ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ナガランド

2012-01-31 21:12:16 | 時事(海外)
昨日、大阪への車中、「アジアの雑誌」を読んでいた。

「アジアの雑誌」とはタイで発行されている「G-ダイアリー」という
エロおやじ御用達用の夜遊びガイド本の元編集長らがスタッフと共に
分離独立して作り始めた雑誌である。とは言っても、やはりこちらも
誌面の3分の1はその手の広告やら店案内で占められているのだが、
つい手が伸びてしまったのは、「ナガランドを旅する」という特集だ
ったからである。

「ナガランド」

インド東北部にあるミャンマーと国境を接する場所に位置する、マイ
ナーなエリアである。長らく許可書がないと外国人は入域ができなか
った場所で、その入域許可書も4人集まらないとダメなどというやっ
かいなもので、他のインドのように自由に旅することができない場
所だった。そういう意味では、今や世界中に残された数少ない秘境と
言える。それがどうやら昨年から許可書がなくても自由に入域するこ
とが可能になったらしく、そのレポートが今月号に掲載されているの
である。

訪れた記者は、隣接するアッサム州からナガランドに入っている。
アッサムはインドの中心から見ると随分、東に位置する場所だが、
ここはまだ、圧倒的にあの鬱陶しいインド人の世界である。しかし、
一歩、州境を越えナガランドに入ると、そこは我々と同じモンゴロ
イドの世界で、それもなんだか日本昔話に出てくる懐かしいような
風景に変わると記している。道もすべて未舗装だし電気もほとんど
通っていないということである。

いかにこれまでインド政府が何もしなかったかがわかる、というか何
もできなかったのかもしれないが…。

これだけでも充分行きたくなるのだが、この記者がインドとミャンマー
の国境線上に位置する村を訪ねたときに出て来た村の長の写真を見て
さらに興味がわいた。この村長さんが首から提げている飾り物が凄い
のだ。シルバーか銅製かわからないが人の顔のようなものが5つ横に
並んでいて、そのうえにあるプレートのようなものにアルファベット
で文字が入っている。おそらくそれほど古いものではないように見え
るのだが、特に民族的に強烈なインパクトがあるというわけではない
が、なんとも言い難い感覚のもので思わず欲しくなった。

長らく限られた外国人しか入っていないわけで、それだけに商業的で
はない珍しいものも見れる可能性もあるし、しばらくの間は人々も珍
しさもあって非常に親切に違いない。

行くなら早いうちに限る…だろう。

また、ナガランド以外にもマニプル州とミゾラム州が開放されたよう
で、残るはチベットと隣接するアルナーチャル・プラディッシュ州
のみパーミッションがいるような記載であった。

現在、ミャンマーも急激に民主化されており、今後、少数民族との和
解がさらに進めば、正式にインドとの国境も開放され、近い将来、我
々外国人にも東南アジアからインドへの陸路での道が開かれる日も近
いかもしれない。

もっとも、そうなれば、今のラオスのように急激に観光化され、あっ
という間に開発されてしまうかもしれないが…。

うーん、行きたいなー。




コメント

ビルマサッカー

2012-01-29 20:54:13 | 時事(海外)
先日、妙にサッカーに詳しい人と話をしていて大変、びっくりしたこと
があった。

その方曰く、「日本人に最初にサッカーを教えたのはビルマ人なんですよ…」
と言うのである。今までてっきりヨーロッパから伝わったと思っていたので
大変、意外だった。

なんでも、大正時代に日本に留学していたビルマ人が日本人にサッカーのいろは
を教えたというのである。もっともサッカー自体は、その時すでに日本に存在は
していたのだが、それまでの日本人選手はヘディングの存在も知らなかったし、
パスが何であるかも知らなかったのだという。つまりボールを蹴ることだけが
サッカーだと思っていたようである。

そのような中、この方はサッカーというスポーツの基礎を日本人に徹底的に教え、
「サッカーというのは考えてやる知的なスポーツなのだ…」ということを理解
させたのだと言われているそうな。

ちなみに、このビルマ人留学生、その後、ビルマで何か足跡を残していてもおか
しくないと思うのだが、なぜかその後、ビルマでコメディ映画に出演し、それが
ブレイクし、映画俳優になってしまったという。

なんでそのような展開になるのか良くわからないが、まぁ、そんなところも
いかにもビルマらしい。

ともかく当時のビルマのサッカーはかなりレベルが高かったのである。
もっとも英国の影響だと思われるが、今は見る影もない…。

昨年の後半くらいから、急激に改革解放政策を取り始めた(ビルマ)ミャンマー
に現在、世界中から脚光が浴びている。

東南アジアで最も出遅れてしまったこの国も、今後、急激に変わるだろうと思う。
おそらくビルマのサッカーチームも再び、力を入れるに違いない。

今度は、日本人がビルマにサッカーを教えに行く番かもしれないな。




コメント

格闘

2012-01-28 21:34:05 | つぶやき
今日は確定申告に向け終日、数字と格闘していた。

年度末までの帳簿の整理を終えた後、決算書のおおよそをやり終えたかった
のだが、夕方近くでギブアップした。やはり事務仕事は嫌いだ。毎年のこと
だが、長い時間数字を見ていると、頭が痛くなってくる。

経理という仕事も、数字が好きとか、何かそういうものがないとやれない
仕事なんだなとつくづく思った。

夕方、外に出ると耳が痛いくらい寒かった。
このところ名古屋も寒い日が続いている。

来週、アジアへの出張がある。向こうではTシャツで充分だろう。

仕事とはいえ、この寒さからの脱出は、それだけで、ちょっとうれしいものである。

では、おやすみなさい。


コメント

ブルーカード

2012-01-27 14:11:28 | 時事(海外)
アメリカの永住権のことを、俗に「グリーンカード」と読ぶことは、
周知の通りである。

そして、アメリカでは多くの不法就労者らが、このグリーンカード
を取得する為に四苦八苦しているのも周知の通りである。確か数年
前には、このような人々の姿を追った「グリーンカード」というタ
イトルそのままの映画も公開された。

そして、今年はなんとモンゴルが、経済成長に伴い不足する労働者
を補う名目でモンゴルの永住権、その名を「ブルーカード」と名付
け、広く永住者を募り始めている。

それを聞いて始めは、「日本は先を越されたな…」と思うと同時に
「日本人も行けるのか…」などと思ったのだが、詳細を見て「なん
だ、こりゃ…」と首を傾げることになった。

システムこそ、アメリカのグリーンカードを踏襲しているのだが、
移住の条件に当てはまるのは、「世界に散らばるモンゴル系に限る
…」ということである。中国・内モンゴル自治区やシベリアに住む
モンゴル人に始まり、アフガニスタンのハザラ人やモゴール人のよ
うに歴史的にかつてモンゴル帝国時代にモンゴルから派遣されたモ
ンゴル軍の末裔やモンゴル帝国以降の歴史に翻弄され、移住した民
族を示すということなのである。

しかしそれって、一体、どうやって、特定するのだろう…?

内モンゴルやシベリアに住むモンゴル人なら未だしも、そもそもモ
ンゴル帝国なんて12世紀~16世紀とかに栄えた「チンギス・ハーン」
の時代の話である。実際、その後の何百年で相当、混血を繰り返し、
ハンガリー人なんて姿形は完全ゲルマン民族仕様だが、モンゴル襲来
時に随分、血が混ざりある意味、モンゴル系とも言えるのではないの
か?他にもそのような民族はゴロゴロ居そうである。

正確なところはわからないが、いわゆる「モンゴル系」とひとくく
りに言われても、その定義は大変、曖昧でかつ広範囲になると思わ
れる。

では何か簡単に判別できる方法はないのか…?

ひとつだけ、確固たるモンゴル系の証があるではないか!

我々日本人にもある「蒙古斑」だ。

これがあれば、いや、できたかどうかか?いやいや、赤ちゃんの時
の尻の写真なんてないだろうから証明するのは難しいが、とりあえ
ず「蒙古斑」のある家系かどうかでひとつの目安になるのではない
だろうか?

それに、モンゴル人が慎み嫌う漢民族には「蒙古斑」はないわけで、
ある。これで漢民族の流入は防げるだろう。また、これで日本人は
OKとなる。

後は、行きたい人がどれだけいるのかが問題だが…。
冬は相当、寒いしなー。



コメント

スポーツと金

2012-01-26 20:36:56 | スポーツ
このところ、スポーツ界が賑やかだ。

テニスの錦織の活躍やらメジャーに移籍したダルビッシュに今日はマー君が
結婚するとかなんとかである。

まぁ、そんなのはどうでもいいが、移籍会見でのダルビッシュ、なかなか
格好良いではないか。野球には熱いが、もう少し軽い男だと思っていたが、
まったく違っていた。離婚のタイミングでの移籍も、結してお金や名誉で
はないところも好感度アップである。

このような有望株の選手を容易に手放す日本ハムはなんて寛容なのかと思い
きや、そこにはちゃんとした理由があったのだ。

元々、日本ハムは資金力にゆとりのあるチームではないそうで、毎年好成績
を残してどんどん年棒が高くなっていくダルビッシュをこの先5年10年在籍さ
せる資金力はなかった。また、日本ハムはどちらかと言えば去る者は追わず
というチームであり、メジャーに挑戦した岡島や建山を筆頭に他チームへの
移動を望む選手にも元来、寛容だった。
 
そのような体質の中、どうせダルビッシュをFAで手離さすことになるのなら、
今のうちにポスティングを容認し、多額の資金を入手できるほうが得策だと
考え、本人の意思が確認できる前に、すでにポスティングの容認をリークし
ていたとのことである。

日本ハムは今回のダルビッシュの移籍で40億円を獲得している。

ダルビッシュの年俸も然ることながら、そこに関わる球団や代理人といった
周囲の方々にも多額の資金が落ちるわけである。

本人の野球への思いは別にすれば、後はすべてお金なのかな…。

そんなことを考えながら、あらためてスポーツも所詮、ビジネスなんだと思っ
た次第である。






コメント

夢がある…

2012-01-24 15:59:11 | 時事(国内)
宝くじの当選金が発行額の100万倍から250万倍に引き上げら
れるそうだ。

このところ売り上げが減少しつづけている宝くじの起死回生
を狙った苦肉の策だと思うが、果たしてこれで売り上げ増に
つながるのだろうか?

そもそも宝くじというものは、ほとんど当たらないといって
いいほどの確率なのである。そしてそんなことは重々解りき
った上で多くの人は購入している。
ということは、夢である1等の3億円よりも、目先の10枚分
つまり購入費の3000円が惜しいという、現在の不況を反映した
経済苦からの売り上げ減だと考えられる訳である。

従って当選金を引き上げれば、当たる確率は今よりさらに下
がるわけで、そう考えれば、購買意欲は今よりもっと落ちる
ことも充分想定できる。

当選金をアップすれば売り上げが増える。

どこか短絡的過ぎるような気がしている。

売り上げを増やしたいなら、むしろ競馬程度の当選確率まで
下げるべきだ。つまり100万円程度の当選を増やすほうが買
う側にとっては現実的な話となり、より購入者増に繋がり
やすいと思われる。

しかし、そうすると宝くじそのものが「夢のない話」になっ
てしまうかもしれないな…。

いやいや、当たらないから「夢がある」のか…。

どっちだろう…?




コメント

ハワイ発モンゴル経由欧州行き

2012-01-22 12:47:01 | 時事(国内)
大相撲初場所で把瑠都が優勝した。

まったく見ていなかったが、ついに白鵬の時代も終わったのかと
ちょっと気になった。まぁ、世代交代というのはどこの世界で
もある。

モンゴル勢から欧州勢へ、というのは気が早過ぎか…?

かつては、小錦や曙、武蔵丸といったハワイ勢というかポリネシ
ア勢が圧倒していた時代があった。ただ、詳しいわけではないが、
このハワイ勢というはどちらかというと、ただ巨漢なだけという
か、要するに技もへったくれもなく、その圧倒的なデブを生かし
た力相撲だけで強かったような気がしている。

まぁ、強ければいいのだが…。

しかしその点、モンゴル勢は違った。ベースにモンゴル相撲なる
ものがあるからなのかもしれないが、ハワイ勢とは比べものにな
らないほど技がある。動きも早いし、切れも違う。

そして欧州勢は…。

最近、まったく見ていないので語れないが、とりあえず名前のセンス
はイケてない。把瑠都はバルト三国のエストニア出身だから把瑠都である。

でも、せっかくエストニア出身なのだから「エスト」「恵須取」でいいの
ではないか?

ちなみに琴欧洲のおかげで、ブルガリアは少々、日本での知名度は上がった
が、彼の四股名もどうせなら「ぶるが」「舞琉雅」の方が解りやすくていい
と思うのは私だけだろうか…?

「恵須取」確か、戦前の樺太にこんな名前の町があったな。
「舞琉雅」は、英語で「ブルガー」だと「格好だけの口先野郎」になってし
まうので却下だな。

まぁ、どうでもいい話である。



コメント

古き良き時代と三丁目

2012-01-21 22:49:23 | 映画
映画「三丁目の夕日’64」が本日、公開である。

見たい…。

このところ、映画はあまり見に行かないが、このシリーズ
だけは大好きで、前々作、前作と見に行っている。
そういえば、昨日はテレビで前作がやってたな。

三丁目の夕日が描かれているのは、昭和30年代だ。
経済成長ただ中の日本とまだ近所付き合いが色濃く残る
庶民の暮らしが、その時代を知らない者にもどこか懐か
しさを感じさせてくれる。

タイムマシンがあったら、ぜひ、行ってみたい時代のひ
とつである。

日本よりひと足先に豊かさを享受したアメリカが、ケネ
ディ大統領が暗殺される以前の時代を「古き良き時代」と
呼んで懐かしんだように、日本もまた、戦後から昭和40年
くらいまでの間を、こんな風に呼ぶようになるのかもしれ
ない。

これを見ると、つくづく、成熟した社会の面白みのなさを
感じるものである。

来月末には、見に行けるだろうか…?

コメント

酒の力

2012-01-19 13:22:36 | 時事(国内)
田中慎弥氏の芥川賞、受賞会見。

結構、おもしろかった。

人によって感じ方はそれぞれだとは思うが、ある意味このような
ダメ人間的要素満載な人が社会的評価を得るのは、大変、意義深
いことだと思う。

高校卒業後、全く働かず、母親の世話になってひたすら小説を書
いていたなんていうのも、見方によっては一本気があって素晴ら
しいではないか。早いうちから自分自身を見極めていたからこそ
社会には出なかった。こういう方が無理に社会に出ると、精神的
に辛くなり、鬱を発症したり、より人間不信に陥ったりと人生持
ち崩してしまうことも多い。

成人しても、なを母親頼みの生活をし続けたことに批判もあるだ
ろうが、彼の場合、その選択は間違っていなかったと思われる。

また、会見では酒の力もあったと思うが、作家や芸術家にサラリ
ーマン的常識は必要ないと思っている。

それはそうと、肝心な小説のほうはどうなのだろう…?

まったく社会に出ずにして、完全な想像の世界だけで書き上げる
ことができるのも、文章力に付随する才能といえるのかもしれな
い。

また、「リアリティーがない」などというのも、それは彼の経歴
を知った上でそういっているのか、果たしてどうなのだろう…?

私は人の小説を書評するほどまともな本を読んでいないので、彼
がどれほどの才能を持っているのかまったくわからないが、それ
でも、ともかく石原慎太郎に喰ってかかったことだけは評価できる
ものである。

願わくば、素面でもああいう人であっていただけると、ちょっと
うれしい気がしている…。


コメント

巡り巡る…

2012-01-17 09:48:18 | つぶやき
このところ、やけに人からモノをいただく。

ここ数日間だけで、トルコみやげのマフラーに始まり、陶器に
古布で作った袋に手作りベスト、子供の長靴に種銭に干し柿、
お好み焼きに様々な菓子類、そして、友人からは手作りの木の
おもちゃをいただいた。

ちょっと続き過ぎではないかと、なんとも恐縮してしまうが、まぁ、
偶然、重なる時もあるのだろう…。

中でもおかしのは、友人からの贈り物だった。
これは出産祝いらしいのだが、娘が生まれてすでに1年半近くになる。
この時差に多少の戸惑いと同時に、さらに何のコメントもなく、しか
も突然だったので、一瞬、「箱のどこかになんらかのメッセージが隠さ
れているのではないか?もしくは、おもちゃ自体に何か仕掛けがある
のではないか…」と察したのだが、結局、何もなかった。

翌日、単に「入れ忘れた…」と判明したが、ほんとうにありがたい
ものである。

そして、こういう流れは止めてはいけないような気がしている。
このように頂いてばかりの時は、積極的に差し上げるほうに回りたい。

なぜなら、そうやって世の中、様々なモノが巡り巡っていると思うか
らである。

では、一体?誰に?何を?

「…、…」

こういうのは自然な流れでいいか…。

コメント