フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

後の思いに

2006-10-19 05:48:43 | Weblog
テレビで恍惚の人をみた?マーチンがうれしそうに問い掛けてきます。見てないよ。むかし、森繁や千秋実が演ったのは見たことあるけどと答えると、昨日の夜やってたのよ、三国連太郎で。全部パンプそっくり。ただ違っているのは、主人公が肺炎で死んだとこだけね。根性ないんだから彼は。おとなしくすぐ死ぬのよ。パンプなんか肺炎までは一緒だったけど、病院で探検したり、ベッドから落ちたりひと騒動してやがてパワーアップして戻ってきたのにね。その後の恍惚の人なのにね。まだまだ、作家は、経験が足りないか。人の想像をはるかに越えた存在があるってことりかいしなくちゃねなんて言いたいこと言ってケラケラ笑いながら出て行きました。自分こそ人の想像を越えているのにと思いながらやがて、すべてが後の思いになったとしたら自分は、それに対しどう立ち向かっていくのか夢はどこへかえるのか忘れてしまうのか忘れたことさえ忘れてしまって人は、ケラケラと笑いながら生きていくんだろうかと考えたら、今をどう生きるかがとても大切に思えたフェンネル氏でした。
コメント
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