未承認国家、ナゴルノ・カラバフ共和国消滅…。
この国、アゼルバイジャン領内にあるアルメニアの飛び地のような国で、ソ連崩壊時のアゼルバイジャン領内で、どさくさに紛れて無理くり作られたアルメニア人主体の国だ。もちろんアルメニア以外どこからも承認されていないと思われる。もしかするとロシアは承認してるかも?アゼルバイジャンを支援するトルコに対して、アルメニアの後ろ立てはロシアでロシア軍が駐留していた。けれどウクライナとの戦争で、それどころでないところの隙を付いて、この度アゼルバイジャンが攻め込み、あっという間に陥落。ということで30年近く続いたこの国も、来年早々めでたく消滅という結果になった。
もちろん行ったことはないし、行ったことある人に話を聞いたこともなかったと思う。
知る限りだと、行き方はアルメニアからしか行けない。首都のエレバンからバスでおよそ7時間。一見、地図で見るとアゼルバイジャンの中にある飛び地のようにも見えるけれど、細い回廊でアルメニアと結ばれていて、この道でしか行けない。ビザはアルメニアの首都のエレバンのナゴルノ・カラバフ共和国の領事館で発給してもらうか、ナゴルノ・カラバフに着いてから24時間以内に、首都のステパナケルトの内務省内で発給すれば良いんだとか。つまりノービザで入国できるようだ。当然ながらアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフを認めておらず、ナゴルノ・カラバフのビザがパスポートに押されているとアゼルバイジャンには入国させない方針をとっている。つまりイスラエルとアラブ諸国のような感じらしい。多分、別紙に押してもらえばこれを回避できるんだろうけれど、そのままアゼルバイジャンには入国できないので、再びアルメニアに戻らないといけないことになる。
で、消滅後だが、おそらくそのままアゼルバイジャンが併合するんだろうけれど、住んでいたアルメニア人らは本国に帰るのかな、どうなんだろう?皆が皆、帰るというのも現実的には難しいような気もする。残された人らは、今度はアゼルバイジャンから迫害とか受けない保証はあるんだろうか?30年間も別の国として成り立っていた国が、その日を境に別の国に吸収されていくのは、ちょっと興味深いものがある。
近いところで言えば、インドネシアから独立した東チモールがそうかもしれない。訪れたのはちょうどインドネシアから切り離されて完全に独立するまでの国連統治下の間だった。国境ができ、通貨がインドネシアルピア以外にも米ドルとオーストラリアドルが併用して使用されていた。郵便局などはインドネシアから切り離され独自の切手が作られていたけれど、町の雰囲気はインドネシアの地方都市そのものだった。ただし、そこに真新しい東チモールの国旗だけが、至るとことにたくさん掲げられていて、それだけが違いといえば違いだったような記憶がある。それが今ではすっかり違う国の顔をしてるんだろうか?どうなんだろう?
行きたい人など、多分ほとんどいないと思うけれど、消滅まであと3か月ちょっとある。まだ間に合う未承認国家、ナゴルノ・カラバフ共和国。
どうせなら消滅直前に入国して、消滅後に併合されたアゼルバイジャン側から出国するのも面白そうだ。
暇とお金があれば、ぜひ、やってみたいなと思う。
この国、アゼルバイジャン領内にあるアルメニアの飛び地のような国で、ソ連崩壊時のアゼルバイジャン領内で、どさくさに紛れて無理くり作られたアルメニア人主体の国だ。もちろんアルメニア以外どこからも承認されていないと思われる。もしかするとロシアは承認してるかも?アゼルバイジャンを支援するトルコに対して、アルメニアの後ろ立てはロシアでロシア軍が駐留していた。けれどウクライナとの戦争で、それどころでないところの隙を付いて、この度アゼルバイジャンが攻め込み、あっという間に陥落。ということで30年近く続いたこの国も、来年早々めでたく消滅という結果になった。
もちろん行ったことはないし、行ったことある人に話を聞いたこともなかったと思う。
知る限りだと、行き方はアルメニアからしか行けない。首都のエレバンからバスでおよそ7時間。一見、地図で見るとアゼルバイジャンの中にある飛び地のようにも見えるけれど、細い回廊でアルメニアと結ばれていて、この道でしか行けない。ビザはアルメニアの首都のエレバンのナゴルノ・カラバフ共和国の領事館で発給してもらうか、ナゴルノ・カラバフに着いてから24時間以内に、首都のステパナケルトの内務省内で発給すれば良いんだとか。つまりノービザで入国できるようだ。当然ながらアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフを認めておらず、ナゴルノ・カラバフのビザがパスポートに押されているとアゼルバイジャンには入国させない方針をとっている。つまりイスラエルとアラブ諸国のような感じらしい。多分、別紙に押してもらえばこれを回避できるんだろうけれど、そのままアゼルバイジャンには入国できないので、再びアルメニアに戻らないといけないことになる。
で、消滅後だが、おそらくそのままアゼルバイジャンが併合するんだろうけれど、住んでいたアルメニア人らは本国に帰るのかな、どうなんだろう?皆が皆、帰るというのも現実的には難しいような気もする。残された人らは、今度はアゼルバイジャンから迫害とか受けない保証はあるんだろうか?30年間も別の国として成り立っていた国が、その日を境に別の国に吸収されていくのは、ちょっと興味深いものがある。
近いところで言えば、インドネシアから独立した東チモールがそうかもしれない。訪れたのはちょうどインドネシアから切り離されて完全に独立するまでの国連統治下の間だった。国境ができ、通貨がインドネシアルピア以外にも米ドルとオーストラリアドルが併用して使用されていた。郵便局などはインドネシアから切り離され独自の切手が作られていたけれど、町の雰囲気はインドネシアの地方都市そのものだった。ただし、そこに真新しい東チモールの国旗だけが、至るとことにたくさん掲げられていて、それだけが違いといえば違いだったような記憶がある。それが今ではすっかり違う国の顔をしてるんだろうか?どうなんだろう?
行きたい人など、多分ほとんどいないと思うけれど、消滅まであと3か月ちょっとある。まだ間に合う未承認国家、ナゴルノ・カラバフ共和国。
どうせなら消滅直前に入国して、消滅後に併合されたアゼルバイジャン側から出国するのも面白そうだ。
暇とお金があれば、ぜひ、やってみたいなと思う。