人大量虐殺がなければ「沖縄・集団自決」も起きていない。

 

続・大江健三郎批判 天皇は拒否で国王には土下座 

2008-11-15 08:03:01 | 大江健三郎のいかがわしさ

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

元戦隊長側が上告/「集団自決」訴訟【社会】  
太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が「集団自決(強制集団死)」を命じたとする作家大江健三郎さんの「沖縄ノート」などの記述をめぐり、慶良間諸島の当時の戦隊長らが出版差し止めなどを求めた訴訟で、元隊長ら側は十一日、一審に続き訴えを退けた大阪高裁判決を不服として上告した。

 上告について、元隊長ら側弁護団は「控訴審判決は一定評価できるものの、名誉棄損の最高裁判例を変え、人格権を著しく後退させた」と説明した。

 一方、大江さんは弁護士を通じて「この訴訟が、高校教科書から『軍の強制』が削除されるきっかけとなった。最高裁判決が元に戻す力となることを信じる」とのコメントを出した。

                                            ◇

大阪高裁の小田裁判長は、「老い先短い元戦隊長の人権侵害は我慢せよ!」

としてノーベル賞作家と大手出版社の人権蹂躙を看過し、表現の自由を認めた。

被告の一人であるノーベル賞作家大江健三郎が、いかにいかがわしい人物であるか。

以下、評論家渡辺望氏の「大江批判」の続編です。

 

参照:ノーベル賞作家という虚像!大江健三郎


 

 

 '08.10.18 ●渡辺 望氏 「ノーベル賞作家」という虚構 -大江健三郎への再批判- 

(承前)

文学賞というのは、どんな国のどんな文学賞であっても、選考委員会の文学観によって、意外な受賞者や候補者を生む。たとえば純文学に対しての我が国最大の文学賞である芥川賞は、選考委員の作家の文学観の対立が、選考委員会上の激しい議論や選考委員の辞任といったエピソードをさまざまに生んできた。石原慎太郎や田中康夫の受賞をめぐっての選考委員会の荒れぶりは特によく知られている(後者は受賞に至らなかった)。だが、徳岡が伝えるところによるノーベル文学賞委員会の日本文学に対しての状況は、委員どうしの対立を生む以前の状態にあったことを示している。対立もなにも、日本文学への文学観そのものが、選考委員会に存在していないのである。

 このエピソードはノーベル文学賞受賞に近づくために、まず、翻訳された小説が委員たちの身近になければならない、という条件が存在している、ということを意味している。しかしこのことは、日本文学が国際的・普遍的に読まれているのか、ということとはまったく無縁である。アメリカや中国、アフリカで大ベストセラーになっても、スウェーデンあるいは北欧という限られた地域で翻訳されていなければノーベル文学賞としては話にならないからである。

 受賞候補になった後の大江が急にいたるところの国内・海外講演会で、スウェーデンの文化・文学を褒め称える「おべっか」をつかったということは、大江がこのノーベル文学賞というものが、日本の世評に反して、おそるべきダークゾーンを抱えていることに大江が気づき、彼の戦略を実行に移した、ということに他ならない。そして大江は、川端や三島や安部がおこなわなかったような範囲の行為に及ぶ。単にスウェーデンの書店に並ぶだけでなく、スウェーデン人の日本人への無知を逆手にとって、「自分は日本において数少ない、これほどスウェーデン文化の精通者であるのですよ」という巧みな営業行為をおこなう。

 しかもこのノーベル文学賞選考委員会の日本への無知は、21世紀になった現在もまったく変わっていないのである。たとえば現在、日本人作家で毎年のようにノーベル文学賞候補になり、受賞にもっとも近いポジションにいるのは村上春樹である。作品内容的に、村上春樹とノーベル賞の結びつきを意外に思う日本人も多いだろうが、しかし、海外翻訳ということからすれば、村上の小説は日本人作家でもっとも外国語に訳されている小説家なのである。村上自身も外国語で執筆したり翻訳する能力を兼ね備えている作家である。当然、村上の小説はスウェーデン語でも多く読まれている。すなわち、ノーベル文学賞受賞のための重要な第一段階を楽々クリアしているのだ。「翻訳が多い」ということがただちにその作品がインターナショナルであることを意味 するわけではもちろんないはずである。しかし、こんなことだけが、候補作になる重要な理由の一つである。もちろん村上は大江のように営業をしているわけではないのであるが。
 
 それではこの問題多きノーベル文学賞の選考委員会とは、いったいどのような背景をもつ組織なのであろうか?

 漫画や演劇を通じてよく知られている『ベルサイユのばら』の物語の中で、マリー・アントワネットと、ヴェルサイユ宮に出入りするスウェーデンの貴族フェルセン(フェルゼン)との間の不倫のロマンスに胸をときめかした日本人は少なくないであろう。フェルセンは実在の人物で、マリー・アントワネットとの情事も歴史上の実話である。彼はスウェーデン国王グスタフ3世の命令を受けて、フランス革命の妨害工作を託された政治的スパイであり、アントワネットとの情事も、グスタフ3世の意図命令によるものだった。
 
 このグスタフ3世という人物は、このフェルセンの派遣にみられるように、当時、ヨーロッパに高まりつつあった民衆革命の風潮に対して激しく反発し、その殲滅をはかった絶対専制君主の一人である。対外的にも、フランス、オーストリア、ロシアと肩を並べるスウェーデンの強国化を目指し、ロシア・エカチェリーナ2世と、フィンランドその他の領有を巡り、激しい戦争を繰り返した。グスタフ3世はデンマークにも触手を伸ばし領有化を目論んでいる。フランス革命潰しの政治的謀略といい、大国化への志向といい、グスタフ3世という国王は現在のスウェーデンのイメージと異なる方向性を導こうとした人物であったと言えよう。彼はその強引な絶対君主主義・大国化路線に反発する政治勢力の策謀により、46歳で暗殺の憂き目に遭うが、彼こそ、ノーベル文学賞にたいへんゆかりのある人物なのである。

 ノーベル賞という賞はそもそも、スウェーデンの公的機関が複雑に絡み合いながら存在する、スウェーデンという国の対外的な文化勲章という性格を有する賞である。受賞賞金をはじめとする資金面を提供するのは周知のように基本的にノーベル財団であるが(経済学賞だけ別)選考その他、受賞の実権を握っているのは主にスウェーデンの公的機関の幾つかである。ただし、平和賞についての決定権限はスウェーデンの隣国ノルウェー国会が有している。その他の賞については、物理学・化学・経済学賞についてはスウェーデン科学アカデミー、医学・生理学賞についてはカロンリスカ医科大学が決定権限を有している。

 このスウェーデン科学アカデミーとは別個にスウェーデンアカデミーという学士院的機関が存在しているのだが、このスウェーデンアカデミーが文学賞についての全権をもっているのである。スウェーデンアカデミーは18人の終身身分の委員の文化人によって構成されているのであるが、このスウェーデンアカデミーを創設した人物がグスタフ3世である。

 このスウェーデンアカデミーは、グスタフ3世の創設の精神の国語方面からの維持、すなわちスウェーデン語の徹底的な明確化、国民教育化ということをこなすことをそもそもの目的としている。文学についての機関でなく、国語についての機関なのである。スウェーデンアカデミーのこの目的は現代においても継続しており、スウェーデン国内の文学にかかわる出版や宣伝でさえ、スウェーデン語に関係する事業に比べれば二次的な仕事とされている。しかし様々な事情を経由してノーベル賞の設定と同時に、ノーベル文学賞についての権限をあたえられることになった。

 すなわち、スウェーデンアカデミーという組織は、ノーベル文学賞のために設置された組織でもなければ、現実的にノーベル文学賞に携わることを第一義にしている組織でもない。絶対専制君主によって創立された王立組織ということ、スウェーデンの国民国家化をスウェーデンの国語の確立という面から推進維持する組織であるということがその大きな性格なのである。こうしたことを考えれば、スウェーデンアカデミーに、日本文化や日本文学に精通している人間がほとんどいないのは至極当然のことであろう。

 あれほど日本の皇室や日本の対外戦争について喧しい発言を続けてきた大江は、こうしたスウェーデンおよびスウェーデンアカデミーの背景については、批判的発言はただの一言もない。グスタフ3世と昭和天皇を比較して、どちらが「民主主義」的で、どちらが「反民主主義」的かは、誰が考えてもあまりにも明白なことであるというべきであるにもかかわらず、である。

 しかし、そもそも大江という人間はこうした公平な歴史的判断ができる人間ではない。大江の言葉の世界の観念構造は、公平を志向するようにはできていない。私は前回人形町サロンに寄稿した論文で、大江の言葉の世界とは、「選ばれた読者」を絶えず見極め、その「読者」に巧みに媚びることである、と言った。大江にとっては、現実的に存在したグスタフ3世も昭和天皇も二の次の問題なのである。つまり大江は彼にとってはごく自然に、「選ばれた読者」を、スウェーデンアカデミーおよびスウェーデンというものに定め、その「選ばれた読者」との一体化を実践していくという彼の本領を如何なく発揮していくのだ。大江にしてみれば、ノーベル文学賞を巡ってのさまざまな営業は、彼にとって得意中の得意のゲームを演じるといいような認識であったに違いない。

 ここでスウェーデンアカデミーをはじめ、スウェーデンの諸氏にむかっての大江のノーベル賞受賞講演『あいまいな日本の私』の、「戦後民主主義」者としての大江の自覚にあたると思われる箇所を引いてみよう。

1)日本近代の文学において、もっとも自覚的で、かつ誠実だった「戦後文学者」、つまりあの大戦直後の、破
 壊に傷つきつつも、新生への希求を抱いて現れた作家たちの努力は、西欧先進国のみならず、アフリカ、
 ラテン・アメリカとの深い溝を埋め、アジアにおいて日本の軍隊が犯した非人間的な行為を痛苦とともに償
 い、その上での和解を、心貧しくもとめることでした。かれらの記憶されるべき表現の姿勢の最後尾につら
 なることを、私は志願し続けてきたのです。

2)現在、日本という国家が、国連をつうじての軍事的役割で、世界の平和の維持と回復のため積極的でな
 い」という、国際的な批判があります。それはわれわれの耳に、痛みとともに届いています。しかし日本は、
 再出発のための憲法の核心に、不戦の誓いをおく必要があったのです。痛苦とともに、日本人は新生のモ
 ラルの基本として、不戦の原理を選んだのです。それは、良心的徴兵拒否者の寛容において、永い伝統を
 もつ、西欧において、もっともよく理解されうる思想ではないでしょうか?
(続く)
                                           
                   ◆

 

10月25日、言論封殺魔こと佐藤優氏の講演会が行われた同じ会場で、11月30日(日)「沖縄と日本の未来を考える講演会」が行われる。

講師は「集団自決裁判」の原告側弁護団の士松本、徳永両弁護士。

最高裁への上告が済んで愈々「法廷外闘争」の一環だろうが、原告側にとって沖縄は、マスコミはすべて敵のアウェイの土地。

当然マスコミは無視するだろうが成功して欲しい。

⇒最初にクリックお願いします

コメント