小さい話

「空飛ぶ車、予約開始、価格1億5千万より…」

最初、なんだそれ、と思ったが映像を見るとちゃんと飛んでいるし、道も走っている。
燃料は市販のガソリンで、最大750キロの航続距離だという。飛んでいる時の速度がお
よそ260キロというのは、およそ新幹線と同じだ。
ただ二人乗りというのは、どうなんだろう？
せめて4人はほしい。

飛行高度とか離着陸に要する滑走路の距離などは不明だが、その前に免許とか飛行ルート
とか（例えば市街地上空はダメとか）そういうルール的なものも整備しないと許可なんて
できないのではないんだろうか？保険もそう、事故が起こった際は、大変な惨事になる可
能性もあるし、日本は他国より許可が出にくいような気もする。

確かに高額だけれど、プライベートジェットを持つよりも随分、安いし、1億～2億なら
購入できる金持ちはたくさんいるだろう。会社で購入なんていうのもありだ。
限定500台らしいけれど…。

いすれにしても、近い将来、そこら辺に車が飛んでいる風景が日常のものになるとしたら
それは一気に、私たちが想像していた近未来の風景に近づくことになる。
凄いことだなとあらためて思う。

とはいえ、本当に実用化すれば道路の渋滞緩和にもなるし、移動の利便性は飛躍的に向上
するけれど、それよりも様々な交通機関が大赤字に見舞われて、ちょっとした社会問題に
もなりそうな気がする。

けれど、こうやって社会はどんどん変わっていく。

空飛ぶ自動車か…。

その前に電動自転車がほしい…。

中国で1万円位のを買ってばらして持ってくる、時々考えるのだが、再度、うまく組み立て
ができず、結局、無駄になるような気がして、なかなか実行出来ずにいる。

話が小さいな…。

向かう先は？

子供の運動会の振り替え休日があり、「どこかへ連れていけ！」という話になった。

普段、あまり一緒に休めないこともあり、ならばと先月4月1日に、名古屋にオープン
した「レゴランド」でも行こうかと思ったのだが、思いのほか評判が悪い。

なんでもその入場料が大人6900円もするらしい。比較として、東京ディズニーランドの
1デイパスポートは7400円、USJの1デイパスポートも7400円だと何かの記事に書かれて
いた。

「これならレゴランドのほうが安いじゃん！」と思うのは、東京ディズニーランドにもUSJ
にも行ったことがない、私のような無知の人間の言うことらしい。
なんでも、こういうところに行くのが好きな人らに言わせると、「東京ディズニーランド
やUSJには魅力的なキャラクターを使ったアトラクションがたくさんあるから7400円でも安
いけど、レゴブロックのパークが6900円というのは高すぎる…」ということなんだとか。

まぁ、どれもこれも興味のない私には、どれもバカバカしいほど高く感じるけれど、まぁ、
そこは、個々の価値観ということで、とりあえず妻が予算を見積もってみたところ、1日
遊んでざっと3万円ほどになった。基本、飲食は持ち込み不可なので、昼食代やその他の
買い食い代次第らしいが、それにしても、行きたくないところに3万円なんて、どうなんだ
ろう…と思っていたら、妻が、「もったいない、辞めよう！」とひと言。

これであっさり「レゴランド」の話は無くなった。
で、続けざま「こういうのを節約して、7月の夏休みにどっか行こうよ…」と言いだした。

「どこかって…？」

「当然、日本の外でしょ！、行けるうちに行っておこうよ…」

こうして、早々、7月の末、夏休みの初めにどこかに行こうと一週間ほど休みを確保した。

さて、どこへ行こう？

向かう先は、老後破産かも…。

お見事

キッズウィーク…？

なんだそれ、という感じだ。だいだい、夏休などの長期の休みを削って、それを
別の月に当てて、親子の触れ合う時間を作るなんて、まるで絵に描いた餅的な思考
でしかない。

有給消化率を見れば一目瞭然だと思う。すべての企業に確約させるくらいしないと、
実行率などプレミアムフライデー以下になるはず。
もっとも、そんなことできるわけないし、仮に子供のいる世代の社員が一度にその
時期に休むことなども不可能だ。さらに子供がいない、または、もう、すでに子育
てが終わっている方などとの休日数は、どうバランスを取るのか？

まぁ、どう考えても、要らない。

それなら、まず、有給消化率90％、さらに完全なる週休二日の実施と残業削減を徹底
すべきでは…。

影響範囲を考えないで、施策のみが先走り。

見事なお役所思考と言える。

次はどこへ…

催事の準備も終え、これでようやくひと段落。
来月は出張もなく、先延ばしにしていたこともやれそう。

先日、ACミランの本田がおそらく最後になるだろうゴールを決めた。
結果だけでみれば、「ACミランの１０番」として成功したとは言えない。けれど、大変な
重圧の中での３年半の契約満了は彼だからできたのかなと。決して諦めず、挑戦し続けた
姿はたくさんの人に希望を与えたはず。

このところ、出番に恵まれはしなかったものの、周りの選手やスタッフの反応からチームに
は溶け込んでおり、しっかり練習でも努力している姿が周りに伝わっているのが良くわかった。

まさに、努力は人を裏切らない。

少しは見習わねば…。

次はどこへ…。新天地でも期待したい。

3本

久しぶりの休日、子供と映画に行ってきた。

「美女と野獣」

実写版なので、まだ良かったのと、内容もまぁまぁ…。美女と野獣の話自体を初めて
知ったので、こんな物語だったのかと…。

それよりも、先日、機内で観た「Hidden Figures」日本未公開は面白かった。
今年9月頃に「ドリーム：私たちのアポロ計画」という邦題で公開されるらしいので、
ぜひ、お薦めしたい。

実話をもとにした内容で、1960年代初頭のアメリカ、NASAで働いていた優秀な3人の
黒人女性の話だ。強い人種差別や偏見があった時代ながら、3人が徐々に評価されてい
くというもの。この時代、アメリカでも南アのアパルトヘイトと同じようなことをして
いたんだなと、あらためて思い知らされた。

そして、もう1本。

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」何年か前の映画だと思う。

80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生を与えられた男性の話。
ブラビ主演。老いていく人生と、若返っていく人生どちらが幸せなんだろうか、とちょっと
考えさせられる映画。派手さはないけれど、なんともいえない雰囲気が良かった。

それにしても久しぶりの映画館。

公開終了間際なのか、観客が6人しかいないのは良かった。けれど、なぜか、最前列に
近い席で見ていた2人組がいた。なぜだろう？

気になって仕方なかった。

当たり前…

帰国致しました。

滞在中、ほぼ天気が悪かったせいか、この時期にしては、随分、涼しかった。
いつもより長めに滞在して、いろいろ散策。毎日20キロ以上歩いたけれど、
不思議と疲れ知らず。あらためて健脚を実感するも、帰国日にどっとまとめ
て疲れがやってきた。

やっぱり歳には勝てない。

香港までのバスの中で初めて日本人に会った。年に10回ほど中国へ通うこと30年以上、
様々な商材を扱う会社を経営する社長さんだった。
ちょっと風変わりな感じの人で、とても社長さんには見えなかったけれど、話をすると
大変面白い方だった。歳は60代半ば。違う業種ながらも、多くの分野で現地の事情に精
通しており、いろいろな疑問に応えていただいた。いつか、訪ねようとしていた市場の
情報にも詳しく、貴重な話が聞けたのも良かった。
最後には、「力になれることがあると思うから、困ったら遠慮なく連絡しなさい…」と
名刺をもらった。

社長さん曰く、「モノが売れない原因は、買い手が欲しいというものを提供できていない
だけ。昔と比べれば、確かに量は売れなくなった。けれど、買い手はまだまだ無限にいる
…」のだとか。

また、売るには工夫が必要だとも。既存のモノに手を加える。使い安くする。見た目も色
もちょっとした手を加えることで、モノは動く。自分の客を良く見て、何を欲しているのか
探りなさい。ヒントはここに（市場に）あるから…とも言われた。

良く考えば、まぁ、当たり前ことだが、その当たり前をいかに実行できるか、ということ
なんだろうなと思った。

話の中で、この社長さんが、中国人に対する愚痴を一つも言わなかったのが意外だった。

気づくと、香港の空港に着いていた。

納得

明日から中国へ行く。

今回は再び、香港回りだ。マイレージを意識しだすと不効率になるなと、つくづく思う。
けれど、一度、貯めだすとなかなかその呪縛から離れられなくなる。

安いところを見つけても、「差額が5千円か…、ならばマイレージを貯めているところで…」
と、結局は、そうなる。これが積もりに積もって、確実に一往復分くらいになっているにも
関わらずだ。

LCCの登場で名古屋から香港へも、時々、キャンペーンで片道3000円などという運賃に出会う。
けれど、帰国分は2万円でしか取れなかったりで、なかなか使えないことが多い。たまに、魅力
的な金額で出ていて、途中まで予約画面を薦め、最後にトータル金額が表示されたのを見て、
「あれ、こんなに…」となって、途中まで予約した画面を止めてしまうこともある。

一般にLCCが出発日のかなり前に示す激安運賃は新しい客を呼び込んだり、安さをPRしたりす
るために原価割れで販売する「客寄せ」運賃がある。その後に売り出す比較的高いチケットで
利益を確保し、便全体として帳尻を合わせる。

つくづく、上手いやり方だなと思う。

けれど、すべての便についてどのくらいのペースで予約が入るかを見積もり、利益を最大化し
つつほぼ満席に仕上げる技は並大抵ではないらしい。
時には、人気アイドルのコンサートや様々なイベントの日程をもれなく調べ上げ、競合他社の運
賃設定も横目で見ながら綿密な予測を立てる。基本はコンピューターシステムを用いるそうだが
、刻々と変わる予約の入り具合もにらみつつ、最後は担当者の経験やカンで采配が決まる。

まさに職人芸に近い。

そう聞くと、少しは納得できる部分もある。

しかし、そうはいっても、私たちユーザーも賢くありたいもの。
同じ運賃や近い金額なら、運休時の代替え便などに何の保証もないLCCは、やっぱり避けるべきだ
と思う。

あとは個人モニターで映画の見れるLCC。

このあたりに期待したい。

非日常

先月、オープンした名古屋ゲートタワーモールに行ってきた。

名古屋駅に隣接するタカシマヤが隣にあった松坂屋を壊して作った新しいスタイルの
デパート？、いや、デパートとイオンなどのショッピングセンターを合わせた、あら
ゆるニーズのお客さんを取り込める形の商業施設みたいな感じだった。

近年、デパートの客足が振るわないところを、しっかり見直した感は出ている。
低層階はこれまでの百貨店顧客に合わせ、上に行くほど低価格路線に。デパートなのに
3980円や1980円といったこれまでにない店舗の集合体があるのは、ここだけかも。
さらにはユニクロとＧＵまであるので、高校生でもデパートで買いものができる。

飲食店も超高級店舗から、低価格のうどん店までやっぱり幅広い。ここでもあらゆる階層
のニーズに対応した感じで抜け目がない。

館内設備にはお金をかけ、特にトイレのオシャレ度は凄い。通路も広く、ここから従来の
デパートに行くと、どこか野暮ったさを感じるくらいの差がある。

もしここで成功すれば、低迷するデパートのモデルケースになるかもしれない。

ただ、子供の頃のちょっと特別感のあったデパートへのお出かけ、というイメージはもはや
ないし、そこにワクワク感もないもない。あらゆるものの大衆化とカジュアル化は、非日常
という特別な時間を奪ってしまった感じがする。

時代の変化と言えば、それまでだけれど…。

今やもう、デパートもイオンも同じだ。

なんだか、どんどんつまらなくなっていくような気がしている。

ハードル

「黄金のバンタムを破った男」百田尚樹著を読んだ。


先日、亀田兄が何かの企画で素人3人と対戦し、もし素人の誰かが勝てば1000万円貰えるなどと
いうのをやって話題になっていたが、これを読むと近年のボクシングは、随分、やわになったな
と思わざる得ない。

ひと昔前、ボクシングの世界チャンピオンはわずか８人しかいなかった。つまり８つの階級に、
それぞれ１人すつの王者がいただけだ。ちなみに現在は１７階級、しかもチャンピオン認定団
体も増えて、主要の４団体がそれぞれチャンピオンを認めていて、その総計は７０人ほどにも
なるらしい。

これだけでもチャンピオンのハードルが随分、下がったのがわかる。
まぁ、それでも大変なことは大変なんだろうけれど…。

私などボクシングなんて全く興味はないけれど、、子供の頃、「あしたのジョー」だけは
良く見ていた。そんなあしたのジョーの丹下段平と矢吹丈のモデルになったのは、協栄ジムの
初代会長の金平氏と海老原博幸という人物で、この２人には有名な伝説があった。

協栄ジムの金平会長は、ボクサーだったが、体力の限界を感じて現役生活を引退してトンカツ屋を
開いた。開店の日、店の前のアルバイト募集の貼り紙を見て一人の少年がやってきた。ガリガリに
痩せていたが、バネのありそうな身体を見た金平は、少年にその場で縄跳びをさせた。
しなやかにロープを跳ぶ少年の動きを見た金平は、何と即座にトンカツ屋をたたみ、ボクシングジム
を作った。この少年こそ、後の世界フライ級のタイトルを2度にわたって獲得した海老原博幸だった、
という話だ。

これだけでも、大変、面白い話だが、読み終えると、ちょっと元気が出るというか、なかなか
熱くなる内容でもあった。

でも、やっぱり亀田兄弟のボクシングはちょっと…。

惰眠

連休、終わる。

ほとんど休みなしの中、昨日が、唯一のお休みだった。どこへも連れていかないのも
気が引けるので、子供を連れて温水プールに行ってきた。流れるプールで3時間ほど
遊ぶと、すでにクタクタ。

夜8時には就寝。今朝起きたのは7時で、ちょうど11時間睡眠だった。30代の頃は、
一時期10時間以上眠れなくなったが、40代も後半になると再び、普通に12時間でも
眠れるようになった。歳を取ると睡眠時間が短くなるものとばかり思ったが、どうも
そうでもないらしい。それとも、それはもっと歳を重ねてからの話なんだろうか？

ようやく、同時進行でやっていた二つの催事のうち一つが終わり、今週はようやく普通
の日々に戻るが、来週早々、中国へ行くことに…。

それが終わると再び、催事で、なんとなく今月もあっという間に終わりそうだ。

やらないといけないことが、いくつも先送りになってしまっている。

6月にはやらないと…。