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就職留年を決断する前に◆『坂の上の雲』に出てくるクマのたとえ話◆

2010-12-06 09:40:01 | 日記
広瀬を追う恋人アリアズナです。


そう思えば、そう見えてくる。
坂の上のクマであります。

ということで
『坂の上の雲』の原作に、クマが出てくる
たとえ話があります。

就職留年を決断する前に、紹介しておきます。


◆小村寿太郎の問いかけ

※※※

例の三国干渉のあと、干渉した当のロシアが満州をつかみとってしまったとき、小村寿太郎は、外務省の山座政務局長に、
「アイヌが熊をいけどりする方法を君は知っているか」
と、いった。


アイヌはまず、海岸に数ノ子を大量に干しておく。熊がやってくる。

熊は際限もなしに数ノ子を食い、ついにはのどがかわいてたまらなくなり、波うちぎわに首をつき出して海水をのむ。

塩水のためいよいよのどがひりつき、いよいよ飲む。

そのうち胃の中の数ノ子がふくれてきて熊は身うごきがとれなくなり、
そこへアイヌが近づいて何なく手取りにする。と小村がいった。

※※※
司馬遼太郎「坂の上の雲」文春文庫(三)『外交』より


◆熊はロシア、アイヌは日本

このたとえ話は熊をロシア、アイヌを日本として

満州に進出してきたロシアが、数ノ子である朝鮮半島に手を出したら
その時が熊退治のチャンスだ、ということのようです。


(私はクマキャラが好きなので、クマのたとえ話が印象的なのです)



この小説のたとえ話を
就職活動に当てはめてみようと思います。

熊は、『就活生』に思えます。
数ノ子は、『企業のエントリー数』


塩水が、『就職留年』だとしたら
アイヌは、『キャリアのつまづき』

のようにも読めてきませんか。


◆塩水で、ふくれあがる熊の腹


就職活動で内定が取れず、そこで
リベンジの新卒採用を狙うために留年する場合には


アイヌという『キャリアのつまづき』から狙われることを
予測する覚悟が必要かと思います。



熊が数の子を食べすぎて塩辛くなって
塩水を飲み込んだことで
お腹の数の子を膨らましてしまった。


のどが渇いてしかたがなかったクマです。
塩水ではなく真水を飲もうとしたら川を探して飲めばよかった。


川というのは本来クマが、魚を生け捕る場所です。
つまりクマの生活環境にあった食料調達の場所に戻ればよかった。


おいしそうな数ノ子がたくさんならぶのは
Webエントリーの手軽さに引き寄せられて
自分の生活環境を忘れてしまったクマの悲劇かもしれません。


◆坂の飢えのクマにならないように





アリアズナのモフィー

賢いウサギは、長い耳で情報収集して
危険をいち早く察知できるから
身を護れるといわれています。


長い耳とは情報収集
しかしその情報収集はWebの活動を指しているのではなく


ウサギやクマのように
自分の持っている能力の範囲で
生活していくための自己分析・客観的な身の丈にあった
就職応募のことも考えられますよ。



では☆