バンコクの東急が閉店した。
昨年8月に伊勢丹が閉店し、ついに「東急、お前もか!」とびっくりしている。隣接するMBKの勢いに押されつつも、その立地の良さでなんとか生き永らえるのかなと思っていたのでちょっと残念でもある。残るは高島屋だけになるが、こちらは市内ではなく、出来たのも数年前らしいので、一度も行ったことがない。シーロム通りにロビンソンというデパートもあったと思うが、あそこはどうなったんだろう?
1988年に初めてタイに行ったとき、まだ当時のタイは、私たち日本人にとって今とは比べものにならないくらいダークなイメージが残っていたように思う。多分、この翌年だったと思うが、日本人の新婚旅行旅行客が空港から白タクに乗ってしまい、強盗化した運転手に殴られて金銭を奪われるという事件もあった。実際、治安は悪くなかったが、現在のように若い女性がひとりで渋谷へ買い物に行くような感覚で訪れるような感覚は全くなかった。どちらかと言えばおじさんの買春とか麻薬が目的というような、実際、そういう人らが好む行き先だったように思う。
振り返ってみれば、楽しかった思い出しかないが、まだ18歳で旅慣れていなかった私にとって、初めてのタイは緊張の連続だったような記憶も微かに残っている。日中の暑さを凌ぐため、冷房の効いたMBKに入ると隣接して東急があった。入っていくとそこは日本で、どこかホッとした気分になった。最近はもう、ほとんど行くことなどなかったが、度々訪れる街の昔からの店や建物が消えてなくなるのは、どこか寂しいものである。
昨年2月にタイに行ってから、もうすぐ1年になる。今度タイへ行けるのは、今年の終わりころか来年か、いつになるだろう?
コロナ禍でいろんな変化があるだろうと思う。いつも行く街の外国人相手のお店などは、どうなってしまってるのだろうかと他人事ながら気にはなっている。今度行くとき、随分、変わってしまっていて、多分、驚きと落胆とが入り混じった複雑な心境になるのではないかと、今から想像してしまう。
日本も同じで、最近、時々行くイオンや近所の店が軒並み閉店するのを目の当たりにするようになってきた。イオンの空き店舗がこれほど出てくるなんて、これまであり得なかったし、名古屋の繁華街にある地下街の空き店舗に八百屋さんが入ったりと、もうコンセプトも何もない感じになってきた。
コロナが終息したとき、戦後の焼け野原ではないけれど、日本の街は死に体の様子を醸し出してるのではないかと思ったりもする。
今はどうしても悲観的な思考になりがちだが、ここはひとつリセットということで、コロナ以前はちょっと忘れて、新たに前に進んでいきたい。
昨年8月に伊勢丹が閉店し、ついに「東急、お前もか!」とびっくりしている。隣接するMBKの勢いに押されつつも、その立地の良さでなんとか生き永らえるのかなと思っていたのでちょっと残念でもある。残るは高島屋だけになるが、こちらは市内ではなく、出来たのも数年前らしいので、一度も行ったことがない。シーロム通りにロビンソンというデパートもあったと思うが、あそこはどうなったんだろう?
1988年に初めてタイに行ったとき、まだ当時のタイは、私たち日本人にとって今とは比べものにならないくらいダークなイメージが残っていたように思う。多分、この翌年だったと思うが、日本人の新婚旅行旅行客が空港から白タクに乗ってしまい、強盗化した運転手に殴られて金銭を奪われるという事件もあった。実際、治安は悪くなかったが、現在のように若い女性がひとりで渋谷へ買い物に行くような感覚で訪れるような感覚は全くなかった。どちらかと言えばおじさんの買春とか麻薬が目的というような、実際、そういう人らが好む行き先だったように思う。
振り返ってみれば、楽しかった思い出しかないが、まだ18歳で旅慣れていなかった私にとって、初めてのタイは緊張の連続だったような記憶も微かに残っている。日中の暑さを凌ぐため、冷房の効いたMBKに入ると隣接して東急があった。入っていくとそこは日本で、どこかホッとした気分になった。最近はもう、ほとんど行くことなどなかったが、度々訪れる街の昔からの店や建物が消えてなくなるのは、どこか寂しいものである。
昨年2月にタイに行ってから、もうすぐ1年になる。今度タイへ行けるのは、今年の終わりころか来年か、いつになるだろう?
コロナ禍でいろんな変化があるだろうと思う。いつも行く街の外国人相手のお店などは、どうなってしまってるのだろうかと他人事ながら気にはなっている。今度行くとき、随分、変わってしまっていて、多分、驚きと落胆とが入り混じった複雑な心境になるのではないかと、今から想像してしまう。
日本も同じで、最近、時々行くイオンや近所の店が軒並み閉店するのを目の当たりにするようになってきた。イオンの空き店舗がこれほど出てくるなんて、これまであり得なかったし、名古屋の繁華街にある地下街の空き店舗に八百屋さんが入ったりと、もうコンセプトも何もない感じになってきた。
コロナが終息したとき、戦後の焼け野原ではないけれど、日本の街は死に体の様子を醸し出してるのではないかと思ったりもする。
今はどうしても悲観的な思考になりがちだが、ここはひとつリセットということで、コロナ以前はちょっと忘れて、新たに前に進んでいきたい。