こんにちは
週末は子どもたちに向けて☆
本日の読売新聞の
時事ワード解説からいきます。
※※※※※※
(内定率とは、就職内定者の比率です)
内定率は、14年前から毎年10月1日に政府が調べているんだよ。
今年は57.6%で、去年の62.5%と比べ4.9ポイントも低かった。
その1.
勤めたいと希望している学生より、会社が新しく雇おうとしている人数の方が多いから、みんな勤めることができるはずなんだ。
その2.
ただ大きな会社なら将来もつぶれないので安心だと考える学生が多くて、大きな会社に希望が集まりがちなんだ。
その3.
ところが、景気が悪いので大きな会社も雇う人の数を減らしているところが多いので、会社に入れない学生が出てしまうんだ。
※※※※※※
読売新聞『アトムとウランの時事わーど百科』2010.12.3より
(その1~3はtarebonで付けました)
記事に足りない、または抜けているかなと思われる内容を考えることも
いいだろうと思いまして、書いてみます
◆みんな勤めることができるはずなんだ?
その1
この部分は【大卒求人倍率】のことを言っているみたいだね。
11年採用は1.28倍なのです。
『数字上は1人あたりの求人は足りている』ということになるんだ。
だから機械的に割り当てれば
みんな勤めることができるはずなんだ、と言い切れるよね。
ほんとうにそうかな?
求人倍率というのは、いわば「見込み計画数」
10年度の見込み計画数は
1.62倍だったんだ。
ところが10年度の採用実績で計算した実態倍率は
なんと1.35倍だったとされているんだ
ずいぶん下がったよね。計画から12万人分も下がったんだ。
この差は何が原因なのかといったら
業績悪化で採用を中断した会社や
採用予定に足らなくても打ち切った会社が多かったからなんだ
ということは
11年採用の見込み数1.28倍も
10年度と同じくらい実態倍率が下がる可能性もあるよね。
見込み数字をそのまま信じていたら
『それでみんなホントに勤められるといいきれるかな?』
★データの裏を探り、現実の実態をしっかり確かめることが大切だね★
◆大きな会社に希望が集まりがちなんだ?
その2
この部分は説明が言い足りない気がするんだ。
本当に学生だけで判断して、大きな会社に応募しているのかな?
実際は親が『大きな会社・安定した会社』を子どもに勧めるから
という理由も多いかもしれないよね
学生も親も、という表現のほうが事実に近いかとおもうよ
★どちらか一方だけに偏らない見方をしていこう★
今の世の中は大人や子どものどちらかだけに原因があることよりも
大人も子どもも両方に原因があることが多いんだ。
ただし
大人と子どもは何でもすべて同じなのではないよ。
大人の影響を受けて子どもは育つから
大人は子どもに対する責任が大きいものです。
大人は仕事や家庭のなかで責任という宿題を背負ってます。
学校の宿題よりも大きな宿題を毎日解いているのだから
基本的に尊敬しなきゃいけないよね。
◆景気が悪いので・・会社に入れない学生が出てしまうんだ?
その3
『景気が悪いので、大きな会社も雇う人の数を減らしているところが多い』
となると
小さい会社は大きい会社よりもっと人が雇えないはずじゃない?
その1のように
みんな勤めることができるはず、ってのはいったいなぜ
最後の疑問は
小学生・中学生で感のいい子から、本当にそう言われそう。
大人はびっくりして気がつかない部分なんだ
たしかに景気が悪いから、全体的な求人は少ないんだ。
でも会社の数というのは421万社もあって、その中で
人の集まる会社と集まらない会社があるので全体的に見たら
みんなが行きたい会社の求人は少なくて
みんなが行きたがらない会社の求人は多い
という
バランスの悪さはずっと続いているんだ。
みんなが行きたがらない会社というのは
悪い会社だからなのではなくて、名前が知られていなかったり
仕事内容に人気がなかったりするところも多いから
そこがどういう会社なのかを知ることで
もしかしたら『自分にとって良い会社』を見つけることも
できるんだろう。
その見つけ方について、国や大学は模索している状況なのです。
★大人が気がつかない疑問をどんどん見つけて質問していこう★
◆未来へ働きかけよう
『小さくてもいい会社はたくさんある。学生も会社の大きさだけではなく自分にあった会社を探すようにしてほしいよね。』(読売新聞の記事より)
この記事が小学生・中学生に向けたものであれば
私は最後に補足してみたいと思います。
皆さんが社会に出るときに、皆さんの力で会社を大きくして
世の中の景気を良くしていけるようにしてあげてください
そうしたら、今苦労している大学生の人たちも将来
本当にやりたい仕事、行きたい会社への転職がしやすくなって
本当に助けてあげられるはずだよね
今の子どもたちに
望みをかけていきたいなあと思いますね☆
ではまた☆☆
注)文中の就職データ参照資料
週刊東洋経済『就職「新」氷河期』2010.11.13
佐藤孝治『「就活」廃止論』PHP新書 2010.1
週末は子どもたちに向けて☆
本日の読売新聞の
時事ワード解説からいきます。
※※※※※※
(内定率とは、就職内定者の比率です)
内定率は、14年前から毎年10月1日に政府が調べているんだよ。
今年は57.6%で、去年の62.5%と比べ4.9ポイントも低かった。
その1.
勤めたいと希望している学生より、会社が新しく雇おうとしている人数の方が多いから、みんな勤めることができるはずなんだ。
その2.
ただ大きな会社なら将来もつぶれないので安心だと考える学生が多くて、大きな会社に希望が集まりがちなんだ。
その3.
ところが、景気が悪いので大きな会社も雇う人の数を減らしているところが多いので、会社に入れない学生が出てしまうんだ。
※※※※※※
読売新聞『アトムとウランの時事わーど百科』2010.12.3より
(その1~3はtarebonで付けました)
記事に足りない、または抜けているかなと思われる内容を考えることも
いいだろうと思いまして、書いてみます
◆みんな勤めることができるはずなんだ?
その1
この部分は【大卒求人倍率】のことを言っているみたいだね。
11年採用は1.28倍なのです。
『数字上は1人あたりの求人は足りている』ということになるんだ。
だから機械的に割り当てれば
みんな勤めることができるはずなんだ、と言い切れるよね。
ほんとうにそうかな?
求人倍率というのは、いわば「見込み計画数」
10年度の見込み計画数は
1.62倍だったんだ。
ところが10年度の採用実績で計算した実態倍率は
なんと1.35倍だったとされているんだ
ずいぶん下がったよね。計画から12万人分も下がったんだ。
この差は何が原因なのかといったら
業績悪化で採用を中断した会社や
採用予定に足らなくても打ち切った会社が多かったからなんだ
ということは
11年採用の見込み数1.28倍も
10年度と同じくらい実態倍率が下がる可能性もあるよね。
見込み数字をそのまま信じていたら
『それでみんなホントに勤められるといいきれるかな?』
★データの裏を探り、現実の実態をしっかり確かめることが大切だね★
◆大きな会社に希望が集まりがちなんだ?
その2
この部分は説明が言い足りない気がするんだ。
本当に学生だけで判断して、大きな会社に応募しているのかな?
実際は親が『大きな会社・安定した会社』を子どもに勧めるから
という理由も多いかもしれないよね
学生も親も、という表現のほうが事実に近いかとおもうよ
★どちらか一方だけに偏らない見方をしていこう★
今の世の中は大人や子どものどちらかだけに原因があることよりも
大人も子どもも両方に原因があることが多いんだ。
ただし
大人と子どもは何でもすべて同じなのではないよ。
大人の影響を受けて子どもは育つから
大人は子どもに対する責任が大きいものです。
大人は仕事や家庭のなかで責任という宿題を背負ってます。
学校の宿題よりも大きな宿題を毎日解いているのだから
基本的に尊敬しなきゃいけないよね。
◆景気が悪いので・・会社に入れない学生が出てしまうんだ?
その3
『景気が悪いので、大きな会社も雇う人の数を減らしているところが多い』
となると
小さい会社は大きい会社よりもっと人が雇えないはずじゃない?
その1のように
みんな勤めることができるはず、ってのはいったいなぜ
最後の疑問は
小学生・中学生で感のいい子から、本当にそう言われそう。
大人はびっくりして気がつかない部分なんだ
たしかに景気が悪いから、全体的な求人は少ないんだ。
でも会社の数というのは421万社もあって、その中で
人の集まる会社と集まらない会社があるので全体的に見たら
みんなが行きたい会社の求人は少なくて
みんなが行きたがらない会社の求人は多い
という
バランスの悪さはずっと続いているんだ。
みんなが行きたがらない会社というのは
悪い会社だからなのではなくて、名前が知られていなかったり
仕事内容に人気がなかったりするところも多いから
そこがどういう会社なのかを知ることで
もしかしたら『自分にとって良い会社』を見つけることも
できるんだろう。
その見つけ方について、国や大学は模索している状況なのです。
★大人が気がつかない疑問をどんどん見つけて質問していこう★
◆未来へ働きかけよう
『小さくてもいい会社はたくさんある。学生も会社の大きさだけではなく自分にあった会社を探すようにしてほしいよね。』(読売新聞の記事より)
この記事が小学生・中学生に向けたものであれば
私は最後に補足してみたいと思います。
皆さんが社会に出るときに、皆さんの力で会社を大きくして
世の中の景気を良くしていけるようにしてあげてください
そうしたら、今苦労している大学生の人たちも将来
本当にやりたい仕事、行きたい会社への転職がしやすくなって
本当に助けてあげられるはずだよね
今の子どもたちに
望みをかけていきたいなあと思いますね☆
ではまた☆☆
注)文中の就職データ参照資料
週刊東洋経済『就職「新」氷河期』2010.11.13
佐藤孝治『「就活」廃止論』PHP新書 2010.1