『白夜』(57)(2006.11. 24.)
ドストエフスキーの原作をルキノ・ビスコンティが映画化。セット撮影が見事な一作。イタリアの港町の小さな橋で、マリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、1年前に去った男(ジャン・マレー)を待ち続けるナターリア(マリア・シェル)と知り合い、彼女が語る物語に耳を傾けるが…。
ナターリアの姿が、フェデリコ・フェリーニの『道』(54)のジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)とイメージが重なるところがある。また、後のビリー・ワイルダーの『アパートの鍵貸します』(60)の三角関係劇(この映画とは逆のパターンだが)に、少なからず影響を与えたのではないかと思われる。特にあの映画のジョセフ・ラシェルの音楽は、この映画のニーノ・ロータの影響大とみた。高校生の頃に見て、ひたすら睡魔に襲われたロベール・ブレッソン版の『白夜』(71)も、今見直したら印象が変わるだろうか。
マリア・シェルのプロフィール↓
ドストエフスキーの原作をルキノ・ビスコンティが映画化。セット撮影が見事な一作。イタリアの港町の小さな橋で、マリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、1年前に去った男(ジャン・マレー)を待ち続けるナターリア(マリア・シェル)と知り合い、彼女が語る物語に耳を傾けるが…。
ナターリアの姿が、フェデリコ・フェリーニの『道』(54)のジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)とイメージが重なるところがある。また、後のビリー・ワイルダーの『アパートの鍵貸します』(60)の三角関係劇(この映画とは逆のパターンだが)に、少なからず影響を与えたのではないかと思われる。特にあの映画のジョセフ・ラシェルの音楽は、この映画のニーノ・ロータの影響大とみた。高校生の頃に見て、ひたすら睡魔に襲われたロベール・ブレッソン版の『白夜』(71)も、今見直したら印象が変わるだろうか。
マリア・シェルのプロフィール↓