ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

GW3日目…

2024-04-29 23:00:07 | つぶやき
中国からの荷物が今日届いた。

4月26日(木)の午後に発送してもらったのが、中2日で届いた。最速だ。流通王、やればできるじゃないか?ただし追跡機能はかなりいい加減で、何日も中国国内に留まっていると表示されていたのが、急に通関済み、佐川急便へ引き継がれました、となっていたりするから、まったくあてにならない。だから最近では見ることを止めている。そもそも追跡機能というのは、タイムリーで追跡できなければ意味がないと思うのだが、一応、他社がやっているので、やらない訳にはいかないのだろう。しかも今回のように3日で届くこともあれば、1週間以上かかることもある。安定していないけれど、今現在、最安値で運んでくれるありがたい会社ではある。

来月だと思っていたのが、今日、対米ドルで一時的に160円を突破…。
なにも多くの日本人がGWで海外に滞在しているこのタイミングで、と思うけれど、この際、もうどこまで安くなっても諦めの境地である。持っていくスーツケースに食料品をたくさん積み込み現地で自炊し、節約しながら旅行する日本人。片や日本にやってくる外国人は、安い物価に大盤振る舞い。対照的だ。けれどこんな弱小通貨を持つ日本人でも、まだまだお得感を実感できるのがベトナムなんだとか。おそらく他にもあるんだろうけど、行きやすいとなると、この辺りなんだろうと思う。タイがその対象から外されたことで、時代の変化を感じるが、今後、現地の物価を考慮した上で旅先を決めるというのが、貧乏日本の海外旅行処世術になりそうだ。

明日から一旦、平日に戻る…?で、3日後、再び4連休に…。

昨日は、本当に夏の陽気だった。4月でこれでは、先が思いやられる。

今後、平地では夏は5月から始まり、10月初旬に終わる。
春と秋は、実質ひと月足らずとなる。

認めたくないこともあるけれど、今後、様々な変化を受け入れないといけなくなりそう。
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得する人は…

2024-04-26 21:41:45 | 時事(国内)
1ドル156円を超える…。

日銀の偉い人は、「物価上昇に円安は影響していない…」などと、たわけたことを言っている。トヨタ自動車なんて1円の円安で450億円の利益が出るらしい。逆に輸入が多い食品や燃料はその分、損失になるのは普通に考えればわかること。アメリカ牛なんかは、今や国産牛や和牛と変わらないくらいまで値上がっている。これをどう説明するんだろう。一般の日本人なら誰でも円安の影響は実感している。植田さんが見ているCPIと世間の一般の日本人が感じている物価上昇率は大きく違っているんじゃないかと思う。数字は嘘つかないと言うが、数字だけでは計り知れないところや見えない部分もあるような気もする。なんならあなたの奥さんに聞いてみてほしい。でもまぁセレブ的な生活を送っているなら、わからないかもしれないけど…。

経済団体や航空業界も円相場は125円から130円ぐらいがベストだと言っている。エネルギーのようにライフラインにかかわるものは、実質原価が上がればそのまま便乗して値上げが可能だが、他のモノの関して言えば、卸売りや小売りはお客さんの負担も考慮して値付けをしないといけないので、単純にどーんと値上げはできない。そうは言っても利益は追及しないといけないわけで、結局のところじりじり上げせざる得ないので、その負担は消費者へいくことになる。で、値上げを肯定するには、これはもう賃金アップしかなくなる。物価が上がった以上に賃金が値上がれば、これはこれで正しい成長となるわけで、であれば、これを短期的に成し遂げるには一体どうすれば良いんだろう?

勝手な思い込みだが、なんだかこれはもう円安を利用しているようにしか見えない。長らく続くデフレからの脱却をここぞとばかりに円安のせいにして、実際狙い通りにインフレは進み、賃上げは渋々進み、海外旅行は抑えられて内需にシフトした。逆に海外観光客は安い日本に流れ込んでいる。誰かが描いた道筋のようにも思えたりする。わからないけど…。得をするのは、一体誰なんだろう?

まぁ、どうであれ、これ以上、日本人を貧乏にしないでくれ!と言いたい。

来月には、160円まっしぐら!

今さらだが、途上国の人らの気持ちが少しはわかった気がする。
安い安いとやってくる外国人を横目で見ている現地の人。

今やこれが日本人になっている。

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ため息…

2024-04-24 19:26:00 | つぶやき
催事も終わってひと段落。

で、今日は大阪へ出張してきた。いつも行くと長話しをするおじさんがいる、なじみの店に寄った。生まれも育ちも大阪なのに、なぜか標準語を話すおじさんはちょっと商売人っぽくなくて不思議な人だ。私が客だからというのもあるが、私の話を「そうか、そうか…」と聞いてくれる。帰り際、「これでお昼でも食べていって…」と、食事券を頂いた。その心使いがうれしくて、ちょっと幸せな気分になった。頂いた食事券で、カレー専門店のインディアンカレー(インドカレーではない)を食べてきた。初めて食べるタイプのカレーだった。ドライカレーに近い感じ。あんなに繁盛してるのに、私には微妙だった。舌がおかしいのかも…。

帰宅して今月の支払いの整理をする。所得税や消費税などの税金と中国仕入れ分にメキシコ旅のクレジット分などがどーんとやってきて、4月は恐ろしい月となっている。思わず目をそむけたくなった。ため息しか出ない。収支のバランスがこんなにもアンバランスになってしまう4月。目減りした残高を見て、毎年5月はいつも頑張って仕事しようと思う。

間もなくGW。
うちにはまったく関係ないしどこへも行かないけれど、今年は中3日ほど平日があり、休めない人の方が多いんじゃないかと思う。それにしてもこの超円安、出国を躊躇してしまうのもわかるが、誰かが、「今は円安に現地の物価高だから、いつかまた行こうと思う…」という意見に「今後も円安は続くし、旅先の物価はどんどん高くなる一方だから、今行くのが一番安いと考えることもできる…」と。一番安いかどうかは別として、130円程度の円高になるのは、当分先だろうという見方と、途上国の物価もどんどん上がっているから、確かにそうとも言える。国内もホテルが高いと言うし…。となれば、もうキャンプくらいしかないか…。

大谷さんの、特大のホームラン!
あれは気持ち良かった。それにしてもあのパワーは凄いな…。

皆を前向きにしてくれる感じだ。

今年もホームラン争い、してほしいな…。




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林住期

2024-04-20 20:08:16 | つぶやき
療養中だった同業者の知人が2か月ぶりに退院して戻ってきた。

体重はマイナス10キロ減ったが、元々ぽっちゃり体系だったせいか、逆にすっきり見えて見栄えだけは良くなったかもと喜んでいた。髪も思ったより抜けず、見た目の変貌が大きくなかったことに安心した。生保やがん保険といったものには未加入だったが、あらためて日本の高額療養制度の素晴らしさと生保の不要論を力説していて、確かに一理あるなと。もっとも先進医療などの適用外の治療の場合には支払いが必要となるが、適用範囲の治療はどんどん拡大傾向にあるらしいので、「やっぱり要らんと思う…」と話していた。

そういわれると解約したくもなるが、積み立て型と60歳までの払い込みで、その後はずっと保証されるタイプのものに入ってしまっている以上、今さら解約はもったいないので、まぁ続けるしかないなと。それに考え方は人それぞれだ。とはいえ、日本の保険制度はこんなに優れモノなのに、生保の加入率も総じて高いのはなぜなんだろう?多分、結婚や住宅ローンを組む時に加入する人も多いんだろうけど、それ以前に日本の保険制度のカバー範囲や詳細を多くの人がわかっていないからというのもあるんじゃないかと思う。備えあれば憂いなしというが、諸外国と比べると日本の場合、すでに充分備わっていると感じる。

こうやって身近な人の話であらためて健康の大切さを知るのと、いつか自分もそういう時が来た時の心構えとして、頭の中でシュミレーションしておくと良いのかもしれない。体力なんかを考えると、いろいろやれるのも、あと20年くらいなもんだと思う。老後にやりたいことなんて言うけれど、老後なんてやる気も気力もどんどん失われていくだろうから、今がもう老後だと思いながら過ごさないとあっという間に死んじゃう気もする。

ヒンドゥー教の教えでは、人生を四つのステージに分けている。勉学に励む学生期、家庭生活を営む家住期、仕事や家族と離れ、林のなかで自分に向き合う林住期、そして放浪を置き死を迎える遊行期である。年齢で言うと50歳から75歳までの間が林住期になるという。今年55歳を迎える私の場合、すでに林住期の只中にある。仕事や家族と離れ林の中で…と言われても、周囲に林もないし勝手に仕事や家族からも離れた場合、それは家庭を放棄した行方不明者となってしまう。これをどう理解していいのかは悩むところだが、そろそろ死を迎える前段階としてこれまでの自分に向きあう、という意味なんじゃないかと勝手に解釈している。まぁ、どうであれ、すでに老後の範疇に入っていることは確かだし、今を老後として意識しながら過ごすというのは、あながち間違っていないように思う。

今度また五木寛之の「林住期」を読み返そうと思う。

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個室復活

2024-04-18 22:20:26 | 時事(国内)
東海道新幹線に個室が返ってくる。

予定では2年後、1編成中に2室だそうでプロモーションビデオを見ると内部は木目調でまるで長距離国際線のファーストクラスのような雰囲気だった。もっとも新幹線は途中下車があり、乗車時間も長くはないので座席はフルフラット、水平にはならないようである。その昔、2002年とか2003年ごろまでだったと思うが東海道新幹線には個室があった。かつての個室は2階建て車両の1階に設置されていた。たしか2階建て車両の2階部分はグリーン車と食堂車だったと思うが、その1階部分は出入りの不自由さと狭さと眺望の悪さが残る。その活用し難さから定員が少なく静けさを活かして個室になったと言われていた。それにしても1編成中2室ということで、多分、利用する人は経費で乗る会社役員の人や有名人や芸能人なんかだと思うけれど、人気ぶりいかんではかなりのプラチナチケットとなるかもしれない。

先日、成田へ行くのに東京まで新幹線で往復したが、すでに車内販売が無くなりコチコチのアイスどころかコーヒーすら飲めない。グリーン車限定でスマホから車内販売で売られていたものが座席からオーダーできるようだが、なにせグリーン車のみ。せめてどこかにドリップコーヒーのスタンドくらい置いても良いような気がするのだが、基本、持ち込み以外は飲食できないシステムはちょっと寂しい。何ならロイヤリティーでも取って外部から業者さんを入れて好きにやらせればいんじゃないかと思うけれど、JR東海は顧客満足度外視経営なのでまずやらないだろうけど…。ただもしかするとリニア開業後、少なくとも現状よりは輸送力にゆとりが出ることを見越して、量より質の方向へ向かう可能性もある。また新幹線の外国人の利用が本当に多いんだなと実感、車両の4割は外国人だったと思う。この際ジャパンレイルパスなんか廃止して、その分日本人に新たな割引切符を作ってもらいたい。

今日も初夏の気温だった。
ここ名古屋では、もう春は3月後半から4月の前半の3週間足らずになってしまった感じ。
で夏は4月半ばから始まり、10月前半まで続く。

体感的には、四季は完全に崩壊していると思う。

いずれ二季になってしまいそう。
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定義?

2024-04-17 19:30:10 | 時事(国内)
都知事の小池さん、学歴詐称疑惑…。

暇なときに別記事の連載を読んだが、偽造卒業証書を貰えるカラクリと不正入学が出来た理由と推定される大物との人脈を使い政治家になったこと。その後も様々な人脈を活用してのし上がってきた、したたかでやり手な印象だけが残る内容だった。ただしシロかクロか、と言えば限りなくクロに近いんじゃないかと思う。カイロで同居していた人物の告発も現実味があり、完全否定するのは無理があるように思うし、彼女のアラビア語の程度の低さは皆、周知しているという。

けれど、最後行き着くのは「卒業とはなんぞや?」という「定義」なんじゃないのかと思う。ちゃんと大学に通い、厳密な試験を受けて単位を取り、卒論を書いて卒業というのが定義なのか、それとも大学が卒業と言えば卒業なのか、卒業にも様々な形態があり、今や中退しても、その人物が何か一定の評価を得られたりすれば、一方的に卒業資格を与えるケースもあるので、一概に否定できるものではない。卒業生に限らず、教授ですらどんな人を教授をしても大学の勝手だ。性別は言うに及ばず、国籍から年齢、学歴も一切問われない。同じ理屈で誰がなんと言おうと、大学側が卒業といえば、それが正しくなってしまうんじゃないかと思う。

ちなみにあのイラクの独裁者、処刑されてしまった元イラクの大統領サダムフセインはカイロ大学の法学部を2年で中退している。これは彼自身もちゃんと認めていたんだとか。案外、小池さんよりも潔いんだなと思った。小池さんは日本のアラブ通として、イラクのフセイン元大統領やリビアのカダフィー大佐などと、中東の独裁者さんらと直接会談しているけど、いつも本人のアラビア語はあいさつ程度であとは通訳まかせ…というのが定番なんだとか。また右から左に筆記する、国際的にも特殊な文字であるアラビア語、おそらくほぼ読めないし書けない疑惑も。

それでも卒業している?
卒業したことになってしまっている?

だからそれはつまり卒業している、ことになる。

と理解しないといけないのかもしれない。

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細く長く…

2024-04-15 19:51:39 | 時事(国内)
引き続き、円安が続いている。

注視するとか、介入を匂わせる発言はするものの、何もリアクションはしていない。もっとも仮に介入しても140円台に乗る程度なんだろうから、あまりうれしくないし、金利差拡大で円が売られる中、日本側からできることはほぼないとも言われている。さらにはNISAの米株投資の推進で、日本人の個人から年間数兆円規模で円売りが増える仕組みを作ってしまったので、こういうのも長期的に効いてくるかもしれない。また悪いことに原油が値上がりし始めている。このタイミングで原油高になれば、インフレが加速して超物価高になってしまう。日本はマイナス金利を解除したとはいえ、まだまだ異次元緩和は続いているので、今以上の金利上昇の容認と金融引き締めがないと、円安によってどんどん暮らしは冷え込んでしまいそうだ。まだまだ株高だし、お金持ちはさほど困らないが、中間層はどんどん疲弊していく。庶民の暮らしを守る政策に移行してくれるといんだけど…。今日中国元レートを見たら1元=21,25円。これで仕入れした場合、中間業者にマージン取られたら実質22円に限りなく近くなる。思わず、目を逸らしたくなる数字だし、段々、仕入れが恐ろしくなってくる。それでも今年は過去最高の円安がズルズル続く年になんじゃないかと思っている。

日本に観光に来ている外国人もそうだけど、外貨で給料を貰って日本に駐在している外国人も楽しそうだ。
逆に日本人は、小さく暮らして細く長く生きていくしかないのかな…。

せめて中東はこれ以上、大事に至りませんように…。




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復活!

2024-04-14 20:47:23 | つぶやき
メキシコから帰ってきてからずっと体調不良が続いていた。

大人しくしていてもなかなか治らないので、もしかすると運動すれば返って治りが早いんじゃないかと、無理して2日連続でジムへ行き、走り込みをしたのがいけなかった。3日目にダウン。しばらくすると喉の痛みと鼻水も出てきたので、これは花粉からくるアレルギーだろうと思い、久しぶりにアレルギーの薬を飲んだところ、それは間違いで頓服だった。夜中に暗いところで薬を探したのがいけなかった。けれどこれが意外と効いたのかわからないが、その後、一転して回復に向かい、昨日ようやく完全復活となった。やっぱり体調不良中の無理な運動はいけないなと。薬の飲み間違いも気を付けないといけない、当たり前か!

足かせを付けられて出廷した一平さん。
想定以上の金額と悪事の数々で、到底寛容な処分では済まされないような状況になってしまった。司法取引しても服役は免れず、7年とか8年などという専門家の話も出ていた。それでも仕事はちゃんとできるわけだから、また社会復帰してやり直して欲しいなと思う。返済はどうなるのかわからないけれど…。

曙、亡くなる。
この人と同じ年だった。曙の全盛期は日本から出向いて、ポリネシアン系の体格の良い若者をハワイへスカウトに行っていたが、今ではモンゴルから日本へ相撲留学のようなかたちでモンゴル人が力士になるために日本に来ている。そんな事情もあってハワイ出身の力士はほとんど居なくなってしまった。幕下とかにはいるのかどうかわからないけれど…。昔のハワイの力士はフットボールなどの相撲とは関係ないスポーツ選手だったせいか、どちらかというと技量ではなく、体格を生かした力で押し倒す、力相撲の勝負だったと思う。それがモンゴル勢になってからは力と技量が加わった。ハワイ勢力士とモンゴル人力士の勝負も見てみたいような気もする。

また、中東がキナ臭くなってきている。
石油価格などに影響が出るんじゃないかと思う。

急に初夏のような気温になってきた。
春はどこへ…。



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悲観×2

2024-04-11 20:51:09 | 時事(海外)
1ドル153円突破…。

円安は日本の国際競争力の低下も大きな要因、健全な経済成長が出来ていなかったということなんだと思う。コロナ禍が明けて世界を見たら、なぜか日本だけが取り残されてる感じになっていた。思えば、東日本大震災の後、2011年には75円、その後はしばらく80円台の超円高だった。安倍さんの円安誘導政策で円が下がり、そのおかげで大企業が大儲けできたのは確かだ。本来ならこの段階で賃上げすべきだった。けれど儲かった大企業は内部留保をし続け、設備投資や賃上げすることには消極的だった。その後もずっと円安が続いて、今や153円まで値下がってしまった。円はかつての半分の価値しかない。世界で自国通貨が安くなって喜んでいる政府なんて、日本くらいしかないんじゃないかと言われている。インフレで国民が困窮しても、大企業や国自体の儲けを優先する政府はちょっとおかしい。それによって外資に会社も不動産も人材も買われていくのに。庶民を切り捨てて企業に甘い政策を続けて競争力までも失わせた。結果論だが、併せて個人の可処分所得の低下から婚姻数が激減し、少子化にどめを刺している。

全部、これまでの愚策の結果だ。これが民間の会社とかなら、経営陣は一斉に退陣させられるはず。こうやって大企業べったりの自民党政治の弊害が一気に出てるのに、まだまだ自民一強の時代は続いていく。ちゃんとした人が舵取りしないと、思った以上に早く没落していく。日本人は賢く真面目で働き者だったのに、労働生産性は先進国最低というのも悲しくなる。わかってても改善されないのか、できないのか?どうしてなんだろう?

今、日本にも「ジャパンファースト」を唱える、他国のことなどお構いなしのトランプさんのような人が出てきたら人気が出そうな気がする。
イギリス人の試算での話だが、日本人が今行って割安に感じられるのは、ベトナム、ケニア、南アフリカだけなんだとか…。
これって、完全に途上国じゃん…。
完全に海外旅行も贅沢品に逆戻りだ。

生きている間に、日本、G7から脱落とか、名目上中進国へダウングレードへ、なんていう見出しのニュースを目にしてしまうことがあるのかもしれない。

もう悲観しかない。

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メキシコ旅(3)

2024-04-10 00:03:29 | 旅行(海外)
別の日にもう一つの目的である、エクスプロールへ行く。

エクスプロールとは「自然の地形を生かした巨大なアドベンチャーパーク」なんだとか。どこでそんなのを見つけてきたのか、私も行くまで全く知らなかった。いわゆるアスレチックとアトラクションをコラボさせ、そこに運動的な体感をプラスさせた施設だ。お年寄りには向かない。健康体である60代くらいまでの方じゃないと体がもたないかも。オールインクルーシブになっていて、中に入ったらアトラクションはやり放題、食事も1日中食べ放題に飲み放題。すごい種類のバイキングをずっとやっている。飲み物は所々に飲み物スタンドがあり、フルーツの絞ったものなどが飲める。飲んで食べて遊んでの無限ループ、お値段は一人2万1千円。

まずはジップライン。日本でもいろんなところにできているが、1本がなんせ長いし、それを何本も乗り継いでいく。一体、どのくらいの距離なんだろうと思うほど。眼下に見えるのはジャングルだ。最後は水に突入して終わる。もう一生分やった感じ。

次に水陸両用のバギー。これを運転してジャングルや洞窟を爆走するというもの。これも長い、10キロの道を走ることになる。しかも妻も運転したいというから2回やる。合計20キロ。面白いが、もうヘロヘロ。

そして手漕ぎボート。洞窟の水路をは筏(いかだ)に乗って、手に板をつけて漕いで進むもの。これも長い。距離不明、終わるまでに1時間くらいかかる。手と腕がパンパンになる。

次に洞窟スイム。これも細長いセノーテをライフジャケットをつけて、延々と洞窟の中を泳いでいく。これもやっぱり長い。ただしこれが自然にできたものに、若干の手を加えてあるだけのものだと思うと感動する。そろそろ辛くなってきてようやく終わる。

で、地下洞窟探検。洞窟を歩いたり、水につかったり、最後はウォータースライダーで滑って終わる。やっぱり洞窟モノが多くなる。地上は暑いので、地下で遊ぶというのは理に叶ってはいる。

だいたいこんな感じだ。

これをひと通りやると、クタクタになる。気に入ったらもう一回やったりすると、2回目は途中で後悔したりする。
ひとつひとつがとにかく長いし、結構ハードなので体力がいる。そして時間もかかる。日本のアスレチックとは規模そのものが違う。すごいのは自然の地形を生かしていて、施設のほとんどは地下の鍾乳洞を多少なり加工して作られている。だからジップラインとバギーの道以外は、上から見るとジャングルの中に埋もれていて何も見えない。この辺りはかなり暑いので、こういう作りだとエアコンが必要なく常に涼しい。エコそのもの。考えて作られているんだなと思った。最初は何もメキシコまで来てテーマパークなんてと思ったが、やってみるとスケールが大きいので驚きの連続だったし、なによりも健康的で私的には遺跡を見に行くより、ずっと楽しめた感じ。

基本エクスプロールに行くには、タクシーなどの車かホテルまで迎えに来てくれる送迎バス(チケット代にプラスされる)で行くことになる。けれど私たちは例の乗り合いバスのコレクティーボを使って出かけてしまった。コレクティーボは乗り合いバスなので入口のゲートまでは行ってくれない。降ろされたのは入り口から一番近い高速道路の停留所だった。しかし、入り口は降りた停留所から通りを渡った向こう側にある。これが誤算だった。確かにすぐ目の前に見えるが、行くには片側4車線、計8車線の高速道路を横切らなくてはならない。歩道橋などは一切なく中央分離帯があるだけ。どう考えても渡らないとたどり着けない。それはつまりエクスプロールに行く人は、コレクティーボなんか使わないことを想定しているということ?だと思う。

間隔とタイミングを取って一気にダッシュする、けれど100キロ以上でバンバン走ってくる車の早いこと早いこと。渡り切ってからも足が震えていた。娘にも大変申し訳ないことをしたと思っている。意外と楽しんではいたけれど…。まさか高速を渡るなんて想像がつかなかったとはいえ、車に轢かれても自業自得どころか、轢いてしまった人にも申し訳ない。今後の人生、2度と高速道路は渡らないと誓った。しかし帰りは大丈夫。ゲートからトボトボ歩き、高速道路の脇に立って手を挙げていれば、帰る方向が車の進行方向なのでコレクティーボが止まってくれる。案の定、ほとんど待たずに帰れた。結局、エクスプロールで一番記憶に残ったのは、この高速横断アトラクションだったんじゃないかとさえ思う。

今回の日程で、1日だけ何もしない日があった。
一人でふらふら出かけた。プラヤデルカルメンのツーリストエリアの反対方面を歩いていくこと30分、大きな広場があってビニールテントがいくつも広がっていた。一見するとホームレスの集合体のようにも見えたが、近くに寄っていくとそれは大きなフリーマーケットの集合体だった。中に入っていくとメキシコ人でいっぱい。古着や古道具、古本にゲームカセット屋さんもあった。ほとんどがガラクタのようなものばっかりだったけれど野菜や果物も売っている。タコス屋さんもあるし、揚げたてのチョロスも売っている。その中にマンゴー屋さんも出ていてスーパーでキロ400円だったのが、ここでは250円。つい買ってしまった。甘そうなのを選んでいるとおばちゃんが選んでくれた。で、去り際に「グラーシャス、チノ…」と言われた。またマーケットを歩いている時、遠くの男の集団からは「チャンチュンチョン…」と言われた。昔から中南米では、中国人を小ばかにした言い方として、こんな風に言われていたので懐かしくもあった。まぁ彼らから見れば中国人も日本人も判別できないし、言われるたびに「ハポンです…」といったところで、さほど意味もない。もうこんな風に言わなくなったのかなと思っていたところ、まだこういう庶民的なところでは言ったりするんだなと、なんとなく変わらない安堵感みたいなものにホッとしてしまった。ここにきてやっとメキシコにいる実感が湧いてきた。帰り際、昔メキシコに来た時、良く立ち寄っていたような食堂を見つけ、入ろうかどうか迷ったけど、結局止めてしまった。

ということで、なんだかせっかくメキシコに来たのにメキシコが遠い旅になってしまった。まぁ、それもメキシコで、これもまたメキシコではあるけれど…。
旅の仕方で見える景色も全然違う。若い頃の金を使わないでする旅が完全に染みついてしまっている。宿と食事はアップデートできてきたものの、移動手段についてはやっぱりダメ。タクシーは金の問題以外に閉ざされた空間ゆえ、怖いイメージがどうしても消えない。これは過去のタクシー強盗のトラウマだと思っている。ただしウーバーの出現で徐々にこれもアップデートできそうな気もしている。それでも現地の庶民の乗り物はどこか楽しいので、これくらいは残しておいても良いかなと思っている。

帰りは時差の為、1日がスっ飛んで翌々日になって成田に到着。

帰ってくると、またどこかへ行きたくなる。

でも来年は娘の受験なので、1年間はどこにも行けないよ、と釘をさされてしまった。
大学受験ならまだしも、「高校なんて誰でも行けるじゃん!」と言おうものなら、「どこでもいいわけではないんだよ、この人でなし!」と返ってきそうなので、黙って従うことにしている。

考え方は人それぞれ。

多様な意見も尊重してほしいと願うばかりだ。
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