梅雨の季節になりました。
昨日訪問した立教大学キャンパス。
風雨の中、大勢の受験者がキャンパスを訪問。
この日は大学模試やTOEICなど各種の試験会場に
キャンパスが使われていました。
〝試験〟というテーマでいきます。
◆AO入試~大学入学の広き門
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私大は「推薦入試は5割を超えない範囲で」と規定されているが、AO入試についてはそうした縛りがない。
大学サイドにとっては、AO入試は専願が原則であり、入学者の歩留まりもはじきやすい。オープンキャンパスなどで受験を勧め、学生を青田買いできる、などなどの〝好都合〟がある。かくして、AO入試は隆盛を極めたわけである。
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週刊ダイヤモンド2010.9.18号から
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AO入試とは面接や小論文などで入試を行う形式。
(アドミッションズ・オフィス)
大学のAO入試は学力試験が伴わないということで
一般受験の学生と入学後の「能力差」が生じることが
問題になっています。
◆大学名だけではわからない
企業のなかには、一定ランク大学の応募者に
入試区分まで遡って能力差をリサーチするところもあります。
(学歴で評価される伝統的な大手企業に実例があります)
履歴の足跡というのは
本人が考えている以上に
「あとから重くのしかかる場合がある」ということも理解しておこう。
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AO入試を否定するのではありません。
AO入試で入学したのであるならば
一般入試で入学した人以上に
+アルファの努力や付加価値としての勉強をしておかないと
その過去を認めてもらえないことが
就職の段階で多くなってくるという予測があります。
◆資格取得に努力してチャレンジ
一定ランク以上の大学に在籍している
AO入試合格のみなさんへ。
その大学をめざして一般入試で受験した同級生より
倍の努力がいるんだよ。
在学中にTOEICなど
各種の資格取得を積極的に目指すのもいいことだよ。
例えばTOEICには公開一般受験のほかに
大学単位で受験機会のあるIPテスト「Institutional Program」
(団体受験:受験料が割安)もある。
大学生は勉強やチャレンジの機会に恵まれています。
今からチャレンジすることはかならず将来につながるんだ。
★★ツタはなぜレンガを覆うのか★★
5月病を経て、6月の湿気が追い打ちをかけるように
精神的な無気力にさいなまれる学生が多くなる季節です。
立教大学の有名な赤レンガの校舎には
ツタが生い茂っています。
ツタが象徴するものは
長い年月をかけて壁を覆いつくそうとする
長期の努力であり
壁にしがみつく粘り強さであり
一枚一枚の葉がそれぞれ
自分の存在証明も誇らしく
ただ緑の景観を作ることに
生きがいを見出すものだ。
ツタの絡まるキャンパスを見て
すべての大学生にエールを送ろう。