狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

米国の怒りを買った野田政権! 県民の反発を恐れ、訓練中止!

2012-11-04 07:12:27 | 県知事選

 

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米兵の婦女暴行事件で狂喜乱舞するように号外を発行するのは世界広しといえども沖縄位のものと思っていたが、とうとう沖縄の発狂新聞は米兵の酔っ払いが暴れただけで号外を出す異常性を示した。

沖縄2紙のあまりの異常性にコメントやメールが殺到しているが・・・。

「米兵強姦事件」で新聞が大発狂している最中に立て続けに起きた米兵事件と言えば、2008年2月に沖縄市の繁華街Mタウンで起きた「米兵女子中学生暴行事件」が脳裏を過る。

沖縄タイムス 2008年02月11日(月) 

[電子号外]
米兵が中学生暴行 沖縄署が容疑で逮捕
仲井真知事「人権を蹂躙」
 本島中部の女子中学生(14)を乗用車内で暴行したとして、沖縄署は十一日午前、在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属の二等軍曹タイロン・ハドナット容疑者(38)=北中城村島袋=を強姦の容疑で逮捕した。ハドナット容疑者は「抱き付いたり押し倒したりしたが、暴行はしていない」と容疑を否認しているという。仲井真弘多知事は同日午前、「女性の人権を蹂躙する事件で決して許すことはできない」と憤り、東門美津子沖縄市長らも事件を非難した。同日午後、上原昭知事公室長、仲村守和県教育長が在沖米国総領事館に抗議した。
>>PDF版(263KB、14時45分)
>>PDF版(2面:243KB)(16時40分)
                      ◇

女子中学生、車で拉致 外国人の男逃走 (琉球新報 2/11 10:54)

 < 沖縄署の調べによると女子生徒は、午後8時半ごろ沖縄市上地のミュージックタウン音市場前で、大型バイクの男に誘われて後部座席に乗り、その後、車に乗り換えたという。女子生徒は友人7、8人と遊びに来て、1人だけ行ったという。>

<午後10時50分ごろ、女子生徒は北谷町北谷の安良波公園付近で車から降ろされていたところを警察に保護された。>

 

この事件もご他聞に漏れず沖縄2紙が連日大発狂したが、今回と同じように外出禁止令が出ている事件直後、米兵による事件が発生した。

その時も発狂新聞は火に油の状況で狂喜乱舞し狂いまくったことが記憶に新しい。

直後の事件とは「米兵比(フィリピン)女性暴行事件」のこと。

各市町村議会の抗議決議や県民大会まで開いた「米兵女子中学生武功事件」が実際は不良米兵と不良女子中学生とのナンパトラブルだったことが判明し、結局容疑者の米兵は不起訴により釈放され、沖縄2紙の誤報だったことが明らかになった。 

直後に起きた「米兵比女性暴行事件」も米兵がフィリピンから出稼ぎに来ていた売春婦と一夜をホテルで過ごし、翌朝米兵が1人だけ先にチェックアウトして基地勤務についていた。

ところが後で起きた比女性が「強姦された」と騒ぎ出し米兵が逮捕されたもの。

当時のブログから引用する。

米兵が女性暴行 米軍が身柄を拘束、逮捕状請求へ 琉球新報一面                   

事件発生当時、地元紙が詳細は不明なま連日扇情的に騒いでいた証拠写真。本日の地元紙朝刊 2008/02/21 08:28

「加害者」と「被害者」の「犯行状況」も詳細不明のままに仰々しく一面トップとは沖縄タイムスも琉球新報もタブロイド紙以下だ。

沖縄タイムス 2008年2月21日(木) 夕刊 1面

沖縄市のホテルで暴行 拘束米兵トリイ所属20代伍長

犯行女性入院中
 在沖米陸軍所属の兵士が今月中旬、フィリピン人女性に暴行した疑いで米軍当局に身柄を拘束された事件で、暴行現場は沖縄市内のビジネスホテルだったことが二十一日、分かった。被害女性は二十代で、ホテルのロビーでぐったりしているところを従業員に見つけられ、病院に救急搬送。現在も入院している。米軍捜査当局はこの事件にかかわったとして、トリイステーション(読谷村)所属の二十代男性伍長の身柄を拘束。県警は米軍当局と連携し、伍長から任意で事情を聴いており、今後、強姦致傷容疑などの可能性も含め、慎重に調べている。容疑が固まれば逮捕状を請求する。
 同ホテルの関係者によると、伍長と女性は今月十七日夜にチェックインした。翌十八日朝のチェックアウト後、女性がロビーのソファで目をつぶったまま一時間ほど横になっており、ホテル側が救急車を要請したという。

 その後、被害女性の関係者が沖縄署に通報。関係者によると、女性は下腹部からの出血などで病院に搬送され、「気分が悪い」などと話していたという。

 県警では、被害女性や複数の関係者から事情を聴くとともに、ホテルの部屋などを現場検証している。(略)

                     ◇

米兵比女性暴行事件。

やはりそうだったのか。

昨日の今夜も、さ~ふ~ふ~の小山さんは本日の地元紙夕刊 で「依然として詳細不明」としているが。

おどろしい見出しとは裏腹に、

被害者はと加害者は二人で(仲良く?)ホテルにチェックインしていたようだ。

この事件も加害者が一方的に暴力的に被害者をホテルへ連れ込んだのではないようだ。

夜、大人の男女が「合意の上」でホテルにチェックインしたら部屋の中で何が起きるかは聞くだけ野暮だろう。

密室の中でどんな「事件」あったかは知るよしもないが、少なくとも女性に怪我をさせているからには米兵が加害者であることは間違いないだろう。

だが、この事件も地元マスコミが二紙揃って朝刊、夕刊とも一面トップを飾るほどの事件なのか。

犬が人を咬んでも記事にはならないが、人が犬を咬めば記事になるという。

地元紙がこんなに大騒ぎするということは、沖縄では米兵の女性に対する暴行事件はそれだけ少ないという証左ではないのか。

>同ホテルの関係者によると、伍長と女性は今月十七日夜にチェックインした。

新報の報道によると、ホテル側は「宿泊手続きの際、2人に特に変わった様子はなかった」(琉球新報)と話しているようだから、米兵が無理やりホテルへ連れ込んだわけではない。比女性暴行米兵、PAC3部隊所属か 犯行後基地に戻る (2/21 16:02)

>翌十八日朝のチェックアウト後、女性がロビーのソファで目をつぶったまま一時間ほど横になっており、ホテル側が救急車を要請したという。

二人が初対面だったのか、既知の間柄だったのかは依然として不明。

当然部屋の中で何らかのトラブルがあったわけだが、それが何だったのか。

それが金銭トラブルだったとしたら被害者女性の立場も微妙になってくる。

 

この事件も「女子中学生暴行事件」に火に油の状況で県民大会まで開かれ「米軍出て行け」の機運は高まったかのように思われた。

だが、両事件とも容疑者の米兵は婦女暴行容疑は最後まで否認し「比女性暴行事件」の米兵も実際に処罰されたのは、外出禁止の命令違反と買春容疑の2件だけであった。

沖縄2紙が号外まで出して2件の「婦女暴行事件」は結局2件とも無罪であった。

2008年に立て続けに起きた米兵による「婦女暴行事件」は結局沖縄2紙の誤報だったが、この件に関して沖縄2紙が「お詫びと訂正」をした事実はない。

今回も号外発行の対象となった「2米兵強姦事件」と「泥酔米兵事件」詳細は不明だが新聞報道だけを見ても不可解な点が多い。

泥酔米兵のことを「外出禁止令を踏みにじって基地外を徘徊し事件を起こした」との新聞の印象操作に乗ってしまったが問題の飲食店に米兵が入店したのは午後8時過ぎであり、その時点では午後11時の門限以内であり、外出禁止令を踏みにじっていたわけではない。

件の米兵、その飲食店で11時ごろまでにビールを5,6本も飲んでいたというが、不可解なのはその後の米兵の行動である。

亜韻文報道によると、11時になって店主が外出禁止令に言及し「帰宅」を促したら突然暴れだしたというが、人間の行動が突然変わるにはそれなりの理由がある。

8時過ぎに飲食店に入り、店内でビールを5.6本も飲んで11時まで過ごしたのなら、問題が起きなかったら多少の門限の遅れがあったとしても無事基地内に「帰宅」していたはずだ。

店主が外出禁止令に言及し帰宅を促したら急に暴れだしたと言うが、店主と米兵との間に交わされた「会話」に何か問題はなかったのか。

そもそも警察でもなければ米軍憲兵でもない店主に「外出禁止令に言及し、帰宅を促す」の権限もない。

楽しく飲んでいる客にとっては、門限違反で罰せられる可能性はあっても「大きな和お世話」と言うことになる。

米兵に言わせれば文字通りの「None of your buisines」ということになる。

日本人だってその店の営業時間内で楽しく飲食しているのに店主から「帰宅」を促されたら不愉快になるだろう。

それに「帰宅」の文言だが、プロ市民が米兵に悪意を込めて言う言葉に「ヤンキー、ゴーホーム」があるが、店主がそれま楽しく飲食していた米兵に、「外出禁止令に言及しゴーホーム」なと店を追い出すようなことを言ったとしたら「突然暴れだした米兵」んも気持ちが理解できないわけでもない。

店を追い出されてから同じビルの3階の鍵の掛かっていない部屋に乱入してからの米兵の乱暴狼藉については新聞報道だけからは今でも理解できない。

さすがに今朝の沖縄タイムスの一面から「泥酔米兵事件」の大見出しは消えたが、何か腑に落ちない、引っかかる事件である。

 

酒酔い米兵、民家に押し入り中学生殴る

 
(沖縄タイムス号外11/2、記事原文はこちら) 



琉球朝日放送ニュース映像(動画)
2012.11.02 外出禁止令中 米空軍兵 酒に酔い少年殴る

 

【追記】

以下は当日記に寄せられた情報です。

【シェア希望】
いま沖縄で起きていること・・・・

米軍関係者の車だとわかると、ゴミを投げつける者が出てきました。
米兵だと判った瞬間、警察に通報する者がでできました。
ハーフというだけで、日本人の子供に前髪を切られる事件が発生しました。
これがいま、反米を煽られている沖縄の現実・・・・

当然ですが、報道されることは一切ありません。
これが守礼の邦と呼ばれ、ゆいまーる(人の輪と助け合い)を標榜する沖縄なんでしょうか。

事件を起こした者を糾弾することは当然のことです。
しかし、それとは関係のない善良な兵士や、その家族、子供たちにまで
憎悪の刃を向けることが、反戦平和に繋がるのですか?
このような行為が、犯罪の根絶に繋がるのですか?
余りにも、心が貧しいと思いませんか・・・・

こんな仕打ちの影で、悲しい思いをしている米軍人の家族がいることを
考えてください。

彼らには、何の罪もありません。
彼らが罪を犯したわけではありません。
米軍人の奥さんや子供たちがいま、どんな思いをして
夜の街を後にしているのか、それを何と子供に説明しているのか
ハーフの子供たちが、学校でどんな目で見られているのか考えたことがありますか
自分のルーツを否定され、自らの血を呪う子供が出てきてもいいというのでしょうか
これが差別でなくて、何といえばいいのですか。

マスコミと反戦平和を訴える連中は、この人たちのことをどう考えているのでしょう?
余りにも残酷すぎると思いませんか。
ほんとうに、あなた方は人間ですか?
あなた方に、妻や子供はいないのですか?
余りにもやるせない、悲しい気持ちでいっぱいです。

反戦平和は免罪符ではありません。
平和を叫べば、何をしてもいいというと考えている連中こそ
真の差別者なのです。

 【追記】2

暴行事件で勢いを得たハンタイ派は、とうとうYナンバーへの張り紙を始めました。
朝起きたら、貼り付けられていたそうです。
剥がしたのがコレ。
ここだけでの公開です。
反戦平和は免罪符なんでしょうか・・・
暴行事件で勢いを得たハンタイ派は、とうとうYナンバーへの張り紙を始めました。  朝起きたら、貼り付けられていたそうです。  剥がしたのがコレ。  ここだけでの公開です。  反戦平和は免罪符なんでしょうか・・・

 

【おまけ】


フジテレビ系(FNN) 11月1日(木)12時27分配信
離島防衛訓練中止 米・キャンベル国務次官補が強い不快感示す


米・キャンベル国務次官補

 沖縄県の無人島で計画されていた自衛隊とアメリカ軍による離島防衛訓練が、日本の要請で中止されたことについて、先週来日したアメリカのキャンベル国務次官補が外務省幹部に、「理解しかねる」と強い不快感を示していたことがわかった。

 日米両政府は11月、共同演習の一環として、初めて沖縄県の無人島で離島防衛訓練を行う計画だったが、縄県内の反発に加え、アメリカ軍兵士による女性暴行事件が起きたことなどを理由に、日本側の要請により、中止が決まった。

 キャンベル次官補は、先週、外務省幹部との会談の中で、「日本が決めたなら、戻せとは言わないが、なぜ中止しないといけないのか理解しかねる」と強い不快感を示した。

 外務省側は、中止の理由を「高度な政治判断」と説明し、尖閣諸島をめぐり、対立が激化している中国への配慮を示唆したということで、アメリカ外交筋は「中国をけん制するための訓練なのに、本末転倒だ」と疑問を投げかけている。

              ☆

米兵の婦女暴行事件が起きたり泥酔米兵事件が起きるたびごとに国の安全を守るため演習が中止されるのでは、キャンベル次官補怒るのも当然であり、喜ぶのは中国側。

中国側にとってはハニートラップで若い米兵を誑かせば、自動的に発狂新聞が騒ぎ立て、県民の反発を恐れる政府が訓練を中止する。

こんなばかげたことで国の防衛などが出来るはずはない。(怒)

本件について前にに当日記でも触れたが、関連して秀逸なブログを紹介する。

 
演習中止でアメリカを怒らせ、中国を喜ばせる日本


2012年11月01日 20:49

 本当は、昨日の記事(「中国で一番有名な日本人」加藤嘉一氏の経歴詐称疑惑について)の続きでも書こうかと思っていたのですが、『FNN』の「離島防衛訓練中止 米・キャンベル国務次官補が強い不快感示す」という記事を見てかなり思うところがあったので、これについて少し。

中国側の反応
 実はこの演習については、かなり中国は注視しており、中止(延期)が決まった段階で大々的に報道しておりました(『新華網』「日本正式决定中止日美联合夺岛演习」)。

 日本の自衛隊と在日米軍は11月上旬に大規模な共同軍事演習を開催することを決めていた。日本側は、演習は南西の島々の防衛態勢を強化することを目的にしており、その中で重要なことの1つは、島が占領された場合に奪回するための上陸訓練だった。

 報道によると、日米両政府内に、今回の演習を延期すれば、外部に日米同盟が動揺していることを表すという意見があり、予定どおりに行うことを求めていた。しかし、結局日本政府はこの計画を延期することを決定した。

 分析によると、ここ数日、中国の公船が頻繁に釣魚島の周辺海域を巡航し、主権を公示している。日本政府は、もし日米が共同で島奪還の演習を行えば、日中関係がより一層悪化することを心配した。

個人的感想
 これについては、KINBRICKS NOWさんは「誤報的記事」と評しておりました。確かに今回、中止となったのは、アメリカ軍人による女性暴行事件やオスプレイの配備などの影響はあったことは否定できません。

 しかし、私は重視するのは、中国側が今回の事件をどう受け止めるかで、日本に対して強気に出れば、日本は折れるという印象を与えてしまったことが大きなマイナスであったと思っております。

 実際これまで何度か紹介しております通り、今回の尖閣諸島の問題を巡っては中国国内では、日本に対しては強気に出るべきとの意見があり(アメリカに対しては下手にでる反面、日本に対しては強気にでる中国)、こうした演習の中止が中国国内で外交的成果と受け止められることを私は恐れます。

その上、『FNN』が報道している様に、アメリカまで怒らせたのでは、日本の外交は一体何を目指しているのだという話です。

 「日中関係のより一層の悪化」と言っても、ここまで来た以上、これ以上悪くなる要素は逆に少ないわけで、最後まで腹をくくってもらえればと思っていたのですが、正直あまりの外交センスのなさに呆れ返りました。

 外交とは駆け引きであり(丹羽大使に対する中国側の見方)、相手の嫌がることをして初めて、それが取引材料に使えるわけで、それを初めから放棄してしまって話し合いという姿勢は私は国際社会では通用しないと考えております。

 そういう意味で、韓国の竹島問題についても、国際司法裁判所への提訴を見送りの可能性を示唆したことは全く理解できません。仮に提訴しないとしても、最後の最後まで提訴する姿勢を見せつつ、韓国側から妥協を勝ち取る、そうした姿勢が必要なのではないかと思った次第です。



離島奪還訓練中止で米国のブーイングを受けた野田政権 
12/11/02

 2週間ほど前、違和感を覚えるニュースに接した。それは、11月上旬から沖縄県の無人島で行われる予定だった日米共同統合演習(離島奪還訓練)が突然中止になったことだ。しかも、その理由は沖縄の反発にあるとされていた。
 
  確かに「米兵による女性暴行事件」が起き、沖縄県民は米軍に対する反発を強めていた。しかし訓練場所は、沖縄本島から遠く離れた無人島である。しかも通常は、米軍が射爆撃場として使用している。加えて、この訓練は、米軍単独ではなく日米共同のものである。

 言い方は多少失礼かもしれないが、沖縄が反発していると言っても高が知れている、と思うのは私だけではあるまい。この訓練に、尖閣諸島をめぐり高圧的姿勢を強めている中国を牽制する狙いがあるのは明らかだった。また、そこには、おそらく東アジアにおける米軍のプレゼンスを誇示する狙いも込められていたはずだ。 すなわち、今もっとも求められている訓練、と言っても過言ではない。

 にもかかわらず、沖縄の反発で中止? それはないだろ? というのが私の率直な気持ちだった。

 ところが、ここに来て、その真相が明らかになった。

 もともと日本政府内では、外務省に奪還訓練の実施に否定的な意見があった。対中配慮からである。が、訓練は米国側の意向もあるので、しぶしぶ受け入れていた。

 そこに都合よく「米兵による女性暴行事件」が起きたので、対沖縄配慮ということで訓練の中止を決めた。
これが真相だろう。

 FNNは、アメリカ外交筋は「中国をけん制するための訓練なのに、本末転倒だ」と疑問を投げかけている―と報じているが当たり前だろう。

 本末転倒もいいところで、一言で言えば「腰抜け」である。しかも、中国に対する遠慮なのに、あたかも沖縄に対する配慮のごとく見せかける。腰抜けの上にウソつき、もう野田政権はサイテーである。

 それにしても政府は、なぜここまで弱腰なのか?

 それは民主党の政権という側面もあるが、最大の癌は外務省である。

 外務省に巣食うチャイナスクールの面々は、「自覚なき売国奴」と断言してもよい。

 政治主導、脱官僚を言うのであれば、外務省の売国奴どもを封じ込めるのが先決だろう。

 腰抜け野田政権と売国外務省を糾弾する!

   ★

■御知らせ■

天皇皇后両陛下が今月我が県へお越しになりますが、波上宮が中心となってお迎えする準備をしております。
 
民間の奉迎活動組織「天皇陛下奉迎沖縄県実行委員会」が9月2日に発足しました。

「天皇陛下奉迎パレード」については仲井真知事を名誉顧問に、稲嶺元知事が特別顧問、嶺井元副知事を会長に、その他 県下の市長(那覇市長以外全員)町長・村長や議員、興南高校連覇の立役者・我喜屋監督のような有名人や金秀グループのような大企業の代表も名を連ね、実行委員数は180人を超えています。

天皇陛下奉迎
提灯大パレード

 
■日時 11月18日(日)17時30分(受付開始16時30分)

■場所 国際通り・緑ヶ丘公園(かつてのデパート山形屋の裏手)

天皇皇后両陛下 8年ぶりの沖縄行幸啓を報じるNHK記事
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121017/k10015809961000.html

天皇皇后両陛下が、11月わが県へ行幸されることを、皆さん既にご存知かと思います。
両陛下がご宿泊になる那覇市内で、かつてない規模の提灯パレードを開催する予定です。
http://hougeiokinawaken1118.ti-da.net/

先着5000名様には提灯を無料贈呈します。

集合場所の緑ヶ丘公園は、ゆいレール「県庁前」「美栄橋」「牧志」すべての駅から徒歩10分以内です。駐車場が少ないのでできるだけ公共交通機関をご利用下さいませ。

場所が分からなくても国際通りに誘導係がでますので、国際通りを目印にお越し下さい。

オジィもオバァもちびっ子も、だれでも予約無しで参加できます!みんなで国際通りを歩いて絆を深めましょう!
獅子舞や太鼓集団、さらに那覇まつりの旗頭(はたがしら)も出演します。
両陛下に御覧いただけるように宮内庁とも折衝を重ねています。みんなで両陛下にお喜びいただけるようなパレードを作りましょう

糸満市では本土からやってきた左翼活動家による反天皇デモが行われるようです。どうぜ数は大きくならないでしょうが、タイムス・新報はこちらを報じて、また沖縄県への誤解が広がるかもしれません。
沖縄県民の良識を示し、沖縄県は日本であることを示すためにも、みんなで数千人規模でのパレードを作り上げましょう。

 

奉迎活動の最新情報は下記ブログをご参照ください。

<天皇陛下奉迎沖縄県実行委員会 ご報告ブログ>
http://hougeiokinawaken1118.ti-da.net/e4033796.html

 

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号外発行!酔っ払い米兵で

2012-11-03 07:57:18 | 県知事選

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発狂新聞が泣いて喜ぶ事件が勃発した。

夜間外出禁止令を破って外出し米兵が泥酔し大暴れしたという。

それにしても不可解な事件だが、酔っ払い暴れたからと言って号外を出すほど発狂する新聞は、世界広しといえど、沖縄2紙ぐらいのもだろう。

問題の米兵は、1日の午後8時ごろ外出禁止令を破って基地外のアパートの一階にある居酒屋を1人で訪れた。

そこで瓶ビールを5本ほど飲んだ。 11時ごろ店主が夜間外出禁止令に触れ、帰るように言ったら、コップや空き瓶を投げつけたり蹴ったりした。 米兵は午前0時ごろ店を出た後、居酒屋のあるアパートの3階の鍵の掛かっていない一室に侵入、今のソファーに寝ていた男子中学生を平手で殴って、3階から飛び降り、骨折し海軍病院に収容されたという。 

男子中生の部屋での米兵の乱暴狼藉ぶりは、沖縄タイムスによると「酒に酔った米兵はテーブルやソファの上を飛び跳ね、テレビの液晶画面を膝蹴りで破損、本棚もなぎ倒した。」とのこと。

夜中に米兵が突然乱入し大暴れしたら大人でなくとも驚くだろうが、この中学生意外と冷静だったようで、恐怖を覚えたが、冷静に事態が収まるのを待ったという。

理解できないのは酔っ払い米兵の行動で、その後アパート3階の窓から身を乗り出し、格子ごと1回へ転落し肋骨を折る重症を負ったという。

今朝の沖縄タイムスは、「基地がある限り、米兵の事件は後を絶たない」などの論調で紙面を飾っている。

本音である「日米安保破棄」を、露骨に表わし始めたが、その一方14日連続で尖閣侵略を窺う中国監視船の動きには全く無関心である。

【尖閣国有化】
中国海洋監視船4隻が相次いで領海侵入
2012.11.2 13:40
 沖縄県・尖閣諸島の領海外側にある接続水域で2日午前、中国の海洋監視船4隻が航行しているのを、海上保安庁の巡視船が確認した。その後4隻は領海に相次いで侵入した。尖閣周辺での中国船の航行は、10月20日から14日連続。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、4隻は「海監15」「海監26」「海監27」「海監50」。巡視船が日本の領海に入らないよう警告すると、うち1隻から無線で「中国の海域において正当な巡航を実施中だ」と中国語で返答があった。その後、午前11時半ごろから相次いで領海に入った。

 4隻は10月30日に魚釣島周辺の領海に侵入している。

                           ☆


沖縄県は尖閣問題では一番の当事者であるはずだが、沖縄を代表する2大新聞が尖閣を含む中国の東シナ海進出に無関心であるので、はるか南の南シナ海での中国の狼藉行為に関心を示すはずもない。


ところが南シナ海は日本にとって死活的問題を含む海である。
 
日本の貿易の7割が南シナ海を通るため、南シナ海の航行の自由が日本の国益であることは言うまでもない。
 
そう、南シナ海はエネルギー問題の死活を決める石油のシーレーンでもあるのだ。
 
だが、何より重要なことは中国が戦略ミサイル原子力潜水艦を、南シナ海に配備し対米核抑止力を高めようとしていることである。
 
日本の核武装を主張する論もあるが、何よりも日本にとって有効な核武装は、核ミサイル搭載の潜水艦の保有だと言われている。
 
潜水艦自体の性能からいえば日本の潜水艦は中国の潜水艦に対してその戦闘能力において圧倒的に優位にある。
 
そこで中国は比較劣位の自国潜水艦に核ミサイルを搭載し日本に圧力を加えようとしている。

中国は弾道ミサイルを発射可能な原潜を5隻程度導入しているとみられ、南シナ海に浮かぶ海南島に潜水艦用の海底基地も完成させたようである。
 
同時に、推定射程距離8000キロのJL-2ミサイルも開発中である。
 
「晋」級原潜がJL-2を搭載すれば、南シナ海からグアムやハワイを核攻撃できるようになる。
 
南シナ海から太平洋に出れば、ロサンゼルスやサンフランシスコを狙うことも可能となる。中国の原潜がアメリカ本土に核攻撃できるようになれば、米国の核の傘の信頼が揺らぎ、日本の安全保障に深刻な影響をもたらす。

中国が南シナ海や尖閣近海の占有をもくろむのは領土や資源の獲得だけではない。
 
中国の海洋進出は核戦略と密接に関わっている。
 
日本政府のこれまでの立場は、中国を刺激しないというのが第一で、領有権問題には深入りせず、「話し合いによる平和的解決」などと、中国の平和的話し合いを期待する消極的なものだった。
 
だが、中国が南シナ海、東シナ海に覇権を打ち立てるのは西太平洋の支配を狙う「確信的利益」である。
 
「平和的話し合い」で引っ込むはずはないのはフィリピン、ベトナムなど同じ領海土問題を抱える南シナ海の国々への対応を見れば自明である。
 
国の安全保障問題を県知事に一々相談するような愚挙を今後も続けるなら、悪しき慣例となってしまう。
 
一番の当事者の沖縄で、酔っ払いが暴れたことで号外を出し「米軍出て行け」の運動が起きつつある沖縄。
 
これらの反米運動は、尖閣どころか沖縄を丸ごと併呑する中国の野望にエールを送ることになる。

11月には、各国の首脳がカンボジアに集まりアジアの安全保障問題を議論する。
 
解散で揺れる民主党政権ではもはや、アジアの安全保障問題に対処することは出来ない。
 
そこが中国のねらい目でもある。
 
 
 
【おまけ】
 

 中国にエールを送るような酔っ払いの号外!

2012年11月02日

在沖米空軍 嘉手納所属「米兵、少年に暴行 読谷で住居侵入」

何よりも、殺されなくて良かった。
「逃げたらやられる」
と、感じる恐怖はどれほどのものか…。

中学生のこの恐怖への対処は、逆に子どもたちが「米兵に殺される、レイプされる」危険を痛いほど感じて、日常を過ごしていることを示していてる。日本が67年間押しつけてきたのは、こんな現実だ。

米兵、少年に暴行 読谷で住居侵入 暴れる 沖縄タイムス号外2011.11.02
沖縄 米兵を住居侵入や傷害で捜査 NHK
沖縄知事“事実ならかなわない” NHK
沖縄:米兵が民家侵入し傷害…外出禁止令破る 県警捜査 毎日新聞
 
 
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中国の脅威!金と力で野望達成!

2012-11-02 07:18:02 | 県知事選

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【ベトナム】南シナ海で「親中」修正を。米、ASEAN議長に要請


東南アジア諸国連合(ASEAN)の一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海問題をめぐり、米政府高官がASEAN議長国カンボジアの外相に対し、中国寄りの態度を改めるよう直接促していたことが分かった。外交筋が30日、明らかにした。

11月20日に日米中ロなどの首脳も参加しカンボジアで開かれる東アジアサミットでは、海洋安全保障が主要議題。尖閣諸島をめぐる日中の対立などもにらみながら、米国はこれ以上、中国を利する議長采配をしないよう、くぎを刺した形だ。

だがカンボジア側は「ASEANは領有権問題を裁く法廷ではない」などと従来の主張を繰り返しただけだったという。

外交筋によると、米国のユン国務副次官補は9月、プノンペンを訪れ、カンボジアのホー・ナムホン副首相兼外相と会談。親中派のカンボジアが対中強硬派の フィリピン、ベトナムと激しく対立しASEANに深刻な亀裂をもたらした7月のASEAN関連会議のような事態を再発させないよう求めた。

7月の会議で中国はASEANの足並みの乱れに乗じて、法的拘束力を持つ南シナ海の行動規範づくりの公式協議開始で正式合意に応じなかった経緯がある。

ユン氏はまた、日中や日韓の対立で地域情勢が複雑化していると指摘した上で、南シナ海に関しては行動規範の論議が前進するよう努力を要請。「中国寄り」といった国際社会のカンボジア観を念頭に置いて東アジアサミットでは立ち振る舞うよう求めた。

カンボジアは中国から巨額の援助攻勢を受けている。カンボジアの議長采配をめぐっては日本も玄葉光一郎外相が書簡で抗議し改めるよう求めたが、同国は拒否した。(共同)

                ☆
 

尖閣近海では中国の狼藉行為が連日繰り返されていると言うのに、沖縄2大紙は「米軍基地出て行け」など米軍憎悪の記事で埋まっている。
 
 
中国に対する批判派一切なく、時々「話し合いによる平和的解決」んどの寝言を呪文のように繰り返すアリバイ記事を書くのが関の山である。
 
中国の離島侵略の手口は南シナ海での中国の侵略行為を見れば一目瞭然と何度も書いてきた。
 
中国は南シナ海の8割に及ぶ海域を一方的に自国領域と宣言しており、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイと対立してきた。
 
これら東南アジアの国々は一国でヤクザ国家に対抗するのを避け、米国の支援を後ろ盾にしASEAN諸国で団結し集団で中国に対抗しようと試みた。 軍事的弱小国の知恵である
 
ASEANと中国は、2002年に南シナ海問題の平和的解決と未占有の島への新たな建築物や居住の構築を自制するとした「南シナ海行動宣言」に合意した。
 
ところが中国はこの行動宣言を拘束力のある「行動規範」に格上げすることを拒んだ。
 
目的の前には手段を選ばない中国は、近年南シナ海を、台湾やチベットと同じ「核心的利益」と位置づけ、他国の漁船や資源探査船への威嚇や妨害行為を繰り返すなど、強硬姿勢を強めてきた。 そして今度は東シナ海の尖閣領有を「核心的利益」と宣言したのは記憶に新しい。
 
ASEANという集団で中国に対抗するベトナム、フィリピン等紛争国に対し、中国はASEAN議長国であるカンボジアに狙いを定めてきた。
 
3月末、胡錦濤国家主席が、国家主席として12年ぶりにカンボジアを訪問し、今後5年で両国の貿易額を50億ドルに倍増させると発表した。
 
カンボジアとって中国は最大の投資国である。
 
胡国家主席はフン・セン首相に対し、中国の核心的利益に対するカンボジアの支持を歓迎するとともに、南シナ海問題をめぐる外部からの干渉には反対すると伝えた。
 

5月末には、中国の梁光烈国務委員兼国防部長(国防相)がプノンペンを訪れ、議長国カンボジアの招きでASEAN国防大臣会合にメンバーでないにもかかわらず出席して相互信頼と協力を力説した。
 
同時に、梁国防部長はカンボジアに対して軍事学校・病院の建設費として1億2000万元を供与すると発表した。また、中国はカンボジアに対して4億2000万ドルの融資も発表した。融資は、ダム建設、国道の改良・改修等に使用されるという。
 
ASEAN加盟国には軍事力をチラつかせ議長国のカンボジアには経済力で圧力をかけるという得意技だ
 
6月初旬、シンガポールで各国の国防大臣が集まるアジア安全保障会議(シャングリラ会議)が開かれた。
 
アメリカのパネッタ国防長官が海軍の艦船の6割を太平洋に配備することを宣言して「アジア重視」を強調する一方、中国の梁国防部長が出席を見送ったため中国の存在感はなかった。
 
メディアはアメリカが中国を牽制することに成功したと伝えたが、その間に中国はカンボジアをうまく取り込んでいたのである。
 
議長国を金で取り込む一方、中国はフィリピンとベトナムには強硬姿勢を続行した。
 
4月にはフィリピン沖のスカボロ礁で不法操業をした中国漁船をフィリピン当局が取り締まったため、中国が艦船を派遣してフィリピンの艦船と2カ月以上にらみ合う事態となった。
 
この間、中国はフィリピンに対し経済的な圧力をかけた。
 
また、6月にベトナムが南沙、西沙諸島を領土とする海洋法を制定すると、中国はベトナムが主張する排他的経済水域内で天然ガス・石油鉱区の探査を国際入札にかけると発表し、南沙、西沙、中沙の3諸島を海南省の「三沙市」に格上げした。
 
中国は南シナ海の「核心的利益」が口先だけではないことを行動で示した。
 
中国の「核心的利益」;
「台湾・チベット」⇒「フィリピン・ベトナム等の南シナ海」⇒「尖閣等の東シナ海」
 
東シナ海における「核心的利益」を確保するためには、沖縄の反米感情が最高潮に達し「全基地閉鎖運動」が勃発したときである。
 

中国 南シナ海強硬策に潜む権力闘争

 

【おまけ】

発狂2紙が「オスプレイ阻止」「米軍基地撤去」運動で現を抜かしている間、自衛隊は粛々と、中国の狼藉に備えて訓練中である。

 

■八重山日報

陸上自衛隊 5日から通信訓練 石垣で約30人宿泊

 大規模災害や他国の武力攻撃などの事態に備え、陸上自衛隊は5日から16日まで、通信機器が正常に作動するかどうかを確認する通信訓練を石垣市で実施する。陸自などによると、石垣市で通信訓練が実施されるのは2010年2月以来。陸自によると、日米共同統合演習の一環。
 陸自から市に入った連絡によると、石垣入りするのは西部方面部隊第8師団第8通信大隊で、隊員は最大35人、車両17両程度。2日から20日までサッカーパークあかんまのフットサルアリーナに宿泊する。
 サッカーパークあかんまは、昨年9月の防災訓練時も、自衛隊が宿泊施設として利用したことがある。フットサルアリーナは隊員の宿泊期間中、一般市民から5件の利用予約が入っているが、市によると、一般市民の利用時には施設を退去し、利用に支障がないよう配慮する。
 自衛隊の施設利用に対し、市議会野党や市民団体からは反発の声が上がっている。31日には市民団体が市役所を訪れ、鳩間修総務部長から事情を聞いた。
 中山義隆市長は取材に対し「九州全域で実施される通信訓練で、特に問題はない。利用期間が長めなので利用者には迷惑を掛けるが、市民の安心安全のためなので、ご理解とご協力をお願いしたい」と話した。
 八重山防衛協会の三木巌会長は「自衛隊でも消防隊員でも、組織は常に訓練をしなくてはならず、怠ったらアウトだ。災害に備えるだけでなく、アジアの情勢もある。市民は協力するのが普通だと思う」と呼び掛けた。

 

 

自衛隊、尖閣に最強エリート部隊投入を視野に「1人で歩兵200人分の戦闘力」

2012.10.31

 


米グアム島で今年9月に行われた離島防衛の上陸演習には陸上自衛隊と米海兵隊の隊員が参加(大西史朗撮影)【拡大】

 沖縄県・尖閣諸島をめぐって中国との軍事衝突の危険性が高まっている。陸上自衛隊の精鋭を集めた「西部方面普通科連隊」が米軍との合同訓練に参加するなど尖閣での有事に向けた準備を進めているが、仮に戦局がもつれた場合は、陸自・海自の特殊部隊が第2、第3の矢として立ち向かう。その能力は群を抜き「1人で歩兵200人分の戦闘力を持つ」(防衛省関係者)という。ベールに包まれるエリート集団の実力とは-。

 「赤い船団」がわがもの顔で日本の領海を荒らしている。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、尖閣周辺の接続水域で31日午前、中国の監視船5隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺での監視船の航行は20日以来、12日連続。領海侵犯も9月11日以来、10月30日で8回を数える。絶え間ない挑発に「国境の海」の緊張は解けない。

 「監視船は『海監』と『漁政』で、なかでも『海監』は、日本の資源エネルギー庁に当たる国土資源部国家海洋局の船舶だ。こうした公船に中国軍の兵士が混ざっている可能性があり、海軍の艦船も周辺海域に近づく動きを度々みせている。中国側が尖閣への上陸を強行し、そのまま戦闘状態に突入する危険性は依然高い」(防衛省関係者)

 中国軍が尖閣を不法占拠した場合、本紙で既報(17日)の通り、島嶼(しょ)防衛・奪還を主任務とする陸自の「西部方面普通科連隊(西普連)」(長崎県佐世保市)が第一陣として送り込まれる目算が高い。

 「24時間、遅くとも3~4日以内には尖閣を奪還できる」(防衛筋)との見立てが大勢を占めるが、状況によっては長期化することもあり得る。

 そうした不測の事態を踏まえ、自衛隊では特殊部隊の投入を視野に入れる。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏が説明する。

 「自衛隊が抱える特殊部隊は2つあり、1つは陸自の『特殊作戦群』で、もう1つは海自の『特別警備隊』。米陸軍のグリーンベレーや海軍のシールズをモデルに創設された精鋭中の精鋭で、普通の歩兵部隊の数十倍の戦闘力を備える。第1陣が作戦に失敗した場合、彼らが投入されることになる」

 前者の「特殊作戦群」は2004年3月に編成された日本初の特殊部隊で、パラシュート部隊の第1空挺団が拠点にする習志野駐屯地(千葉県船橋市)に本部を置く。約300人の隊員のうち、200人が戦闘要員で、15万4000人(防衛白書・平成24年版)を擁する陸自のトップに君臨するエリートたちだ。

 「遊撃活動のエキスパートであるレンジャー資格を持つ隊員の中から、合格率10%以下という超難関の選抜試験を経て選ばれる。略して『特戦』、あるいはスペシャルの頭文字を取って『S』とも呼ばれる。選抜後は、米陸軍特殊部隊の『グリーンベレー』を育成する特殊学校に留学したり、なかには民間軍事会社でフランス外国人部隊の元隊員ら戦闘のプロから軍事教練を受ける者もいる」(陸自関係者)

 対ゲリラ戦が主任務の「特戦」は、「1人で歩兵200人分の戦闘力がある」といわれるが、その正体はトップシークレット。装備や戦闘員のプロフィルも公式には明かされていない。

 ベールに包まれる部隊は尖閣の戦場でどのような作戦を展開するのか。

 世良氏は「夜間に暗視スコープを装備し、固定翼機で3000~5000メートルの高高度からパラシュートで島に急降下。サイレンサー付きのライフル銃で敵を狙い打ちする」とみる。

 敵が戦闘拠点を築いていても対処は可能で、「閃光と轟音で相手の目と耳をふさぐスタングレネード(閃光発音筒)を発射。相手がひるんだ瞬間に突入し、相手を制圧してしまう」(世良氏)という。

 海自が抱える特殊部隊も強力だ。江田島基地(広島県江田島市)に所属する「特別警備隊」(特警隊)は、海上戦のエキスパートで約70人の隊員で構成される。

 世良氏は「1999年3月に能登半島沖で発生した不審船による領海侵犯事件がきっかけで組織された。モデルになったのは、オサマ・ビン・ラディンの暗殺作戦も行った特殊部隊のシールズ。船舶に乗り移って武装テロリストや敵軍を制圧したり、海上から上陸してゲリラ戦を展開したりする」と解説する。

 防衛筋によると、尖閣奪還の任務を命じられれば、時速約60キロで航行する特別機動船で島の沿岸に接近。「気づかれないように潜水して、島に陣取る中国軍を急襲する」のが想定されるシナリオという。

 横暴中国が牙をむき出しにし、自衛隊の“最終兵器”が動き出すときが来るのか。尖閣を脅かす挑発行為が続いているいま、絵空事だと笑ってはいられない。

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