むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『エチオピアからの手紙』南木圭士(文春文庫)

2024年02月03日 | 読書
南木圭士の初の単行本であり短編集です。
デビュー作の「破水」と他4編(4編とも芥川賞候補となった)の豪華詰め合わせです。
どれも味わい深く、自分的には南木圭士の短篇集の最高傑作だと思います。
この本の次の『ダイヤモンドダスト』で第100回芥川賞を受賞するのですが、それよりこちらの方が良い出来だと思います。
南木圭士を読むなら、この本からがおすすめかな。
長編なら『阿弥陀堂だより』が秀逸でした。

コメント
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