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仕組みとアプローチ -  ふるさと納税の返礼品システムはおかしな制度

2024-12-22 12:59:35 | 金融
 主旨はサブタイトルの通りです。
 ふるさと納税自体は悪くもなく、更にそれが寄付にあたると言うのも別に変でもないと個人的には思ってます。
 ですが「返礼品」については明らかに疑問に思っています。
 と言うのは「寄付と言うのは返礼品なんかを伴うものではないから」です。
 寄付の見返りは賞状や勲章や寄付した実績の情報開示などの名誉と言うのが世界の常識なのではないかと思います。
 ところでこの返礼品システムなんですが、仮にある住民が「自分の住んでる自治体に納税したいのがホンネなんですが、でも返礼品が欲しい\」、と言う場合に「どうワル知恵を働かすか」と言うと、「ほぼ同額の納税額で他の自治体に住む他人を探し出してその他人とカップルになって相互にふるさと納税する事」です。
 そうすれば見ず知らずの人、或いは知人とかと相互にふるさと納税できて、返礼品をゲットできわけですね。
 だからそうした事をやりやすくするようにネットで「マッチングサイト」や「マッチングアプリ」みたいなのが当然出て来る可能性はあるのです。
 で、日本全体ではこの返礼品の分だけ税収が減るか返礼品のための公費に出費が増えるはずなのです。
 で、誰が得をするか?と言うとそれは高額納税してる高所得層、ふるさと納税の利益の方が返礼品の負担より大きいごく一部の自治体、と言う感じではないでしょうか。
 いわば脱税の一手法みたいなシステムでは?
 で納税額が全体で減った分の負担は誰に?と言うとそれは低所得層とかですね。
 「でもそれで助かる過疎地とかの自治体は再生する可能性がある」とかの面も有るかも知れませんが、それはそれでダイレクトに国策でやるべきであって高所得層がドサクサに紛れて美味しい思いをするようなシステムにすべきではないのです。

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