田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

北原コレクション「SF ROBOT展」

2018-11-09 19:32:03 | 雄二旅日記
 試写の帰りに、京橋のエドグランで開催中の北原コレクション「SF ROBOT展」を見る。



 『トイズ』(92)の撮影にコレクションを提供し、『トイ・ストーリー』(96)の製作にも影響を与えた北原照久氏のコレクション。

 お得意のブリキの玩具のゴジラたちやロボットのほか、『メトロポリス』(27)のアンドロイド・マリアのフィギュア、『地球の静止する日』(51)のパンフレットや、『禁断の惑星』(56)のポスターなども展示されていた。
  
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『男と女』を彩ったフランシス・レイの“ダバダバタ”

2018-11-09 08:43:18 | 映画いろいろ
 フランスの作曲家フランシス・レイが亡くなった。

 子ども心に、彼が作曲した『男と女』(66)の“ダバダバタ”は、なぜか“夜の曲”だと感じていた。『パリのめぐり逢い』(67)の印象的なイントロは日テレの昼の天気予報のオープニングに使われていたなあ。それから『ある愛の詩』(70)のラスト、独りぼっちのライアン・オニールの背中に流れるテーマ曲はやっぱり名場面だ。



 2000年に作った『20世紀の映画』(共同通信刊)の中で彼についてこんなことを書いた。
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『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』

2018-11-09 08:16:30 | 新作映画を見てみた
 容姿に自信が持てず、消極的な毎日を過ごすレネー(エイミー・シューマー)。ある日、ジムでトレーニング中に頭を打って気を失い、目覚めると鏡に写った自分は絶世の美女になっていた…。でも、そう見えているはレネー本人だけ。彼女の大いなる勘違いなのだが、美女に変身したと思い込んだレネーは、超ポジティブな女性に生まれ変わり、自信満々に振る舞うようになる。



 変身したと思っている本人と周囲とのギャップで笑わせるシチュエーションコメディ。思い込みや勘違いから生じるおかしさを描きながら、人間は、考え方一つでポジティブになれるということを説く。脚本のうまさとシューマーの熱演が相まって、久しぶりに大笑いさせられた。

 監督・脚本は『そんな彼なら捨てちゃえば!』(09)『バレンタインデー』(10)『ワタシが私をみつけるまで』(16)の脚本を書いたアビー・コーン&マーク・シルバースタイン。今回は1980年代の一人二役の入れ替わり映画、劇中にも登場する『ビッグ』(88)、あるいは『トッツィー』(82)を参考にしたという。

 全米でコメディエンヌとして人気があるというシューマーのほか、『雨に唄えば』(52)のジーン・ヘイゲンのようにわざと悪声で演じた社長役のミシェル・ウィリアムズ、人のいいレネーの恋人役のロリー・スコヴェル、同僚役で西田敏行似のエイドリアン・マルチネス、かつての人気モデルのローレン・ハットンら、脇も面白いキャラクターが揃っていた。
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