歌舞伎役者さん、逮捕…。
最近は歌舞伎役者さんもドラマなどに出る人もいて、顔を見ればわかる人もいるが、歌舞伎など全く観たことがないので、ほぼほぼ知らない。この人は半沢にも出ていたし、知ってはいたけれど、屋号などはさっぱり。伝統芸能としての歴史や価値は否定しないけれど、外から入ってくる人との待遇の格差を見ると、現代に残る既得権益の一つでもあり、好きな人には申し訳ないが、先入観だけで嫌いだ。もっとも世襲は歌舞伎だけでなくいろんな世界にあり、その歴史に惹かれる人もいる。それはわかる。
歌舞伎が昔から今のような世襲だったわけでないと知ったのはごくごく最近だ。なんでも名跡は引き継がれてきたが、必ずしも実子血縁ばかりではなかったらしい。戦前は才能ある子を養子にしたり、庶子に継がせたりすることも多かったようで、今のように実子だけに継がせるようになったのは完全に戦後のことなんだとか。というのは、戦前は全国各地至る所に劇場があり、歌舞伎のすそ野が広くなり手も多かったらしい。ところが戦後は一転して劇場が限られるようになると、役者の数も減り、なり手も減ってしまった。そんなところから世襲が始まったようだ。
また歌舞伎は幼少からの教育と体得が必要で、仮にその子が天才でも18歳から始めたのでは6歳から始めた凡才を追い抜くことはできない世界なんだとか。それを聞くと世襲も納得してしまいそうになるが、それでもやっぱり芸能の世界は人気や集客力が一番重要で、だとすれば外から引き入れる窓口を大きくしておくことも大事なのではないかと勝手に思っている。
最も悪しき世襲は政治の世界で、基本的に外からの人材が参入すべき世界なので、世襲が批判されるのは当然だ。それでもこれだけ2世議員がはびこる日本は世襲に寛容なのかも。
皇室と重なるところもあるし、長い歴史の中で王様を殺して革命を起こした経験のない国というところでも、やっぱり世襲が肯定されやすいのかなと…。
なんだか逮捕とまったく関係ない話になってしまった。
最近は歌舞伎役者さんもドラマなどに出る人もいて、顔を見ればわかる人もいるが、歌舞伎など全く観たことがないので、ほぼほぼ知らない。この人は半沢にも出ていたし、知ってはいたけれど、屋号などはさっぱり。伝統芸能としての歴史や価値は否定しないけれど、外から入ってくる人との待遇の格差を見ると、現代に残る既得権益の一つでもあり、好きな人には申し訳ないが、先入観だけで嫌いだ。もっとも世襲は歌舞伎だけでなくいろんな世界にあり、その歴史に惹かれる人もいる。それはわかる。
歌舞伎が昔から今のような世襲だったわけでないと知ったのはごくごく最近だ。なんでも名跡は引き継がれてきたが、必ずしも実子血縁ばかりではなかったらしい。戦前は才能ある子を養子にしたり、庶子に継がせたりすることも多かったようで、今のように実子だけに継がせるようになったのは完全に戦後のことなんだとか。というのは、戦前は全国各地至る所に劇場があり、歌舞伎のすそ野が広くなり手も多かったらしい。ところが戦後は一転して劇場が限られるようになると、役者の数も減り、なり手も減ってしまった。そんなところから世襲が始まったようだ。
また歌舞伎は幼少からの教育と体得が必要で、仮にその子が天才でも18歳から始めたのでは6歳から始めた凡才を追い抜くことはできない世界なんだとか。それを聞くと世襲も納得してしまいそうになるが、それでもやっぱり芸能の世界は人気や集客力が一番重要で、だとすれば外から引き入れる窓口を大きくしておくことも大事なのではないかと勝手に思っている。
最も悪しき世襲は政治の世界で、基本的に外からの人材が参入すべき世界なので、世襲が批判されるのは当然だ。それでもこれだけ2世議員がはびこる日本は世襲に寛容なのかも。
皇室と重なるところもあるし、長い歴史の中で王様を殺して革命を起こした経験のない国というところでも、やっぱり世襲が肯定されやすいのかなと…。
なんだか逮捕とまったく関係ない話になってしまった。