田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『アリータ:バトル・エンジェル』ロバート・ロドリゲス監督にインタビュー

2019-02-15 18:38:26 | 仕事いろいろ


 キャメロンとタランティーノのことを尊敬し、「ビッグブラザー(=兄貴)」と呼ぶ好漢。「今回は自分では完成させることができなかったキャメロンの映画を、彼のスタイルを引き継いだ形で私が完成させようと思った」という。

 詳細は後ほど。

 「妻があなたの映画の大ファン」と言ったら、通訳の人が話す間にイラストを描いてくれた。




『アリータ:バトル・エンジェル』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9b40d91ac98025463eb3a0983c8dd1d5
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『記者たち 衝撃と畏怖の真実』

2019-02-15 08:50:19 | 新作映画を見てみた


 2003年、アメリカのイラクに対する軍事戦略、通称“衝撃と畏怖”が実行された。01年の同時多発テロ後のアメリカを覆った異様な空気(愛国、報復、好戦)を巧みに利用して、政府が捏造した情報によって始まったイラク戦争。大手新聞社も迎合する中、唯一「本当にイラクに大量破壊兵器は存在するのか?」と異を唱えたナイト・リッダーの記者たちの動静を実話を基に映画化。またもや過去の政府の失態を描いた映画が登場してきたわけだが、こうした映画群には、間接的ではあるが、今のトランプ政権に対する反意が込められているのだろう。

 監督のロブ・ライナーがワシントン支局長役で出演し、ウディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、トミー・リー・ジョーンズらが記者を演じているが、記者役は、いつもかっこよく描かれ過ぎると感じた。劇中「どうして記者なんかになっちまったんだろう」「『大統領の陰謀』(76)を見たからさ」というやり取りがあったが、映画が職業に関するイメージに多大な影響を与えることは否めない。

 また、ライナーにとっては、リンドン・ジョンソン元大統領を描いた『LBJ ケネディの意志を継いだ男』(16)に続く社会派映画だが、今回は短くまとめ過ぎた感がある。それ故、経緯が分かりづらくなり、彼らが果たした役割や事の重大さがあまり伝わってこないのだ。こうした、映画を使った告発、あるいは自己浄化はアメリカ映画の長所だが、それが劇映画として良く出来ているか否かはまた別の話になる。
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『シベールの日曜日』

2019-02-15 06:20:00 | 1950年代小型パンフレット
『シベールの日曜日』(62)(1987.1.25.)



 インドシナ戦争下で撃墜され、記憶喪失に陥った元空軍のパイロットのピエール(ハーディ・クリューガー)は、ある日一人の孤独な少女(パトリシア・ゴッジ)と出会い、日曜日ごとに彼女と一緒に遊ぶことにするが…。監督はセルジュ・ブールギニョン。

 10数年ぶりの再見。墨絵のようなオープニングが印象的。この映画には、目を見張るようなアクションも、大きな見せ場もない。だが、これほど純粋で、しかも戦闘場面を全く見せずに戦争の罪や愚かさを感じさせる映画も珍しい。

 最近はエンドロールが長過ぎて閉口するが、昔は「THE END」や「FIN」の一文字で終わる映画がほとんどだった。それ故、この映画のような、唐突で衝撃的なラストシーンの印象が強く心に残ったのである。
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