ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

山陰の旅(出雲と鳥取)

2023-12-04 20:47:14 | 旅行(国内)
ちょっと山陰へ行ってきた。

土曜日の朝4時に名古屋を出て、出雲大社ー足立美術館ー米子(宿泊)ー境港ー鳥取砂丘を回って帰ってきた。山陰は初めてだ。名古屋からの距離感すらわからず、ナビでは高速を使うと6時間と出てきた。週末とはいえ早朝だけに道は空いており、休憩を入れてちょうど6時間で最初の目的地である出雲大社に到着。

ここでお参り。今年は伊勢神宮と近所の熱田神宮にも行ったので、三大神宮の残りのひとつだと勝手に勘違いし、いざ出雲大社に来たわけである。けれどこれがちょっと違うようで残りのひとつは奈良県にある石上神宮なんだとか…。もっとも正確には明確な定義はなく、他にも説があったりするけれど、まぁ、あまり興味もないし、どこだろうとお参りはお参りである。

ちゃちゃっとお参りして、昼に名物の出雲そばを食べて妻が希望する足立美術館へ向かう。横山大観も日本庭園も私は全然興味ないけれど…。で、この日の宿泊は県をまたいで鳥取県の米子へ。足立美術館から車で30分。泊った宿は昭和の感じを残した巨大なホテルで、朝夕の2食付きで1人4,500円税込み。今どき旅館なら普通だが、2食付きのホテルなんて聞いたことないし、この価格で2食付きなんてびっくり。レストランの配膳担当おばちゃんが怖い感じとかいろいろあるけれど、食事は至って普通だし、マズいだなんだとこの価格で文句を言ってはいけない。けれど部屋はキレイだしトイレとバスルームも別でなんの文句もない。しかも部屋に備え付きのテレビがブラウン管テレビだった。まだ生き残っていたことに感動し、その画面の不鮮明さが一気に昭和へタイムスリップさせてくれた。

米子に宿泊の際は「米子ユニバーサルホテル」一択です。
グルメの方は、夕食は外に食べに行きましょう。

翌朝、朝食を済ませて向かったのが境港市。あの「ベタ踏み坂」で一躍有名になったところ。鳥取県の西の果て島根県との県境の町だ。そこにかかる江島大橋がいわゆる「ベタ踏み坂」と呼ばれる橋。勾配が急で撮り方次第ではありえない角度で写る。ただし世に出回っている超インパクト角度で撮るには、望遠レンズのカメラが必要でスマホでは無理だった。私たちはそこまでのこだわりはないので、普通にスマホで撮ってきた。

その後、境港から鳥取砂丘へ向かう。同じ鳥取県でも90キロ強離れていて意外と時間がかかる。けれど素晴らしいのが、鳥取や島根は無料の高速道路が所々あり、これが大変便利だった。これまた初めての鳥取砂丘。これは私のリクエスト。鳥取に行くなら砂丘だけは行きたいと思っていた。

けれど、妻も娘も「なんで砂丘になんかに行くの?」「砂漠見てるんだからわざわざ遠回りして寄らなくてもいいじゃん…」と、当初はブーイングの嵐だった。で、いざ行ってみると、結構なインパクトで皆、大はしゃぎ。砂丘を下って登って目の前に広がる荒波の日本海がちょっと日本の風景っぽくない。結局、二人とも「やっぱり来て良かったかも…」という感想で終わった。

その後、鳥取市内の漁港の食堂で魚を食べて帰ってきた。
お刺身が美味しかったな…。

これだけ日本に外国人観光客が来ているのに、山陰では足立美術館で台湾人の団体客を見かけただけで、出雲大社や鳥取砂丘でもほとんど出会わなかった。もしかすると車がないと行きにくい場所ばかりだから、それとも人気がないからなのか、どうなんだろう?

今度はまだ行ったことない四国にも行ってみたいな…。

そろそろ春の旅計画もしないといけない…。

このところ、度々私の携帯にスリランカとかアフガニスタンから着信がある。
そんなところに友人知人などいないし、なにか新手の詐欺なのか?
もし出たら、何語でしゃべってくるんだろう?

何年か前に、ニウエ(ニュージーランド領)とかから電話がかかってきて、出ると高額請求されるなんていうのが流行った時があった。

あれだろうか…。

ちょっと気になっている。

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横浜のち鎌倉、時々藤沢、そして箱根とトランジット静岡。

2023-08-30 20:45:36 | 旅行(国内)
帰省の後、横浜で泊り、鎌倉と藤沢に立ち寄り、箱根でさらに1泊して帰ってきた。

鎌倉は10年以上ぶり。夏休みのせいもあってか若い人と外国人で賑わっていた。特に小町通りなんて、原宿の竹下通りかと思うほどの人通り。妻がクルミを使ったお菓子の「クルミッ子」が買いたいというので、その店に寄り、娘は娘で「東京リベンジャーズ」のロケ地がある藤沢の「皇大神宮」に行きたいというので、江の島のついでに行ってきた。生で見る江の島は30年以上ぶり。サファーがちらほらいる程度の湘南も気持ちよかった。海が好きな人なら、やっぱりこんなところに住みたいと思うんだろうな。

この日は箱根の強羅の温泉宿に宿泊。箱根なんて子供のころに行った以来。長湯をして部屋でゴロゴロ。標高1000メートルくらいあるので、夜は涼しくエアコンなしで眠れた。朝湯をして朝食を食べたら再び眠くなり、本当はチェックアウトまでゴロゴロしてそのまま帰りたがったが、妻が大涌谷と芦ノ湖に寄りたいと言うので立ち寄ってから帰宅。大涌谷から見る富士山がキレイで、やっぱり結構高い山なんだなとあらためて思った。

関東圏人からすると箱根を超えると、とりあえず異国だ。箱根から沼津の方へ出て、そこから第2東名に乗り名古屋へ。道中がほぼほぼ静岡県で、ほんとうに東西に長いなと。東の熱海や御殿場は同じ静岡でも完全に関東圏だが西の浜松なんかは完全に中京圏だ。境はやっぱり静岡市になるんだろうか?いや、感覚的には静岡市は関東圏で掛川とか焼津あたりが境になるような気もする。

静岡といえば、お茶にみかんに焼きそばに浜松餃子、そして干物や魚なんかもおいしいが、ベストはおでんだ。静岡のおでん、大変、美味しい。東名の何か所かのドライブインに店があり、初めて食べてハマった。以来、帰省の度に必ず立ち寄り、食べるのが恒例になっている。

サービスエリアといえば海老名もヤバい。あそこに寄ると、なんでも美味しそうに見えて、なんか余計なものを買ってしまう。
そういう仕掛けになっている…?

ガソリンがリッター180円を超えている。
随分、高いなーと思う。

インドでも、たしか165円くらいだったから、日本だけじゃなんだろうけれど…。
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明石と神戸

2023-05-04 13:40:38 | 旅行(国内)
連休中、唯一の休みに明石と神戸に行って来た。

火曜日の仕事終わりに出発して、深夜に明石に到着。で、そのまま一泊。直前だったため連休中はどこもホテルは満室だし、しかも高い。連休の中日に当たる月曜、火曜は直前でも未だ空いているところもあるし、連休価格でないところもあったので、そこを予約した。神戸は何度か行ったことがあるけれど、明石は初めてだった。橋を隔てて目の前に淡路島が見えた。こんなに近いとは思わなかった。

素泊まりだったので朝ごはんに明石焼を食べる。地元では玉子焼きと呼ばれていることや、だし汁に浸して食べたることも知らなかったし、たこ焼きとは随分違うということを初めて知った。ちょっと茶碗蒸しにも似ている。お昼には魚の棚商店街でアナゴを食べた。名物のタコにしようかと思ったけれど、おいしそうだったのでアナゴにしてみた。名古屋で食べるモノとは随分違って、香ばしくて大変、美味しかった。明石はやっぱりお魚がおいしい。

で、昼から神戸に移動。
北野をふらふら歩いて、ハーバーランドへ。貰ったチケットで今月末でなくなるらしい観覧車に乗った。ちょうど震災の直後に出来た観覧車で、平成生まれだけれど何となく観覧車自体は昭和感満載だった。高い所が嫌いなので乗ってから後悔したけれど遅かった。その後、買い物して暗くなってから南京町の中華街へ。さすがに連休だけあって人が多い。メイン通りはなかなか進まない程、混んでいた。比較的空いていた店に入って飲茶を食べたが、やっぱりこういう時でも空いているところは美味しくないんだなということを実感する。

大の飲茶好きからすると、せっかく中華街に来たのにこんなに酷いのに当たるなんて不幸過ぎる。名古屋では10年くらい前にワゴンで食べられる飲茶屋さんが閉店してから気軽に食べられる飲茶の店がなくなってしまった。ホテルの中に高級店はあるけれど、そんなところには行けないから、なかなか食べる機会がない。昨日はせっかくの機会だったのにちょっと残念だった。

夜9時過ぎに神戸を出て、名古屋に着いたのはちょうど日付がかわるちょっと前。さすがに夜だけあって渋滞とも無縁だった。それでも車は多かったけれど…。

仕事を終えてから、夜出発するパターンで出掛けるのは、時間的に大変効率が良いと気が付いた。これで行けば2日間でも出雲大社とか鳥取砂丘くらいは行けそうだなと。

するとやっぱりキャンピングカーが欲しくなる。

いけない、いけない…。
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福岡、長崎の旅(2)

2023-03-25 20:25:37 | 旅行(国内)
大宰府から高速を使って2時間ちょっとで長崎に到着。

宿は旧英国領事館近くのある古い洋館を使用した建物で、小ぶりだがタイル使いがオシャレな西洋風のホテルだった。昔、マカオにもこんな感じの宿があって泊ったことがあった。長崎は福岡に住んでいた頃、何度か来たことがあり、もっと覚えているつもりだったが意外と忘れていた。やっぱり26年だけある。

長崎の異国情緒あふれる街並みは西洋的で見どころもたくさんあるが、こういうところは全部すっ飛ばして、まず子供を連れて行ったのが爆心地と資料館。そのうち修学旅行で広島には行くだろうから、まずは先に長崎のを見てもらおうと。多分、興味も関心もないだろうと思ったら、思いのほか熱心に映像や資料を観ていて、結局、私が一番最初に飽きていた。

今回、長崎に来た目的は軍艦島を観たかったら。これに尽きる。長崎に来るまでの天気予報では、滞在予定のすべての日が雨だったが、この日は見事に大外れで晴れてくれた。これは本当にラッキーだった。
船は快晴の中、長崎港から出港。長崎って本当に造船所がたくさんあるんだなと実感。しかも巨大な船を造るドッグばかりだ。
およそ40分くらいでようやく軍艦島が見えてくる。写真や映像で見ていた通り、軍艦の形をしている。船が島に近づくとビルの高さが際立って見える。島の中央付近に作られた桟橋から上陸。柵があって決められたところしか歩けないし、崩落してもケガをしないように充分距離も取ってある。それでも朽ち果てたビル群の連なりはインパクト大だ。ここに5000人以上の暮らしていたことを想像するとおそろしく過密で、まさに日本のバングラディシュという感じだっただろうなと。もしその当時、コロナが発生していたら間違いなく全島民が感染していたはずだ。

特に廃墟好きではないけれど、ここはまさに廃墟の美観、完全なゴーストタウンの魅力が凝縮して詰まっている。もしタイムスリップができるなら、閉山後、島が無人となって3か月とか半年後の、まだ人々の営み感が残っていた頃に訪れることができたら、もっと面白かったに違いない。

船で長崎港へ戻ると、港の待合室のテレビに大勢の人たちが群がっていた。ちょうどWBCの決勝戦、まさに9回裏。大谷がゲッツーを取り、その後一人を抑えてちょうど優勝を勝ち取ったタイミングだった。そして大きな歓声が上がった。

中華街でちゃんぽんと皿うどん、そしてトルコライスに五島うどん、さらにカステラとミルクセーキも飲んで、まぁまぁ大満足で終わった。

往復の飛行機とレンタカーとホテルと軍艦島の船代をひとつにまとて全国旅行支援を使った。貰った18000円のクーポンが食事代になり、昨年より割引額は減ったが、まだまだお得感はあるなと思う。

今年はそろそろ日本を脱出したいけれど、行けるだろうか?

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福岡、長崎の旅(1)

2023-03-24 20:19:00 | 旅行(国内)
福岡と長崎へ行って来た。

20代の頃、数年福岡に住んでいたことがあった。それから一度も訪れることがなく26年も経ってしまった。26年ぶりの福岡は空港もすっかり立派になり、街中も随分様変わりしたように感じた。けれどあいにくの雨、しかも土砂降り。車の中で娘もたいくつそうだったので福岡ドームに隣接する施設に入っているチームラボフォレストへ行った。何年か前に出来た施設らしく、ここではスマホを使ったデジタル遊びができ、子供だけでなく大人もそれなりに遊べる。帰りはそのままビルの8階へ上がり、滑り台で一気に地上へ降りるアトラクションがありトライするものの、完全にお金の無駄だった。

昔、住んでいたワンルームのアパートへも行ってみた。目の前にあったガソリンスタンドはすでになく、大きなマンションになっていた。通った地元のスーパーも周辺の風景も随分変わってしまっていて、あらためて26年という年月を感じる。かつての職場にも行ってみたが、見覚えのある風景の記憶がおぼろげにあるだけで、完全に知らない街になっていた。その後、久しぶりにやまやで食事をして大満足。やっぱり福岡のご飯は美味しい。とんこつラーメンは苦手だけれど…。

本当はもう一箇所、寄りたいところがあったが、時間が無くて行けなかった。中洲の屋台だ。福岡に住んで初めてできた友人の知人が屋台のオーナーで、まだ仕事がなかったころ、少しの間、バイトさせてもらった店だった。この屋台のオーナー(大将と呼ばれていた)は、人としては完全にクズだったが、友人のおかげか時々、手伝いに来る私には無害で優しかった。けれどひとり弟子のような人がいて、この人にはちょっとしたことで殴ったり蹴ったり、とにかくひどい扱いを受けている人がいて、ちょっと見ていられない日もあった。それでも彼は「大将、大将」と慕っていて、それが不思議で理解できなかった。あの彼はどうしてるだろう?

その後、この友人とは徐々に疎遠になってしまい屋台に行くことも無くなってしまったが、福岡を離れる頃、友人がこの屋台を大将から購入したと人づてに聞いていた。ただこの屋台の店名を検索しても何もヒットしないし、何の情報もない。もしかすると譲り受けた彼が再び誰かに売ってしまい、母体はあってもすでに当時の名前ではないのかもしれないが、それをちょっと確かめたかった。

また、いつか機会があればと思ったが、いつかというのは、もう多分ないということなんだと、最近悟ったので、これはもう行くことはないのだろうな。いつかと思ってる時点で、さほど強く希望していないわけで、本当に行きたかったら優先して行っているはず。福岡にも離れて10年以内だったら、もっと記憶も鮮明で楽しかったかもしれない。ちょっと遅すぎたかもしれない。

何事ともタイミングが大事だなとつくづく思う。

その後、妻のリクエストで大宰府へ向かった。

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宮古島の旅(2)

2022-11-17 20:18:43 | 旅行(国内)
宮古島は本島とは別に5つの島から成り、そのうちの3つの島と橋で結ばれている。

おおよそ島の中心地からは、車で40分程度で島のどこへでも行けるような大きさ。けれど牛車で有名な竹富島のような風情も沖縄特有の屋根の低い趣のある家屋もないので、一見するとなんてことない普通の島だ。きれいな海が無ければこれほど人は行かなかっただろうと思われる。島内の観光といっても見晴らしの良い高台とかマングローブ原生林の遊歩道とか島と島を結ぶ橋とか、そんな程度。やっぱり海一択になる。海に入らない人は、正直、別の島へ行った方が良いとさえ思う。島内ツアーで海からアプローチする鍾乳洞とかカヌーとか、そういうのに参加する人も多いようだが、それなら海でシュノーケルをというのが我が家の満場一致の意見だったので行かなかった。島の一部には高級リゾートエリアがあり、そこだけがちょっと別世界だったような。ちょっと通りかかっただけだけれど…。

島のごはん。

沖縄で食事というと、島は違えど地元のおばちゃんがやってるいわゆる「おばぁの店」がベストだと思う。閉まるのが早いのが難点で5時とか6時で閉まってしまうが、雰囲気も味もそして価格も沖縄を満喫できる。それ以降になると「おばぁの居酒屋」に行くことになる。今はどこの島でも移住者が経営している店も多く、そっちの方が美味しいとの声もあるが、せっかくなのでここは沖縄おばぁの店を選んでいただきたい。飲み放題食べ放題で1500円とか2000円とかそんな価格だ。座敷にちゃぶ台のようなテーブル。バイキングとはちょっと違うが、お刺身やおでん、炒め物に和え物、サラダとか家庭料理が何品もあり好きに食べれる。特別美味しいとは言い切れないような気もするけれど、別に不味くもない。酒はビールは別料金で焼酎や酎ハイなどは飲み放題。薄め過ぎというところもあるようだが私にはちょうど良いし、何より居心地が良い。私はこういう店が大好きで、ここが一番、島を感じれる場所だと思っている。

移住者経営か地元の人の店との簡単な見分け方は、ズバリ店名にあると勝手に推測している。移住者の店名は南国を思わせたり沖縄方言を使ったりと、なんとなくオシャレにまとまっている。片や地元の店はひと言でいうとダサいしセンスがない。人の名前だったり安易な名前や扱う商材の名前そのものの名前であれば、まず地元の店だと思う。これは個人的な感想だけれど、沖縄県人のネーミングセンスはどこかズレているとしか思えない。床屋さんに毛刈屋とかボタン屋さんにボタン屋とか魚屋に魚屋とか、どこか集客を意識しないで付けるのが沖縄文化なのかもしれない。怒られそうだけれど…。

ということで、宮古島を大満喫してきた。

今年の旅行は小笠原に始まり、奄美大島、そして宮古島と3回ともすべて島で終わった。

来年こそは、なんとか日本脱出したい。

非常にゆっくりではあるけど海外へ旅立つ人も増えている。インフレ、円安の影響が低く距離も近い韓国、台湾あたりから便数が徐々に増えてきて、中には予約が集中して満席になる日もあるとのこと。中長距離の旅先が戻るまでにはまだ時間がかかるだろうけど、来年春あたりからはそういった国々にも足を運ぶ人も多くなってくるのでは…と期待したい。




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宮古島の旅(1)

2022-11-16 20:18:30 | 旅行(国内)
宮古島へ行っておりました。

11月半ばの宮古島、気温30度前後と完全に季節は夏だった。今年は特別暑いのかもしれないが、夜もエアコン無しでは眠れず、名古屋で言えば9月半ばの陽気。11月の宮古島ががこんなに暑いとはちょっと驚きで湿度も高いし、まるで東南アジアにでも来たような感じだった。

旅行支援を使って名古屋からANAの那覇経由便で宮古島へ。日に1便直行便があるけれど経由便にすると1万円くらい安くなるし、現地滞在時間はほとんど変わらないのでお得だ。それでもLCC以外の国内線に乗るのは久しぶりで荷物の重量を気にしなくても良いのも気楽だし、モニター付シートで映画も見れるのも退屈知らずでありがたい。この時期はオフシーズンなので通常だと5~6万するチケット代も3万円台で収まり、そこに宿代も含めた旅行支援の割引で一人3万2千円程度で収まった。ピーク時にはレンタカー代が高騰して1日2万円なんていう話もある宮古島だが、この時期はオフシーズンということもあり3日間借りて9800円。本当は南大東島に行きたかったのだが、マイナー過ぎるのか旅行支援を受けれる宿が皆無だし、宮古島と比べると旅費が倍以上違うので諦めることにした。

少し前まで宮古島なんて沖縄のどの辺にあるのかまったく知らなかったが、ここ10年くらい前から急にその名を聞くようになったような気がする。移住者にも人気らしく、一体何がそんなに良いのだろうかと気にはなっていたのでとりあえず行ってみようかと。

島自体はすごくローカルというわけでもないし、雰囲気も特別なんてことはない。本土にある店はほとんどあるし、イオンなどの大型スーパーもドンキもある。選択の余地があるから西表島のように離島価格に悩むこともない。車は必要だが適度な大きさで路線バスもあるし便利は良い。おそらくだが皆が好む一番の理由は、海がキレイ!、これに尽きるのかな…。もっとも沖縄には海がきれいな島など他にもあるんだろうけれど、いろんな要素も含めてバランスが取れているのかなと勝手に推測している。

海のキレイさは、本当に凄かった。まさに宮古ブルー。島の周囲はどこでも透明度が凄かった。中でもハマったのが吉野海岸。サンゴと熱帯の魚がこれでもかとたくさん見れる。他のビーチも行ってみたが、シュノーケルするならここ一択で良い。残念ながら海岸近くのサンゴは死滅しつつあるけれど、数メートルいけばまだまだ健在。ダイバーやサーファー以外で海遊びというなら迷わずここ。私は基本、海は苦手で海水浴も大嫌いだがサンゴと魚がたくさんいる場所でのシュノーケルだけは別腹。海は嫌いなのにサンゴと魚を見ていると来世は魚になりたいなとさえ思う。体力が続く限り見ていられる。だからといって、きれいな海を目指して出掛けようとは思わないんだけれど…。

宿は空港近くのホテル。部屋数は少ないが出来たばかりで部屋は広いしキッチンと洗濯機と乾燥機が付いていた。簡単な朝食も付いていて安いのに申し訳ないほど。もう一度行くことがあったら、また泊まりたいと思うホテルだった。

翌日は車で島のあちこちへ出かけた。

続く…。

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黒部峡谷鉄道

2022-10-24 21:15:21 | 旅行(国内)
黒部渓谷へ行って来た。

てっきり黒部ダムに行くのかと思っていたら、ちょっと違っていた。人に誘われての行き先で、付いて行くだけだと何も考えないで済むので気楽でいいが、その分、まったく気合が入らない。

黒部渓谷とは立山連峰と後立山連峰の間に刻んだ深い峡谷のことで、その狭間に黒部川が流れ黒部ダムへと続いているところ。富山県の宇奈月温泉から黒部峡谷鉄道に乗って終点のけやき平まで1時間20分、トロッコ電車に乗っていった。小さな観光用のトロッコ電車はテーマパーク程度のものかと思っていたら、客車や電気機関車こそミニサイズだが、関西電力下の鉄道会社が運行するちゃんとした鉄道だった。基本的にダムへ向かう関電の職員らが移動する為の鉄道で、その合間に観光客を乗せて走らせているような感じだった。単線なので途中駅で折り返し電車の待ち合わせを行うので、時間には正確さが求められる。毎時3~4本程度の頻度で運航しており、そのせいか乗客への案内を含め、全てにおいてきちんとしている。

インドのダージリンを走るヒマラヤ鉄道や台湾の阿里山森林鉄道に近いものがある。

終点のけやき平まで行き、ここからツアー開始。皆でヘルメットをかぶり、関電の職員に先導されてトンネル内を歩いていく。けやき平からその先は地系が険しく鉄道が引けなかったため、ここから機関車や客車や荷物車を竪坑エレべーターで200mの高さまで運び、さらにそこからトンネルにレールを引き、その先のダムへ人や資材を現在も運んでいる。昭和10年には完成して現在の姿になったというから、当時の人海戦術を思うと相当な難工事だったのが想像できる。20年前に紅白に出場した中島みゆきが生で歌ったのがこのトンネルということで、関電の職員が大きく引き伸ばした写真を見せてくれた。今回はこのエレベーターに乗り、その手前まで行ってきた。

ぼけーと見物していても、85年前にすでにこんな大工事をやってのけた日本の技術力に感動しないわけがない。現在進行形で衰退していく日本だが、まだまだやり方次第では、世界に誇る技術大国として生き残っていけるような気がしてならなかった。

帰りのトロッコ電車ですっかり体が冷え切ってしまったので、寂れかけている宇奈月温泉の温泉に浸かり復活。夕食は富山名物の押し寿司を食べる。紅葉のピークの一歩手前ではあったが、場所に寄っては所々キレイだった。すでに韓国人や欧米人の観光客の姿もチラホラ見かけた。

日本の秘境鉄道とか、そういうのでもっと売り出したら良いのにと思った。すでに知られているのかな…。どうなんだろう?
名古屋から入国して岐阜の高山へ。その後白川郷へ行き、そのまま富山へ抜け宇奈月へ。ここから黒部峡谷鉄道に乗り、その後、北陸新幹線の宇奈月駅まで戻り、東京か反対の金沢方面へも行ける。

まだまだ知らない日本がたくさんあるなと、しみじみ思った。

来月、またどこかへ行きたいな…。

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浜名湖へ

2022-08-30 19:57:09 | 旅行(国内)
夏休みの最後ということで、再び浜名湖へ泊まりに行って来た。

先月末に一度、県民割を使って浜名湖へ行き、その時、静岡県内で使えるクーポンを貰ったのだが、フラフラ走っていたらいつの間にか県境を越えて愛知県側へ戻ってしまい、「どうせお盆に帰省するし、その時、どこかのサービスエリアで使えばいいじゃん…」ということで、その時は使わずにいた。その後、娘が沖縄でコロナを拾ってきてしまい、お盆目前のタイミングで家族皆に感染。結局、帰省も出来ず、どこにも行けずの自粛の8月になってしまった。先週、そのことを不意に思い出し、ならばもう一度、静岡に行こうということで、再び浜名湖へ行って来た。

前回宿泊したホテルから3キロほど離れたところに、リゾート風プールを併設したホテルがあり、今回はそこへ宿泊。大きなプールで、子供は大喜び。大人は露天風呂の方がうれしいけれど…。宿泊後は、前回の分と合わせて12000円のクーポンを地元のスーパーで、巨峰と長野パープル、シャインマスカットにスイカに桃と、ほぼすべてを果物で使い切る。さらに浜名湖に向かう途中、愛知県の西尾近郊に梨園があり、直売していたので梨(香水)も大量にゲット。帰りに豊橋近郊のメロン園の脇を通ったので、一瞬、迷ったが、一度にそんなに食べられないので諦める。

しばらくは果物天国、ちょっとうれしい。

夏休み最後のお出かけということで、小さなリセットになった。

コロナ感染増も下り坂になってきたし、一時の暑さも和らいで季節は秋に向かう。

少しは明るい方向へ進んでくれるといいな…。


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浜名湖へ

2022-07-28 18:30:45 | 旅行(国内)
静岡の浜名湖へ泊まりに行って来た。

三重と愛知県に続いて3度目の県民割利用だ。浜名湖は通り過ぎるだけで、これまで一度も行ったことがなかった。宿泊先は猪鼻湖畔にあるホテル。全く知らなかったが、浜名湖は本湖と猪鼻湖と庄内湖の二つの支湖から成り、この二つの支湖は奥浜名湖と呼ばれていて浜松というより、みかんで有名な三ケ日に近かいところにあった。ホテルは部屋もすべて湖畔に面している。露天風呂も湖畔ギリギリのところにあるし、食事もプールもレイクビュー、まさに湖満喫という感じ。夕朝食付きで価格の割には食事もおいしく大満足。しかも平日だったせいか、お客さんも少なく露天風呂には夜も朝も誰もいなかった。朝、湖を見ながらお風呂でボーっとできたのが何よりも良かった。

静岡割は愛知県割のようにポイントバックではないし、チェックインの前に静岡県内のコンビニに立ち寄って、1万円の宿泊券と2000円の地域クーポンを5000円で購入するだけ。後はホテルでわずかな差額を支払うという単純なのも良い。機会があれば、また行きたい。

帰りに愛知県の豊川にある農産物直売所で安くて新鮮な果物と野菜をたくさん購入。今年の物価上昇とは関係なく、近年、日本は果物の高級化(ブランド化)が進み、ひと昔前のように普通の果物がどんどん無くなってきているように感じる。少なくとも名古屋の街中には流通しなくなっていると思う。糖度も高いし昔のように外れも少ない。けれど高い。スイカなんか、今やひと玉2000円以上する。そこでちょっと田舎へ行き、直売所などを除くと、近隣農家の方々が持ち込んだ果物や野菜が、街中にはない安価で並んでいる。結局、スイカ2個に巨峰に梨、メロンなどと夏野菜を購入。そういえば、何年か前、タイとFTAを締結するという話があり、これでマンゴーなどの南国フルーツも安く輸入されるのかなと勝手に思っていたのだけれど、結局、そんなことはなかった。

その後、近くにある豊川稲荷にお参りと休憩を兼ねて立ち寄って、その後帰宅。

まだまだ天上知らずの感染増。

どこまで行くんだろう?

まもなく8月。

気を付けながら、普段通り生活したい。


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