首相という身分で出国し、帰国する時は民間人で、
という稀なケースを味わったタイのタクシン元首相が
晴れて帰国を果たした。
1年5ヶ月という期間、事実上の亡命生活を送っていた
わけだが、この間、英国のサッカーチームを買収するとか、
しないとか、はたまた日本では、拓殖大学で講師をやったりと、
小さな話題には事欠かなかった気がする。
さてこの人、ほんとは良い人なのか…?悪い人なのか…?
どうなのだろう…?もちろん賛否両論なのは当然だが、
実は、私も良く知らないのである。
しかし彼は、というか、彼の一族はタイでも有数のお金持ちである。
どんだけお金持ちかというと、2005年のタイの株長者番付けで、
上位ベスト5中、3人までがタクシンの親族なのである。当然、彼の
首相在任中の経済政策が、一族の資産をさらに増やすことになったのは、
タイの国民なら誰でも知っている話である。
その反面、素晴らしい功績も残している。名付けて30バーツ(約100円)
医療制度である。これは保険に加入していない農民や低所得層が、どんな
病気でも30バーツ(約100円)で診療、投薬、入院治療も可能という画期的
なもので、しかも日本の国民健康保険のような月々の保険料負担はゼロで、
その財源は酒税とタバコ税で充当されるという優れものである。
また、これには出産、各種予防接種、健康診断、エイズの治療薬から
入院時のベッドに食事なども付いていて、30バーツなのである。
日本の100円マックなど、比べものにならないほどお得なのである。
従って、未だ貧困層を中心に、彼の支持者も多いといわれている。
今後は彼曰く、「政界には戻るつもりはない…」とのことだが、現政権が
タクシン派の残党である以上、ある程度の影響力は残るようである。
いずれにしても、今回のタクシン帰国はタイの政治的安定ぶりを改めて
世界に知らしめる出来事だったと思われる。
とりあえず、タイ好きの私にとっては、めでたいことである。

という稀なケースを味わったタイのタクシン元首相が
晴れて帰国を果たした。
1年5ヶ月という期間、事実上の亡命生活を送っていた
わけだが、この間、英国のサッカーチームを買収するとか、
しないとか、はたまた日本では、拓殖大学で講師をやったりと、
小さな話題には事欠かなかった気がする。
さてこの人、ほんとは良い人なのか…?悪い人なのか…?
どうなのだろう…?もちろん賛否両論なのは当然だが、
実は、私も良く知らないのである。
しかし彼は、というか、彼の一族はタイでも有数のお金持ちである。
どんだけお金持ちかというと、2005年のタイの株長者番付けで、
上位ベスト5中、3人までがタクシンの親族なのである。当然、彼の
首相在任中の経済政策が、一族の資産をさらに増やすことになったのは、
タイの国民なら誰でも知っている話である。
その反面、素晴らしい功績も残している。名付けて30バーツ(約100円)
医療制度である。これは保険に加入していない農民や低所得層が、どんな
病気でも30バーツ(約100円)で診療、投薬、入院治療も可能という画期的
なもので、しかも日本の国民健康保険のような月々の保険料負担はゼロで、
その財源は酒税とタバコ税で充当されるという優れものである。
また、これには出産、各種予防接種、健康診断、エイズの治療薬から
入院時のベッドに食事なども付いていて、30バーツなのである。
日本の100円マックなど、比べものにならないほどお得なのである。
従って、未だ貧困層を中心に、彼の支持者も多いといわれている。
今後は彼曰く、「政界には戻るつもりはない…」とのことだが、現政権が
タクシン派の残党である以上、ある程度の影響力は残るようである。
いずれにしても、今回のタクシン帰国はタイの政治的安定ぶりを改めて
世界に知らしめる出来事だったと思われる。
とりあえず、タイ好きの私にとっては、めでたいことである。
