共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』
今週は
若者の背中に手を添えて、『大丈夫だよ』と優しいエールを送るような『水は海に向かって流れる』
ホラーにひねりの効いたダークユーモアを絡ませた『M3GAN/ミーガン』
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今週は
若者の背中に手を添えて、『大丈夫だよ』と優しいエールを送るような『水は海に向かって流れる』
ホラーにひねりの効いたダークユーモアを絡ませた『M3GAN/ミーガン』
『ザ・フラッシュ』(2023.6.7.ワーナー試写室)
地上最速のヒーロー、フラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は、そのスピードで時間をも超越し、幼い頃に亡くした母と、妻殺しの罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変する。
そして、バリーと父母が幸せに暮らす世界にたどり着くが、その世界にはスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマン=ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は全くの別人(マイケル・キートン)になっていた。
さらに、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍(マイケル・シャノン)が大軍を率いて襲来し、地球植民地化を始めたことから、フラッシュは別人のバットマンや女性ヒーローのスーパーガール(サッシャ・ガジェ)と共に世界を元に戻し、人々を救おうとするが…。
DCコミックスのヒーローが集結した『ジャスティス・リーグ』(17)でスクリーンに初登場した地上最速のヒーロー、フラッシュを主人公にしたアクションエンタテインメント。監督は『IT イット/“それ”が見えたら、終わり。』(17)のアンディ・ムスキエティ。
ティム・バートン監督の『バットマン』(89)と『バットマン リターンズ』(92)でバットマンを演じたキートンが約30年ぶりに同役に復帰して出演を果たした。これがこの映画の一番の見どころ。
で、またまた何でもありのマルチバースだから、あっと驚くキャラクターや懐かしいキャラクターが多数登場するのだが、DCコミックスというか、DC映画によっぽど精通していないと分からないところもある。
それにしても、自分の母親を救うためにこれだけの大騒動を起こしてしまうバリー=フラッシュってどうなのよ、という思いがした。
日本では、同じくマルチバースが物語の核になる『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』と同日公開。両方一緒に見たら、頭の中がこんがらがっておかしくなるのでは…。
『ジャスティス・リーグ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/160e322402c2adad786f795f99e637fc
【インタビュー】『ジャスティス・リーグ』エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/68ab3cf3c45a8a682c113858781b70b9