ハバロフスクといえば、何はともあれアムール川である。
と言うか、見所はこれだけといっていい。と言うよりも、これしかない。
いや、これも見所ではないけれど…。実際には美術館や博物館などもある
が、全く興味がないのでひとつも行かなかった。
この川を挟んで対岸は中国、黒龍江省である。と言っても、ハバロフスク
付近の川幅は3~4キロもあり対岸は見えない。さらに川にはいくつもの中
州や島があり、まったく把握しにくい川であった。
しかし、いつも川は茶色く澱んでいて、近くで見ると結してきれいではない。
まぁ、遠くから眺めている分には、大変、気持ちよかった。もっとも羽虫(ブヨ)
さえいなければだが…。
この街では本当に何もしなかった。毎日ホテルで朝食を済ますと散歩に出かける。
公園を見つけると子供をそこで遊ばせ、その後、お昼を食べ、一度、ホテルに戻
り昼寝をする。その後、再び散歩へ出かけ、時々、バスに乗り駅に行ったり、ス
ーパーへ行ったり、子供が飽きると、街中にある寂れた遊園地へ行って遊ばせた
りと、思えば、日本での普通の休日と何ら変わらないような過し方だった。
それでも、やはりそれなりに疲れるものである。
2歳児を伴っての海外旅行なんて、まぁ、そんなものなのかもしれない…。そもそも
行き先を決めるのもひと苦労だった。フライト時間や乗り継ぎ時間には気を使うし、
治安や食事、気候なども、ある程度安心できる場所でないと、「では、行こうか…」
とはならない。うちの場合は、私が良くても妻がいい顔しない。また、飛行時間は
およそ4時間以内で乗り継ぎが極端に長い場合も却下。夜間フライトも避けるという
暗黙の了解もある。
だからといって、親が行きたくないところに、「子供の為に行く…」などとは、海外
に関しては私にはありえない。この辺が母親的思考とは違うかもしれない。
そのような狭い選択肢の中から、なんとか選んだ場所がハバロフスクだった。本当は
サハリンに行きたかったのだが、あまりの何もなさに妻のテンションが極端に下がっ
たので、もう少し大きい街であるハバロフスクかウラジオストックで妥協し、成田の
乗り継ぎの時間の関係でハバロフスクに落着いた。
ただ確かに何もないし何もしなかったが、極東ロシアはある意味、非常に穴場だと思った。
何より近いし、異国情緒は満喫できるし、また、ツーリスティックではないのがいい。おお
よそ同じ程度の距離にある韓国、台湾、上海、香港そしてグアムやサイパンにあれほどいる
観光客がほとんどいない。そもそも成田からの便では日本人は私たちを含めて5人だけ、あと
はロシア人が25人ほどだった。
反面、ツーリストインフォメーションなどは全くないし、英語も絶望的に通じない。また、
マックやケンタッキーなどのファーストフードも全くない。(まぁ、これはいいけれど…)
多少、不自由もあるが、すごく遠くに来たような新鮮な感じが良かった。
非日常と日本人に出会わない安近短で行ける場所を求める方には大変、お勧めである。
個人的には、また行きたい。今度はサハリンか、カムチャッカもいい。特にカムチャッカな
んてツアーで行けば50万くらいするし、10年位前までは、外国人はともかく普通のロシア人
でさえ入域が出来なかった場所である。
しかし、もう、家族では無理かもしれない。妻のハバロフスクの印象が悪すぎた為である。
それもこれも羽虫(ブヨ)のせいだ。冬なら虫はいないだろうけれど、寒くて却下されそ
うだ。
また、極東ロシアは距離が近いため、国内線に毛の生えた程度の少ないマイルで行けるのも
魅力である。
次回は一人で行ってもいいかな…。
CENTER>![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)
と言うか、見所はこれだけといっていい。と言うよりも、これしかない。
いや、これも見所ではないけれど…。実際には美術館や博物館などもある
が、全く興味がないのでひとつも行かなかった。
この川を挟んで対岸は中国、黒龍江省である。と言っても、ハバロフスク
付近の川幅は3~4キロもあり対岸は見えない。さらに川にはいくつもの中
州や島があり、まったく把握しにくい川であった。
しかし、いつも川は茶色く澱んでいて、近くで見ると結してきれいではない。
まぁ、遠くから眺めている分には、大変、気持ちよかった。もっとも羽虫(ブヨ)
さえいなければだが…。
この街では本当に何もしなかった。毎日ホテルで朝食を済ますと散歩に出かける。
公園を見つけると子供をそこで遊ばせ、その後、お昼を食べ、一度、ホテルに戻
り昼寝をする。その後、再び散歩へ出かけ、時々、バスに乗り駅に行ったり、ス
ーパーへ行ったり、子供が飽きると、街中にある寂れた遊園地へ行って遊ばせた
りと、思えば、日本での普通の休日と何ら変わらないような過し方だった。
それでも、やはりそれなりに疲れるものである。
2歳児を伴っての海外旅行なんて、まぁ、そんなものなのかもしれない…。そもそも
行き先を決めるのもひと苦労だった。フライト時間や乗り継ぎ時間には気を使うし、
治安や食事、気候なども、ある程度安心できる場所でないと、「では、行こうか…」
とはならない。うちの場合は、私が良くても妻がいい顔しない。また、飛行時間は
およそ4時間以内で乗り継ぎが極端に長い場合も却下。夜間フライトも避けるという
暗黙の了解もある。
だからといって、親が行きたくないところに、「子供の為に行く…」などとは、海外
に関しては私にはありえない。この辺が母親的思考とは違うかもしれない。
そのような狭い選択肢の中から、なんとか選んだ場所がハバロフスクだった。本当は
サハリンに行きたかったのだが、あまりの何もなさに妻のテンションが極端に下がっ
たので、もう少し大きい街であるハバロフスクかウラジオストックで妥協し、成田の
乗り継ぎの時間の関係でハバロフスクに落着いた。
ただ確かに何もないし何もしなかったが、極東ロシアはある意味、非常に穴場だと思った。
何より近いし、異国情緒は満喫できるし、また、ツーリスティックではないのがいい。おお
よそ同じ程度の距離にある韓国、台湾、上海、香港そしてグアムやサイパンにあれほどいる
観光客がほとんどいない。そもそも成田からの便では日本人は私たちを含めて5人だけ、あと
はロシア人が25人ほどだった。
反面、ツーリストインフォメーションなどは全くないし、英語も絶望的に通じない。また、
マックやケンタッキーなどのファーストフードも全くない。(まぁ、これはいいけれど…)
多少、不自由もあるが、すごく遠くに来たような新鮮な感じが良かった。
非日常と日本人に出会わない安近短で行ける場所を求める方には大変、お勧めである。
個人的には、また行きたい。今度はサハリンか、カムチャッカもいい。特にカムチャッカな
んてツアーで行けば50万くらいするし、10年位前までは、外国人はともかく普通のロシア人
でさえ入域が出来なかった場所である。
しかし、もう、家族では無理かもしれない。妻のハバロフスクの印象が悪すぎた為である。
それもこれも羽虫(ブヨ)のせいだ。冬なら虫はいないだろうけれど、寒くて却下されそ
うだ。
また、極東ロシアは距離が近いため、国内線に毛の生えた程度の少ないマイルで行けるのも
魅力である。
次回は一人で行ってもいいかな…。
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