前作のラストで捕らえられた“黒い魔法使い”グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が逃走。魔法学校の恩師ダンブルドア(ジュード・ロウ)の頼みを受けて、ニュート(エディ・レッドメイン)はパリに向かう。
シリーズ物の常だが、まずは前作の流れを思い出すのに一苦労する。前作のニューヨークに代わって、今回は1920年代のパリが舞台となるが、主人公たるレッドメインよりも、敵役のデップの方が目立ち過ぎる展開にいささか驚く。
グリンデルバルドが人間の愚かさの象徴として、この後起きる第2次大戦を見せるシーンがあるように、善悪の区別とは? 法とは? などを考えさせられるところもあるが、いずれにせよ、特撮なしでは描けないファンタジーはこれでは終わらず、またまた「つづく」なのである。
前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』↓
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