ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

リクエスト

2008-06-23 19:15:43 | 仕事
明日から7月2日まで出張である。

いつものことだが、出張前日は留守の準備で忙しい
のが常である。今日もバタバタと慌しかった。

今回は、セントレアに初の深夜便のタイ航空が就航したので
それでを使おうと思っていたが、曜日が合わず仕方なく
いつもの朝便になってしまい残念であった。
早くデイリーで飛んでくれ。

中部国際空港の午前中はアジアやヨーロッパ便の出発便で
いつも込み合っている。そんな混雑の中、2時間前に行って
チェックインなど論外である。最近では45分前を目標に
している。これだと、ほとんど待ち時間なく搭乗できる。

しかし良い席へのリクエストは、期待できないが…

ちなみに私は、普通にチェックインした時は、いつも必ず一番後ろから
3番目くらいの通路側をリクエストする。ここは大体大型機の場合でも
2席のシートになっていることが多く、また、ここを押さえるとかなりの
確率で隣がこないのである。

さらに、ここは全体の空席状況が比較的良く見渡せるので、
扉が閉まった瞬間、すばやく真ん中の4~5列シートに移動して
独り占めしてしまうのである。成功すれば、まさにエコノミー
スリーパーシートの出来上がりである。
(もちろん空いていればの話だが…。)

また、2人組の方でどうしても窓側2席を確保したい方は、非常出口を
リクエストしていただきたい。ここは最後の方まで席を埋めていない
確率が高いのである。その際の条件として、英語か、または乗る航空会社の
国の言葉が話せるかと聞かれるが、ここはうそでも、堂々と「イエス」と
と言っておけば良い。ここは万が一、航空機が事故起こした場合、
ここに座っている方に、避難誘導の協力をお願いするためらしく
このようなことになっているようである。

ちと話が小さいが、ビジネスに乗れない方は、知恵と洞察力と瞬発力で
快適さを確保しなければならないのである。

ということで、とりあえず行ってきます。

また、7月2日以降にお越しくださいませ。

ではでは。























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独立宣言

2008-06-22 18:16:41 | 時事(海外)
英国最北端に位置するシェトランド諸島にある西方沖の孤島、
フォービック島に住む男性が、昨日、英国からの独立を宣言した。

独立宣言を行ったのは、フォービック島で唯一人の住民、
スチュアート・ヒルさん65歳。

英国も欧州連合(EU)も認めていないヒルさんは、面積約1万平方
メートルの荒地だらけのフォービック島はチャネル諸島と同様、
英王室保護領として扱われるべきだと主張している。

つまり、英国に属せずに独自に内政を行う租税回避地として扱われる
べきだということだそうで、すでにヒルさんは、独自の通貨「フォービック
ギルダー」や切手、国旗の構想にも着手しているという。
単なる思いつきのような気もするが…
 
もし、自分の「独立宣言」が認められれば、シェトランド諸島の
約2万2000人の他の住民たちにも独立意識が芽生え、近海の石油や
ガス資源からの利益を得られるようになるかもしれないと、ヒルさんは語る。

元々、シェトランド諸島は、バイキングの伝統文化への親近感が強く、
歴史的にも英本土よりノルウェーなど北欧との繋がりが強い場所だそうである。

時々、欧米人の中には、このように一方的に空いている領土を勝手に
自分のものとして独立宣言を行う人がいる。その昔、やはり英国領土内
の海域で、第二次世界大戦中にイギリス軍が作った人工島の海上要塞を
利用して、元英軍少尉が「シーランド公国」なる国を立ち上げ、独立を
宣言している。また、シーランド公国では切手(なぜかベルギー宛の
郵便だけには使えるらしい)やコイン(米ドルと等価のシーランド・ドル)
を発行したほか、これまでに106人に市民権を与えてパスポートを
販売したそうである。ちなみに「シーランド公国」は現在でも存続している。
どこの国の承認も受けられていないが…

また、アメリカ人が南太平洋のトンガ沖の岩礁を利用して作ろうとした
「ミネルバ共和国」、イタリア人がイタリア領海内に人工島を建設して、
独立宣言をした「ローズ島共和国」など、その他にも4~5件の作り損ねた
国の例が報告されている。

我々日本人からみると、このような突飛に見えてしまう個人的見解による
勝手な独立宣言だが、欧米ではそうではないのかもしれない。
というのも、欧米諸国の中にはひとつの国の中にも、独自の権限を
持つ地方自治政府があったり、管轄が国の中央政府ではなく、王室
保護領であったりと、多種多様な形態を成しているため、人々の国
という概念自体が、我々日本人とは基本的に異なっていると思われる
からである。

今回の件で言えば、シェトランド諸島の北西の方角にフェロー諸島という
諸島がある。そちらはデンマーク領でありながら自治政府を持ついわば独自の国。
どうやらフォービック島だけでなく、うまくいけばシェトランド諸島もそれを
目指そう、というのが、この英国嫌いのヒルさんの狙いのようである。

しかし、島の住民がひとりもおらず、ヒルさんひとりだけというのが、
何とも寂しいことである。独立を宣言する前にせめて、島への移民を
募集するのが先ではないのか?

おそらく、究極のアウトドア好きか逃亡者しか来ないだろうが…。

今は、無職の自給自足生活かもしれないが、将来的にうまくいけば、
一国の王様か大統領である。

ヒルさんにはめげずに、ぜひがんばっていただきたい。




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拓大のⅠくん

2008-06-21 18:23:09 | 
今日、大きな本屋さんへ行ったおり、久しぶりに
ガイドブックを購入した。

旅行人が出している、「アッサムとインド北東部編」である。

別に旅行に行く予定などないのだが、以前から行きたい
場所だったのと、なかなかこの辺りのガイドブックが
なかったのでつい購入してしまった。

インド北東部、通称「セブンシスターズ」と言われるこの7州は、
1995年まで基本的に外国人の入域は禁止されていた。
現在でも7州のうち4つの州はパーミッションが必要であり
しかも、申請しても許可がおりるとは限らないという場所である。

そのような事情からもインドには、腐るほど要る旅行者も未だ
この一帯には大変少ないそうである。ブータンとバングラディシュ
との間に挟まれた回廊によって、インド本土と繋がっているものの、
ミャンマーとの国境は難く閉ざされ、場所柄、陸の孤島のような
地理的要因の為、インドでありながら、非インド系の文化を色濃く
残しているようである。
そのため、東南アジアと西南アジア(インド文化圏)の中間に
育ったもう一つのアジアを見て取れるそうである。

もうひとつのアジア…。

「行きたい」

何日あったら行って帰ってこれるだろう。行きたいところを
絞っても、最低2週間は掛かりそうである。

それにしても、4年前から旅行人は季刊誌になってしまったのか…?
どうりで本屋で見かけなくなったと思った。

最近の若者は旅に出なくなったみたいだし、そうするとこのような
本は売れなくなるんだろうな…。

発行人の蔵前仁一は一体何をしてるのだろう?

昔、イランで2~3日一緒の部屋をシェアしたⅠ君が熱心な
旅行人投稿者であった。私はその時、39度の熱を出し部屋で
寝込んでおり、それを知っていた彼は、その朝、「水を買って
来てあげるよ」と言い出掛けていった。以外と「良い奴だな」
と思ってしばらくは待っていたが、結局彼が水を持って帰ってきたのは、
夕方の5時過ぎであった。

私は、昼頃まで寝ていたが耐えられなくなり、宿のオヤジに
付き添ってもらい病院へ。尻に太い注射を2本打たれ、宿の
部屋に戻って寝ていたのであった。

彼は帰ってくるなり、開口一番「キャビア寿司食いに行きませんか?」
とぬるい水を渡してくれた。

彼は熱を出して寝ている人に、生モノを薦めるのであった。

「今、そんなもん食えないよ」と言うと、「そうですよね、生モノは
無理ですよね。じゃあ、中華行きましょうよ。マーボー豆腐なら
火が通ってるから食えますよね。」と真顔で言うのであった。

「そういう問題じゃないだろ。熱を出している時に、脂っこい
マーボー豆腐なんか食いたいわけねえだろ」と、説教のひとつでも
してやろうかと思ったが、悪気はなさそうなので、まあ、丁寧にお断りした。


そして後日、やはり彼は、旅行人にその時のことを投稿していた。
そこには「今イランのテヘランにいます。連れが部屋で寝込んで
いるので、一人でキャビア寿司を食べに行きました…」というような
見出しの記事であった。

いつの間にか、私は彼の連れになっていた…

当時、拓殖大学の4年生だった彼は、その後ジャスコに就職したと
ハガキが届いた。そのハガキは、北朝鮮の平壌からでどうやら
入社2年目に有休を取り旅行をしているようであった。

今でも旅行人というと、彼を思い出す。



























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セミヌード

2008-06-20 17:52:18 | 時事(海外)
北京に住む、19歳の女性が四川省で起こった地震への
寄付のため、自分のセミヌード写真をネット上に公開
しているという。

彼女の名前はシャオユンさん19歳。現在は北京在住だが、
出身はあの大地震の被災地、四川省である。彼女は被災者に寄付を
してくれるように多くの人々励ましたくて、自分のセミヌード写真を
ネット上に公開したのだという。

彼女曰く、「人々が誰かを助けるために寄付しているのを見るのは
励みになります。私はみんなが寄付をしてくれるよう、自分の写真を
公開して人々を元気づけているの」とのこと…。

全く良くわからないが、どうも励ます対象が、被災者ではなく寄付を
してくれる人々になっているような気もしなくない。

さらに彼女は、「私はまだ学生です。だから自分がすべきことの途中です。
私はただ自分のふるさとに何か恩返しがしたくて…」

心意気は素晴らしいが、何か他に方法はなかったのだろうか?

しかし、彼女が写真をアップしているネット上のスレッドには2~3日で、
100万以上のアクセスがあったそうである。実際は彼女のやり方に
賛同する人も多いようだが、同様に非難する人もたくさんいるようである。

以前には、地方のコミュニティで資金を集めるためにヌードのカレンダーを
発売するといったことはあったようだが、「ヌードで寄付をするよう訴える」
というケースは、今回が初めてだという。

やり方はどうであれ、100万人もの男性が群がって、そのほんの一部でも
寄付をする気になればとりあえず、成功なのではないだろうか。

何もしないで、意見だけを言うのは簡単である。

実際、なんでも良いから彼女のように、とりあえず行動を起こす。
案外、出来そうで出来ないものである。

そういう意味では、彼女は「えらい」と褒められても
良いのでは…?



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ビュッフェ

2008-06-18 19:52:21 | 時事(海外)
ビュッフェやバイキングは、通常、定額で好きなものを
好きなだけ食べられるレストランのことであるが、以下は、
そんなビュッフェスタイルのレストランで好きなものを
好きなだけ食べたために、店を追い出された方々の
気の毒なニュースである。

場所は米国、ソルトレイクシティのレストランで、炭水化物を取らない
ダイエットをしていたカップルが、ローストビーフステーキを食べ過ぎて
店を追い出されたそうである。もともとこの店は、ビュッフェスタイルの
ディナーが売りのレストランで、客は欲しいものを自由に皿に取って
食事ができるはずだった。

イザベラさん(女性・29歳)とアマーマさん(男性・26歳)は、
最低週に2回はこの店で約990円のディナービュッフェを食べに行っていた。
事件はアマーマさんが12枚目、イザベラさんが6枚目のローストビーフを
食べた時におこった。店のマネージャーが二人に対し、「あなた達は
ローストビーフをあまりにも食べ過ぎる。いいかげんにして出て行ってくれ。」
と申し出たのである。

二人は「ビュッフェスタイルだから好きなだけ食べていいのでしょう?
お金は払ったじゃないか」と抗議。マネージャーは出て行かない二人を
見て警察を呼んだ。

イザベラさんは、「お金はちゃんと払っているじゃないの。ビュッフェでしょ!!
自由にお好きな物をお取り下さいって書いてあるじゃないの?全く不愉快だわ。
お金返しなさいよ。」と、店に対する不満をぶちまけている。さらに
「もう二度とあんな店行かないわ。最低。」と話している。

一方、マネージャーの説明によると、ローストビーフは毎日12~14時間
かけて仕込む大変手の込んだ料理で、同系列のチェーン店でも、場所によっては
一日1枚から5枚くらいしか出せない店もあるとの事。

うーん。

ビュッフェと謳っている以上、基本的には何をどれだけ食べても
良いはずである。たくさん食べられるのが嫌だったら、最初から
ローストビーフは、ひとり1枚までとか限定にすれば良いのではないか。

この場合は、どう考えても店側に非があるだろう。

私自身、以前は度々、いわゆる食べ放題と呼ばれるお店に行ったものだが、
35歳を過ぎてから急に行かなくなった。やはり最大の理由はついつい
食べ過ぎてしまうということと、実はあまりおいしくない食べ物の集合体
ということに、やっと気が付いたからである。おそっ。

そうそう食べ放題といえば、昔貧乏旅行をしていた頃、アルゼンチンの
ブエノスアイレスで1件のビュッフェレストランヘ行った時のこと。
そこには、アルゼンチン通貨にして、4米ドルと6米ドルの2種類の
ビュッフェがあった。当然節約旅行中の私は、本来なら必然的に4米ドル
コースに行くところだが、6ドルコースの中に生ハムメロンが入っていたのを
発見したのである。数分悩んだ結果、どうしても生ハムメロンの誘惑に
勝てず、清水の舞台から飛び降りる勢いで、いざ6ドルコースへ。

久しぶりの大奮発である。テーブルには様々な料理が…
にもかかわらず、当時の私は最初から生ハムメロン一本狙いで、
お皿にてんこ盛りに乗せて20個はいただいただろうか。
ようやく飽きて次に狙ったのは大好物のイカリングフライである。
これもまた、20は平らげた。ここで一息と思い、オレンジジュース
をひとくち…。

すると…

「ゴロゴロゴロ…」

お腹が痛い。それに気持ちも悪い。急遽トイレに…

それまでであった。

結局、6ドル払って食べたのは生ハムメロンとイカリングフライ、そして
オレンジジュースのみであった。

自業自得だが、今にして思えば、お店のマネージャーに「生ハムメロンの
食べ過ぎです。今すぐ出て行ってください」と言われなかっただけ良かった
のかもしれない…。




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難題

2008-06-17 20:39:29 | 時事(国内)
今から約20年前、連続幼女誘拐殺人事件を引き起こした
宮崎勤死刑囚の執行が、本日行われたそうである。

もう20年も前になるのか、という感じだが、思えばバブル
真っ只中に起きた、今に続く猟奇的殺人への第一歩となるような
事件であった。それにしても、死刑判決まで16年。
それから刑の執行まで2年強…。
日本の裁判は本当に長すぎる感がある。

現在では色々な視点から迅速化が進められているようだが、
それでも、例えば光市母子殺害事件のように、戦術や戦略によっては
水泡に帰することもあるのである。

また、死刑制度に関しては様々な意見があるが、現在の刑法では
6ヶ月以内に刑の執行を行うとされているのに、現状は全く
守られていない。中には個人的思想から死刑執行決裁を拒否する
法務大臣までいるのが、現状である。

誰もが、人を殺してしまう決断などしたくないに決まっている。
確かにそれは人としては理解できるが、しかしやはり、与えられた
職を全うできないなら、最初から法務大臣への指名を断れ、
と言いたい。始めから、全て承知の方に任せるのが筋であろう。
また、それが法治国家というものである。

この宮崎死刑囚の場合、罪を犯してから死刑執行の本日まで、
犠牲者とその遺族への謝罪の念や贖罪の気持ちが一言もなかったという。

死刑をもって犠牲者が帰ってくるわけでも、遺族の苦しみや悲しみが
癒えるわけでもないが、ある意味、残された方々にとってひとつの
プラスの区切りのとなるのであれば、死刑制度というものがいい方向に
機能しているのではないかと、個人的には思っている。

非常に難しい問題だが、裁判員制度が始まる来年からは、我々全ての
一般人にも今よりは身近な問題になるのかもしれない。


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ジャガイモ年

2008-06-16 14:16:48 | 時事(海外)


2008年の今年は、国連が定めた「国際ジャガイモ年」
だそうである。

そんなのがあったなんて知らなかったが…

人類を支えてきた、この素晴らしい農作物を見直そうという
趣旨らしいが、ちょうど世界的に食糧危機が叫ばれている
今年、まさにぴったりのタイミングだといえるだろう。

中南米のアンデスで栽培されていたジャガイモは、トマトや
トウガラシなどと同じく、ヨーロッパ人の中南米到達により
「発見」され、世界に広まった食物だ。この栽培しやすく味も
良い食べ物のおかげで、われわれは何度も飢餓から救われ、
人口を増やしていったそうである。

にもかかわらず、コーヒーや香辛料などとは異なり、「悪魔の食べ物」
などと呼ばれ、何度も偏見にさらされてきた。貢献度のわりには評価
の低いそんなジャガイモであるが、今年の国際ジャガイモ年をきっかけに
ぜひ地位向上に励んでいただきたい。

まあ、どうでも良い話であるが、昨年10月にイラン南東部で武装集団
に誘拐された横浜の大学生の中村さんが約8か月ぶりに解放された。
拘束期間中は、寒暖差が約60度もある厳しい気候下での生活を
余儀なくされたうえ、徒歩で移動をさせられたこともあったという。
毎度の食事は、国際ジャガイモ年ということもあって、ジャガイモばかり
であったどうかは定かではないが…。

しかし、何はともあれ良かった。

ご両親もさぞホッとしたことだろう。中村さんにはこれに懲りず、
ぜひ拘束期間中の手記でも出版していただいて、入った印税で
再び旅に出ていただきたいと思う。くれぐれも、知名度を利用して
一流企業に就職などと思わないでいただきたい。

余計なお世話か…



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日の出食堂

2008-06-14 19:50:15 | つぶやき
昨日は、用事で知多半島へ行ってきた。
午後の1時過ぎに着いたので、遅めのお昼ということで、
目の前にあった一軒の食堂に入った。

その名も「日の出食堂」

お店の外見からして、30年ほど前にタイムスリップしているのだが、
中に入ると、そこは完全に昭和40年代くらいで時間が止まっている
感じである。それも今流行りの昭和をリメイクしたなどというものではなく、
正真正銘の昭和である。

板で出来たメニューや、テーブルも椅子も内装も完璧に、まだ小さい頃には
たくさんあった汚い町食堂のままである。油の汚れ具合も、テレビの位置も
何もかもほんとうに懐かしかった。

また、中にいたお客も実に渋かった。あごひげを伸ばした中年の男性と
疲れ果てた風貌のおばちゃんがそれぞれ離れたテーブルで、つまみを肴に
ひとりでビールを飲んでいた。

やる気のなさそうなおばちゃんにカツ丼を頼むと、出来上がるまでに
異様に時間がかかったのだが、なんだかその待ち時間が気持ちよくて
本当に不思議な時間を過ごさせていただいた。

食べ終わりお金を払うと、おばちゃんは、ざるの中から小銭を取り出して
渡してくれた。そんなところもほんとうに懐かしかった。

ただ…

頼んだカツ丼は、あまりにも不味くひどい味であった。

しかし、もしもこの店が近所にあったら、また行って
しまうような気がした。(つぶれない理由はこれか?)

そう考えると、やはり雰囲気は大事である。










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一刀両断

2008-06-12 16:42:01 | 時事(国内)
「職場の士気が下がっている。橋下知事を人として尊敬できない」

さらに、士気低下の要因として人件費の削減や庁舎の全面禁煙
など5点を挙げ、知事自身の提案である、「大阪ミュージアム構想や
水都は思いつき」「『選挙で負託を受けた』と言って自らを正当化している」
などと、部下である職員は橋下知事を批判した。

これに対し、橋下知事はこの職員の発言については「民間では考えられない
物言い。ここは団体交渉の場ではない。上司として、その言い方に注意をする。
私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ」と厳しい言葉を
投げつけたそうである。

橋下知事の改革内容が、職員に対してどれほど厳しいものなのか分らないが、
彼は彼なりに良くやっているのではないだろうか?
誰も好き好んで周囲から、そして部下から嫌われたいと思っている人は
いないだろう。本来、器用な人ならもう少し波風立てずにやるのだろうが、
彼は不器用なのか、それともわかっていてやっているのか、いずれにしても、
単刀直入で正面からぶつかり合う姿は、見ていて好感が持てる部分もある。

しかし、実際は本当に大変であろう。

それでも、個人的には多いにやってほしいと思う。

この際、抵抗する職員や市町村議員なぞ、一刀両断していただきたい。
所詮、役所の改革など、権力を盾に無理やり行わなければできるもの
ではないだろう。みんなの意見を尊重していたのでは、先送りの繰り返し
で、任期切れしてしまうのが落ちだ。

近頃はずいぶん改善されてきているが、それでもまだ公務員は恵まれている。
ずいぶん前の大阪府の朝礼で、女性職員が「どれだけサービス残業を
しているか知っているのか」と橋下知事に発言して物議をかもしたが、
どれだけも、これだけも、民間ではサービス残業など当たり前田のクラッカー
なのである。(古くて申し訳ない)とあるファーストフード店の店長などは、
実態のない役員待遇の為、サービス残業が月に100時間を越えている例もある。
過労死の多くも、ほぼ民間の会社で起こっている。

景気に左右されず、リストラの心配も無く、そして営業ノルマとは
無縁の公務員は、得てして民間人の敵意の対象となりやすいものだが、
しかし、まだまだ無駄が多いのも事実であろう。

やはり公務員改革も必要である。

そんな公務員方々に対して厳しい私も、もし来世があるとしたら
公務員を視野に入れた就職活動をしようと思っている。

「………」


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スキー場の恋

2008-06-11 18:10:39 | 時事(海外)
夫があまりにもふびんすぎるイギリスからのニュースである。

とあるイギリス人カップルが、キューバの浜辺で結婚式を挙げた。
しかし、新婦が式で出会ったバーテンダーに一目惚れし、早々と新郎
を捨ててバーテンダーの元に行ってしまうという事件があったそうである。

この女性の名はアンドレアさん34歳。キューバ人のバーテンダー
ホセさんに出会ったとき、彼女曰く「一目惚れ」したそうである。
彼女は83万円もかかった結婚式を挙げたばかりの旦那、カールさん(30)
と一度はイギリスに帰ったものの、すぐにカールさんを捨て、ホセさんのいる
キューバのハバナへと飛んだ。そして二人はホセがバーで働いていたホテルで
来月にも結婚する予定だそうである。

そもそもアンドレアさんは、ご主人と結婚する前、結婚に対して疑問があり、
気乗りしなかったと主張している。「私、結婚式前は毎晩泣いてたわ。
夜を過ごすために毎晩ピニャ・コラーダを何杯も飲んでいたの。私はカールに
結婚したくないと言ったんだけど、彼はそれはただのマリッジブルー
だって言うんです」
 
結婚前からすでに、それなりの伏線はあるものである。
また、彼女は「初めてホセと会ったとき、雷に撃たれたような気分だったわ。
カールはとても素敵な男性だったけれど、花火のようなものは何もなかったの。
でもホセには一目惚れさせられたわ」
 
ちなみに捨てられた夫の職業は画家であった。そして妻が向かったのは、
しがないバーテンダーの彼の元。それも、キューバ人である。給料は
数十ドルであろう。いやチップでもう少し稼げるか?いずれにしろ生活は
大変であろう。

しかし、やはりバーテンダーの彼は、結婚後はイギリスへ向かい
2人で暮らすのだという。

恋愛は基本的に自由である。しかし何だかんだ言っても、今回の場合、
捨てられた新郎があまりにも気の毒である。「嫌なら結婚前になぜ、
もっとはっきりと言わなかったのか」と彼女を批判する声が聞こえて
きそうである。

しかし、現実はそんなに甘く無いはずである。

どういうことかと言えば、これは、スキー場の恋と一緒なのではないのかと。
「ゲレンデではあんなに素敵に見えたのに街で会ったら…」というやつである。

南国、キューバの浜辺のホテルで、日に焼けた腕でカクテルを作る彼は
さぞ格好良かったに違いない。しかし、肌寒いイギリスにやって来た
彼は、貧しい島からやって来たただの田舎者同然である。キューバでは
普通に飲めたラム酒も、イギリスではコップ一杯がキューバでの月給に
相当することに、愕然とするかも知れない。

そんな些細なことが少しずつ積み重なり、だんだん元気が無くなって
いく彼。そんなことをいつも、心配している彼女。いつの間にか
2人には笑顔がなくなり、やがてあんなに素敵だった彼はうだつの
あがらない駄目人間へと転落していく。その結果、やはり2人は別れる
ことに…。彼は故郷のキューバへ帰り、彼女は「やっぱり男は、生活力よ」
と確信する。

なんだか、安っぽいドラマ風になってしまったが、案外無きにしも非ず
なのある。特に、「雷に打たれるとか、花火があったとか、なかった」とか、
わけの分らない事をぬかす奴は、おおかた現実が見えていない。

まあ、数年後が楽しみである。

とは言いつつ、意外とうまくいく可能性もあるわけで、すっかり余計な
お世話なのであった。

2人の末永い幸せを祈るばかりである。

全く意味の無いことを長々と…申し訳ない。



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