前回記事の続きです。
事故が有った務安国際空港のローカライザー土台用コンクリート構造物なのですが、仮にコンクリート構造物が無くてただの土盛りだった場合であっても、おそらく乗客席の多くが助かってとしても操縦席あたりは大破してしまいパイロットは殉死がほぼ確定だったのではないでしょうか。
つまり機長は既に乗客優先を考えて殉死覚悟でこの選択をしたのかどうか、と言う感じでしょうか。
もしパイロットが自分の安全を優先に考えていたら前輪のランディングギアだけは出していくらかでも操縦席を高くしたとも思えるのですが。
ただそうすると前輪だけを出した状態での着陸では着陸のコースがかなり曲がったりして機体損傷やそれによるエンジンからの火災とかでの犠牲が増えた可能性が想定されたかと思えますが、実際にはそこまで考えて選択したのか、或いはその判断する時間が有ったのか無かったのかも現時点ではわかっていません。