『長い灰色の線』(54)(1987.7.4.)
ウェスト・ポイントにある陸軍士官学校の教官マーティ・マー(タイロン・パワー)の半生を、妻(モーリン・オハラ)との生活を中心に綴る。監督ジョン・フォード。
士官学校が舞台なので、ストーリー的にはあまり好きになれない映画なのだが、『わが谷は緑なりき』(41)にも見られた、劇中で亡くなったり、去っていった人々を、ラストで再び登場させるというカーテンコールの絶妙のタイミングに毎度やられる。ずるいぞ、センチメンタルだぞ、などと思いながらも、何度見ても“フォードの魔法”に魅せられてしまうのだ。
タイロン・パワーのプロフィール↓
モーリン・オハラのプロフィール↓
パンフレット(55・東宝事業課(日比谷映画劇場 No55-1))の主な内容
「長い灰色の線」の魅力(双葉十三郎)/かいせつ/この映画に主演の二人タイロン・パワー、モーリン・オハラ/ジョン・フォードとその周囲(潮義正)/ものがたり