フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

負け馬に乗る

2006-10-02 08:44:28 | Weblog
凱旋門賞、ご覧かな?ディープインパクト優雅でしたね。レースと言う戦術には負けてしまいましたが、あの世界の8頭の中で一番素敵に見えました。堂々として優美にカッコよかったです。レースですから勝つことが目的なのですが、どう勝つかがこの頃あまりとわれませんね。このことを文化の基本に置いてあった民族のはずでしたのに。どこかのジャリタレがごときボクサーの判定ですくわれたような勝ち方で勝った勝ったと叫んでも誰も認めようとしなかった良識ある民族なのにマスコミが遊牧民の価値観を知ってか知らずか
露骨に押し付けるものだからこっちまで黒か白かしかないような錯覚を覚えていた。そうではなくてレースを楽しむ観点から言えばなかなかいいレースだったと思う。アウェイで勝つ難しさは知っているから。収穫は、今後の可能性を感じさせてくれました点かな。日本人らしく王道を行って敗れたのだから、これはこれで価値があると思う。武豊と言う騎手は素晴らしい。敗戦の将、兵を語らずというが、無口で、一言「残念です」と。彼のこの一言にリベンジの決意が見て取れました。そこには、ディープは、世界一の馬なんだと言う自負の念が見え証明するまで語らずの強い決意が読み取れて頼もしかったと思ったフェンネル氏でした。
コメント
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