子どもの頃、どちらかと言えば真面目なタイプだったわたしは、小説やドラマ、マンガの中のキャラクターに不真面目なタイプが多く、しかもそれでうまくいくことに若干のつまらなさを感じていました。物語の中では、真面目なタイプは、計算高くずるがしこいタイプが多いようで、違和感がありました。
真面目で頭の回転がよければ、人の気持ちを汲んで、助けることもできるはずです。
そんな人たちのよいところに焦点を当てながら、底辺に近い人たちのよいところも描き、それが嚙み合って、幸せな空間を作っていくような物語です。
それぞれ、お互いに良いところを見て尊敬しあっていれば、うまくいくのです。
実際は、もう少し複雑でしょうが、お話の中くらいかみ合ってほしいものです。
そういう疑似体験をしていれば、そのうちのいくらかは現実出来そうな気になるのです。