ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

誕生!

2024-09-28 16:38:28 | 時事(国内)
三つどもえの争いを制したのは石破さんだった。

一回目の結果が大きく覆る大逆転劇で、もしかすると高市さんは、勝利のコメントすら用意していたんじゃないかと思う。ただ元々国民から人気のあった石破さん、総裁選の結果もそれに影響したところもあるのかも。自民党の改革というところからすれば、若い小泉さんや女性初の方がインパクトは大きかったけれど、蓋を開けてみないと何とも言えないところはある。人相の悪さを揶揄され、病気のカバに似ているとか、散々言われているがバランスで言えば、もしかすると3人の中では一番良かったかもしれない。
けれど株価と為替が14時台では株価は値上り、円安だったのが、場が閉まって番狂わせが起こると、すぐに円高に振れた。株価についても週明けの月曜日は大きく下がる展開が予想されている。これでちょっと円高も期待できない。「危機に強い経済」と、本人はいうものの、やっぱり経済的には、良くなかったんだろうか…。

大谷さん、54本。
もう充分なんだけど、残り2試合であと1本、期待してしまう…。

それにしても、50号のホームランボール、入札から9時間で1,4億円だとか…。
ボールひとつに…?

不思議だ…。
コメント

重い…

2024-09-26 20:46:17 | 時事(国内)
逮捕から58年、死刑囚の身分のまま釈放されていた袴田さんに無罪の判決。

重たすぎる話で、今さら無罪と言われても、人生を取り戻すことはできない。拘留期間は47年7カ月だったとか。
これは認めないだろうけれど、本来なら証拠の捏造疑惑に関わった警察と検察の罪は重いはず。当時の責任者はすでにいないわけで、責任の取りようもないし。昔も今も日本の警察の取り調べは密室で、自白の強要なんかは結構あるんだと思う。当時の警察と検察は分かってやっていた可能性もある。控訴してこれ以上、裁判を長引かせるのは、さらに罪を大きくすることになるから辞めた方が良い。

つまり、この事件の警察と検察の言う真実には、信ぴょう性がなかったということに尽きる。

そもそも事実は実際に起こった事柄を指し、真実にはその事柄に対する人の解釈が入っている。事実が客観的であるのに対して、真実は主観的である。 そう考えると真実は事実に関わった人の数だけ存在していると言える。けれど事実はひとつだけだ。

「真実というあやふやなものにとらわれるから、まれに冤罪事件が起こったりする…」と、これ「ミステリーと言う勿れ」で、整くんも言っていた。

警察も検察も、間違いは認めないといけない。

人の一生を台無しにした責任は、相当重い。

コメント

バランス…

2024-09-25 21:30:45 | つぶやき
今日は2か月ぶりに大阪へ出張してきた。

このところの物価の上昇は服飾雑貨も例外ではなく、随分値上がっている印象を受ける。特に秋冬物は夏物に比べて原価が高いので、値上げのインパクトは大きい。ここで探すのは日本製ということで、輸入物なら円安の影響なんだろうなと納得しやすいけれど、まぁ、いかに日本製と言えど、生地やパーツは輸入品も多いだろうし、人件費の値上げもあるんだろうなと。だからと言って気楽に価格転嫁をすれば、客に敬遠されることにも繋がるので、小売り業の繁栄は継続して仕入れの知恵と努力が欠かせないと言える。

けれど何事にも適正値というのはある。あまり円高過ぎても海外の商品は安く買えるが国内産業は疲弊するし、円安すぎると日本企業にはプラスになることが多いが、個人としての購買力が落ちる。今の為替は、日本の企業での回答でも円安すぎると答えているところが多いことからも、120~130円台くらいと言うのがベストなのかなと思う。
ただし、今現在値上がったモノに関しては、今後適正為替に落ちついたとしても、再び値下がることは考えにくく、後は賃金アップでバランスを取るしかない。正規社員の給与も3年連続で上がっているようだし、来月頭からは、全国的にパートやアルバイトの最低賃金も上がるから、それはそれで良い方向に向かって行けばいいなと思う。

日に日に涼しくなってきている。
本格秋到来な感じ。

やっと体調回復してきたので、大阪から帰り、そのままジムへ行って走ったら25000歩オーバーになってた。
ちょっと疲れたかも…。

睡眠の秋で乗り切ろう。

コメント

誰でもいい…

2024-09-23 20:39:26 | 時事(国内)
三連休、最終日。
最近、ようやく秋らしい気温になってきた。

朝晩は空気がひんやりして、日中も爽やかな感じで気持ち良い。長く患っていた咳もようやく収まり、飲むと強烈睡魔に襲われる薬からもやっと解放された。歳を取ると、若い頃と違って、治るものも時間がかかったりするんだなとあらためて実感する。

北陸の豪雨、よりによって正月の能登半島地震の被災地域が、今度は水害に遭うなんて気の毒で仕方ない。また良くわからないのが、行方不明になっている14歳の女子中学生の被災状況で、どうして朝の7時過ぎに避難警報が出てるのに、母親と息子さんともう1人の娘さんは、あの雨の中、サッカーや運動会があると思って外出したんだろう?また父親も仕事なんて、ちょっと間が悪すぎる。もし親のどちらかがいれば、まだ避難できたような気もする。何か他にも事情があったのかもしれないけれど…。

総裁選…。

石破さんと高市さんと小泉さん、この3人がトップを走っている。
小泉さんは喋れば喋るほど株を下げ、石破さんの党員の人気が際立っているようだけれど、今後の日本経済には高市さんがなってくれた方が良いという見方が多勢を占めている。アベノミクスの失敗が今の日本の現状だとすれば、安倍さんの流れを組む高市さんはちょっと敬遠したいところだけれど、財務省に乗っ取られ感のある自民党の中で、正面から財務省にモノを言える総裁候補が彼女しかいないのなら、それはそれで良いのかなと思うところもある。安倍さんの時と同様、中国との関係は悪くなるだろうけれど、現状も良いわけではないし…。

とにかくここ2年くらいで上がった物価高分の賃金アップと、円相場は120から130円程度内をキープ、そして株高は現状維持。

せめて、これだけやってくれるなら、もう誰でもいいと思っている。
コメント

到達

2024-09-20 12:41:53 | 時事(国内)
ようやく、忙しい1週間に一区切り。

しかも9月半ば過ぎだというのにこの暑さ。今日の名古屋は37℃、家の中でも35℃の猛暑だった。ここ数日は熱帯夜だったし、完全に遅い夏バテになっている。
しかし、今日は早朝から大谷さんにとてつもないものを見せてもらった。

50-50到達、どころか、一気に51-51!

49の壁はどこに…?しかも、今日一日だけでも2盗塁、3本塁打、6安打、10打点である。51本目なんて、相手投手が「これでもう1本打ってくれ!」と言わんばかりの投げやり感満載の投球にも見えたのだが、気のせいだろうか?まぁ、数日後の達成だろうとは思っていたが、こんなにあっけなくいってしまうとは…。

中国、深圳で小学生の子供が刺されて亡くなった。
これが他の国で起こったことなら、個人的な通り魔事件ということになるんだろうけれど、中国となるとこれがやっぱり「反日教育なんてやってるからだよ!」と、自然に政治的なところにむかってしまう。両親は日本人と中国人という話もあり、ちょっと複雑な部分もある。いずれにしても被害にあった家族に対して、この際限のない悲しみと決して埋められることのない今後の人生を思うと、やりきれない思いに駆られる。また中国ではわずかしか報道されていないということで、WeChatでは日本在住の中国人らが、このニュースをスクショして中国語で現地の人に伝えているようだ。日本人と仕事をしている中国人の中には、今後さらに日本人からの敵意と拒絶が高まるんじゃないかと心配する声もある。
ようやく日本のお魚解禁に道筋が付いたというタイミングに、今度はこんな事件が起きてしまった。

当分間、さらに中国との往来は減り続けるんだろうな。
コメント

依存…

2024-09-15 13:24:22 | つぶやき
長引く残暑で9月半ばだというのに、初秋という気がしない。
来週末から、少しづつ涼しくなるというが、この調子で行くとかなり短い秋で終わってしまいそう。

これから良い季節になるというのに、何の予定もないのが辛い。旅行にも来年3月まで行けないし…。けれどその旅行でさえ、娘のクラブや塾の予定もあって、なかなか日数の確保が取れなくなってきた。しかも早めに取ろうとすると、まだそこはわからないから…と言われる。まぁ大きくなれば、当然なんだけれど、それはそれで悲しいものがある。かと言って一人で行くわけにもいかないし…。特に来年は受験だから、「多分、旅行は無理だから…」と、くぎを刺されてしまっているので、来年はマイルを溜める年にして、後は仕入れついでにどこかにストップオーバーでもして、1日とか2日とか、経由地に立ち寄るのはどうか、などと控えめに考えている。

旅の予定は、都合も付くし航空券もお値打ちだから、突然でも行っちゃおうというのが理想的だ。旅のワクワク度は、正直、航空券手配時点がマックスで、その後は徐々に下がり始め、行く直前には本当にこれで良かっただろうかと、一度立ち止まりの後悔みたいのがやってくる。それでも出発日の空港では、再びワクワク度マックス状態になり、幸福のアドレナリンに包まれる。私の場合、旅先が未訪問地だと、ワクワク度は最高潮に達する。やはり知らない土地に降り立った時の緊張感は何事にも代えがたい。現地では数日経つと、もう帰国日へのカウントダウンが始まるので、徐々にテンションは下がっていくことになる。そう考えると、やっぱり旅の楽しみの半分以上は計画段階にあると言えるのかもしれない。もちろん人にもよるけれど…。だからなのか、かなり先の航空券を取ったりすると、その旅行のことはそっちのけで、他の場所への旅行を計画し始めたりしてしまう。

行けるはずもないのに、10月のある日程でドバイ往復4万円、なんていうのを見つけると、どうにかこうにか、中1日でも行けるんじゃないかと脳内トリップが始まる。
旅行でもなんでもそうだが、あまりにも好きが高じると、それが出来なくると不幸を感じるから、良いことはあまりないなと思う。

これはもう旅行の秋は諦めて、睡眠の秋しかない…。


コメント

規則

2024-09-13 21:34:39 | つぶやき
先日、咳が止まらず呼吸器内科へ行って診てもらった。

そこで処方された薬を飲むと体が重く、しかも咳が余計に酷くなる。咳を抑える薬のはずが間違いなく酷くなる。酷いなんてもんじゃない、一度咳が出始めると止まらなくなり息も出来なくなる。あまりにも辛いので2日で飲むのをやめてしまった。で、事情を話し薬を代えてもらおうと、今日、仕事帰りに寄ってみた。受付には6時45分が診療受付の最終時間だと記されていた。受付に着いたのは、6時45分ちょっと過ぎだった。

受付の人:「本日の受け付けは終了いたしました。1分過ぎています…」

私:「1分でもダメなんですか?」

受付の人:「規則ですから…」

私:「正確に言うと、1分も経っていないと思うんですよね、多分、40秒とか、そのくらいかと…」

受付の人:「当院のルールですから…」

普通この程度なら、「いいですよ…」とか、「まだ大丈夫ですよ…」とか、そんな感じの対応になるのが普通の病院じゃないのか!
そこまで杓子定規的な対応する必要なんてあるのか、しかもこの受付の金髪の若い女性は、中国の出入国管理官のように顔色一つ変えずに至って事務的に言い放つから、ムカついてムカついて仕方なかった。しかも早急に薬を代えてほしかったので、困ってしまった。この人の気持ちを顧みようともしない冷徹な受け付けの金髪女には、いつの日か天罰が下るに違いない。

病院を変えようかなと思う。

日が暮れるのが早くなってきた。
ここだけは夏の終わりと秋を感じるところだけど、日中の暑さは、まだまだ夏そのもの。
今年は10月くらいまで、暑い、なんて言われている。

いよいよ2季の始まりか…。

コメント

最後は?

2024-09-11 10:36:07 | 時事(国内)
連日、朝からこの人の顔を見ない日はないほどになってしまっている斎藤知事さん。

どうしてこの人は意地でも辞めないのか?
いろいろ言われているけれど、結果としてスーパーポジティブ思考で自分は悪くないと思っている。そこに鋼のメンタルが上手く作用して、元々あった権力への執着と転落人生への現実逃避。極めつけは辞めて一般人になれば、刑事事件として捜査が進んでしまうことを恐れているから、ということ…?
もっと早く辞任していければ、おねだり知事さんとか面白おかしく報じられることもなかったかもしれないのに。家族や身内の人も相当なストレスなんじゃないかと思う。本人だって仕事をやり難いだろうし…。いつでも顔色を変えず、ほとんど感情を出さない話し方は、元々の気質なのか、それとも感情を読み取られることを良しとしないからなのか、いずれにしろ、ある部分では人気商売でもある政治家にとって、こうした人間味のない人は政治家としては致命的だ。もう次はないことは本人もわかっていると思うけれど、再就職先にしても、どんどん悪くなるイメージで条件は悪くなるばかりだろうと思う。それでも悪名は無名に勝る、というから、どこかには収まるんだろうけれど…。
それにしても政治家をクビにできる法律が一つもないということが、今回ほどもどかしいことはない。もっとも法律は政治家が作るわけだから、彼らに都合よくなるのは当然なんだろうけれど…。まだまだ限界まで粘るんだろうけど、最後は一体、どんな顔をして県庁を去ることになるのだろう?恒例である、職員の方からの花束とかあるんだろうか?

長引く咳を市販の咳止めでだましだまし押さえていたものの、さすがに耐えきれなくなって呼吸器内科へ行ってきた。レントゲンや喘息の検査など、ひと通り検査してみた結果、細菌性の気管支炎だろうと、いうことだった。処方された抗生物質を飲むと体が重くなるのが辛い。もっと早めに病院に行くんだったとちょっと後悔している。

病院から帰ると、ちょうど宅配業者がやってきた。
段ボール12箱、180キロの荷物が玄関を埋めてしまった。

まず、これをなんとかしないといけない。
せめて、薬を飲む前に来て欲しかったな。

名古屋は、それにしても暑い。9月も、もう半ばだというのに、連日34~35℃ある。
まだ真夏だ。この暑さ、いつまで続くんだろう?

コメント

スピーディー

2024-09-08 19:42:48 | つぶやき
今回、チケットのトラブル以外は、特に何もなかった。

反日対応もなかったし、タクシーで怖い思いすることもなかった。今回は新規開拓ということで、いつか行きたいと思っていた市場のいくつかを回ってきた。ワクワクする大発見はなかったが、小さな発見があり、やっぱり老体に鞭うってでも適度に歩かないといけないなと思いを新たにする。まだまだ知らない未訪の市場はいくつもある。何もないという先入観は捨てて、今後も少しづつ行ってみようと思う。歩きすぎて、1日の歩数が2万4000を超える日もあった。

市場間の移動中にタクシーに乗っていた時、運ちゃんにスマホの翻訳機で「バッテリーが無くなるから交換したい、いいか?」と聞かれた。「時間かかる?」と翻訳機で返すと「3分だ」と返ってきたのでOKすると、すぐに脇道に入って車の修理工場のようなところの停止線に停まった。車を降りるように促されると、すぐに車はリフトで上昇。すると機械で車体の下に付いていた1メートル四方のバッテリーが取り外され、代わりに新しいバッテリーがあっという間に装着された。この間1分程度。中国のタクシーは、ほぼすべて電気化されているようだが、このスピードでバッテリー交換ができるのは凄い。人の手も要らないし、充電の手間もない。見たところガソリンスタンドのような感じではないので、交換場所がわかりにくいと思ったけれど、地元の人は皆、知っているのかもしれないし、ナビにも出てくるのかも。一般の車のバッテリーもこういうタイプなのかはわからないけれど、国策で何でもスピーディーにやれてしまう中国の強みなんだろうと思う。

コロナ禍前までの定宿が潰れてしまい、3か月前に宿泊したハート型のベットの宿は蚊も出るしエアコン風が顔に当たるように設計されているところが嫌で、今回、また新たな宿に泊まった。前の宿よりやや高くなるけれど、今後、ここを定宿にしようと思う。ロシアと中央アジアのバイヤーさん御用達宿だが、朝ご飯も美味しいし、とにかく部屋がキレイで裸足で歩けるほどピカピカ。エアコンの調節がきめ細かくできるのと、お湯の出とシャワーヘッドに無駄に金がかかっているのが気にいった。うちはREFAもどきを使っているのだが、うちのより断然良い。思わずREFAかと思って見たらFIFAだった。

これって国際サッカー連盟公認?
相変わらずネーミングセンスは悪いなと思う。

最近、やや円高に振れているといっても、円レートは1元、20円オーバー。まだまだ円安は続いている。せめて18円、欲を言えば17円程度に戻ってくれないと辛いな。

思いがけず、帰国便はアシアナのソウル経由になってしまった。大陸系とは違って、全ての区間でモニターも付いていて日本語映画もそこそこある。深夜便だったにもかかわらず、映画を見入ってしまい、徹夜になってしまった。経由地の仁川空港は10年以上ぶり。そういえばお隣りの韓国とは、つくづく縁がない。韓国に来ることもなければ、ほぼほぼ韓国系に乗ることもないから、客室乗務員の多くが日本語を話すことも知らなかった。思いのほか快適だったソウル経由。でもアシアナ航空は大韓航空と合併することが決まっていて、そのうち無くなってしまうんだとか…。残念。

それでも、次回からは韓国経由で行こうかなと思っている。

コメント

右往左往

2024-09-07 14:52:56 | つぶやき
帰国しました。

今年は日本を出ると、何かしらのトラブルが待っているような気がする。今回もちょっとやらかしてしまった。事の顛末は、そもそも今回の名古屋ー(台北)ーバンコクー広州ー(上海)ー名古屋というルートでは、中国へのノービザトランジットの要件を満たしていなかったということ。それをタイから広州へのLCC、タイベトジェットエアーのチェックインカンターで指摘を受けて、初めて気がついた。言われてすぐに納得して、「なんでこんなことに、気づかなかったんだろう…」と、落ちんだが、あとの祭り。

ノービザトランジットの要件は、入国した都市の省、つまり広州だと広東省ということになるのだが、そこから他の省への移動はできないということになっている。これを踏まえれば、私が購入した広州ー(上海)ー名古屋の帰国便は、荷物こそスルーで名古屋まで行くけれど、人は上海で出国となるわけで、つまり広州ー上海は単純に国内移動と見なされる。ここがダメだということ。なんでこんなことに気づかなかったんだろうと思ったら、コロナ禍以前に、広州発上海経由の名古屋行という同一便名で、しかも国内線と共用して飛ぶ中国南方航空の便があり、時々それを利用していたからだ。この便は広州ー上海間は国内線のみの利用も出来るが、そのまま乗り通すことで名古屋行の国際線としても利用できていた。だからなんとなく頭の片隅にそれが残っていたのかなと、まぁ、そう思ってはみても、今回ははっきりと便名も違うし、予約の時点で気が付いても良さそうなものなのに、なんとも情けない。

タイベトジェットエアーのカウンターの人に体よく追い払われ、早々代案を考えねばならなかった。そうはいっても単純に条件に見合ったチケットを買えば済む話なのでなんてことはない。2万円弱の東方航空のチケットは無駄になるが、それはもう諦めるしかない。現在、広州から名古屋への直行便は復活していないので、使えそうな時間帯の中で、一番安かったソウル経由のアシアナ航空のチケットを、これまた一番安かったトリップドットコムで購入。約3万円ちょっとだった。

で、災難はここから始まった。

無事にカード決済も終わり、あとはメルアドにEチケットが送られてくるのを待つだけ。が、しかし、10分経っても20分経っても送られてこない。サイトの状況を見ると「決済完了、現在発券中、しばらくお待ちください…」と出ている。そこから延々、何も変わらない。30分が過ぎた頃にようやくチャットでのやり取りができると知り、すぐに開始する。すると、チャットの返信に「アシアナ航空は発券に12時間から24時間、要しています…」と返ってきた。これまで一体、どれほどチケットを手配してきただろう、しかもこれほど時間がかかるなんて、かつて一度もないと断言できる。それが寄りによって、今、まさにこの瞬間にチケットが必要なときに限ってこんな事態が…。運の無さに心が折れ、終いにはそれが怒りに変わる。

「それじゃ、間に合わないんだよ!それならそうと、先に言え!」と、チャットに書いて送ろうとしたが、そんなことしても無駄なので辞めた。今さらリファンドも不可能なので、キャンセルはできない。カウンターがクローズするまであと40分。それまでに何とかしないといけない。考えた挙句、ノーマル航空券(正規運賃の航空券)を買って発券した後、キャンセルすれば良いと…。区間は出来るだけ短い距離のところ、広州ー香港で良いかもと思い、それならキャセイのカウンターが近くにあったので、そこで買おうと。カウンターの端っこの人に広州―香港のチケットを買いたいと言うと、「ここには発券機がないから買えない、階上のオフィスなら買えるけど、18時までだから今日はもう無理…」と言われる。時間はどんどん過ぎていき、焦る。

基本、ノーマルはどこの航空会社でも買えるから、ここはホームのタイ航空に行こうかなと思っていた矢先、以前、ブッキングドットコムの航空券サイトには、たしか予約時にオプションで4500くらい円くらい払うと、その後一定の期間内であれば、いかなる理由でも払い戻しできる、というのがあったということを思い出した。タイ航空へ行っても、並んでいて時間だけが過ぎてしまう可能性もあったし、すぐにブッキングドットコムのサイトで広州ー香港間を予約してみた。予約サイトを進めていくと、確かにその項目があり、リファンドできることになっていた。4400円は痛いけど、時間もあと20分くらいしかなかったから、そのまま決済してみる。すると「このカードでは購入できません…」となる。理由はすぐに判明した。このカードで東方航空の上海経由名古屋行のチケットとアシアナ航空の広州からソウル経由の名古屋行のチケットと、今、まさに広州―香港のチケットを買おうとしている。それが全て同じ日付でだ。さすがに他人が不正に利用しようとしていると判断されたんだろうと思う。別のカードでもう一度決済するとすんなり買えた。すぐにメルアドにEチケットも届いたのでホッとする。

こうやって振り返ってみると、大したことなかったようにも思えるけど、心底、焦って、一人で右往左往してしまった。
これで、ようやく広州へ飛べる。チェックインカウンターが閉まる12~3分前だった。

カウンターで、先ほど拒否されたお姉さんに香港行きのチケットを見せると、「「これ、香港から先は…?」と聞いてきたので、「香港で買うよ!」と答えると、ちょっと憮然とした表情をされた。難癖付けられそうな気もしたけれど、渋々な感じで搭乗券を出してくれた。この人タイ人ぽくなくて、ちょっとキツイ感じの嫌な奴だった。でも多分、中華系タイ人なんだろうな。

とりあえず広州ー香港の航空券はスクショして保存して、タイを出国するイミグレに並んでいる間に航空券をキャンセルした。10分後には返金処理も終わり、見せチケットだけが手元に残った。広州では、このチケットを使ってノービザトランジットで入国した。全く問題はなかった、と言えたのは入国時だけ。出国時には、当初の予定であったはずの香港へ出国する便が、なぜソウル行きに変わっているのか、というところを厳しく指摘された。あわてて「早い時間に名古屋へ着かなくてはいけなくなったので、予定を急遽、変更したんです…」と、伝えると、特にお咎めはなかったけれど、今後、こういう事例が少なからず出てくると、そのうち規制されることになるかもしれないと思った。なんとなくだけど…。中国のイミグレの人は無表情で感情が読み取れない、まるで機械のような人ばかりでちょっと気味が悪いなと思った。

初日のアクシデントはこんな感じだった。

元をただせば、自ら蒔いた種が原因だが、そこにちょっとした不運が重なり、こんな災難になってしまった。
追加費用は発生したが、予定だけは変わらずに済んだので、まぁ、良しとするしかない。

慣れが慢心を招くということなんだろうな…。

以後、気を付けたいと思う。


コメント