国道とは名ばかりのすごく狭いクネクネと曲がった道を通り抜け京柱峠に立った。西峰公園で休憩するとパラパラと雪が降ってきた。剣は雪だなと思うとひるむ。アントンたちは、ここを通らなかっただろう。ここは古代からの往来の街道だったから。もっと厳しい祖谷の道を選ばなければならなかったと思うと「もうイヤじゃ」とアントンが言ったと言うのも頷ける。ここが祖谷(イヤ)とそれ以来呼ばれるようになったという逸話も面白い。京柱を越えてほんの少しましな東祖谷の道を抜けて剣の登山口に着いた。17日には裏から登ってその剣の姿を見たんだけど今度は正面からその姿を仰いだ。初雪に覆われて雄雄しい姿を見せている。なかなかカッコイイ。雪ということで途中までリフトを使った。

ラクチン。辺りの雪化粧がきれい。

この山は、修験道の山だから修験場が多く神社も多く見たいものが沢山ある。だから一日二日じゃ満足できない。今日は、剣神社と大剣神社への参篭。日本名水百選の剣の湧き水を汲むこと。ヒュッテに到着して剣神社の本宮へ参拝。ヒュッテの寒暖計はマイナス6℃。

頂上はもっと寒いだろう。



頂上で雪景色を楽しんで大剣神社へ。ここから90メートル下に名水がある。大剣が突き刺さったという大岩を見ながら水場に。

裏のルートで来た時には「熊注意」「熊出没」の看板が多かったのに表では一つも見ない。観光登山客が多いからかな。水場には鹿の糞とクマの糞らしきものがあったのに。

水場でお昼のサンドウィッチをほうばっているとバジルが上のほうで蹄の音がすると言う。「蹄の音なら大丈夫。爪の音なら気をつけよう」なんて言ってたら上から大きな石が滑り落ちてきた。これにバジルがビビッタ。食べてたサンドウィッチをサッと片付けるとリュックを背負って行こうとする。「ここまで来たから水汲まなきゃ」と言って僕は熊にサンドウィッチを取られないように夢中で食っていた。水を汲んだらさっさと神社まで帰って一息。そこに白人の女の人が一人で登ってきた。彼らのフロンティアスピリットというかファイティングスピリットというのには恐れ入る。日本語はとても上手いけど日本人の女の子なら一人で外国の山にのぼらないよな。だから声をかけて写真を撮ってあげたりした。「道がわからない」というのでビックリしたけどなるほど道標には英語表記はない。「ピークはこっちの道だ」と教えたけどその道はハードだったことを思い出して回り道を教えてあげたらよかったと反省。帰り道に「案山子の里」というのがあって面白いからたくさん写真を撮った。


ここから本山を目指してアントン一行は落ち延びたんだ。

ラクチン。辺りの雪化粧がきれい。

この山は、修験道の山だから修験場が多く神社も多く見たいものが沢山ある。だから一日二日じゃ満足できない。今日は、剣神社と大剣神社への参篭。日本名水百選の剣の湧き水を汲むこと。ヒュッテに到着して剣神社の本宮へ参拝。ヒュッテの寒暖計はマイナス6℃。

頂上はもっと寒いだろう。



頂上で雪景色を楽しんで大剣神社へ。ここから90メートル下に名水がある。大剣が突き刺さったという大岩を見ながら水場に。

裏のルートで来た時には「熊注意」「熊出没」の看板が多かったのに表では一つも見ない。観光登山客が多いからかな。水場には鹿の糞とクマの糞らしきものがあったのに。

水場でお昼のサンドウィッチをほうばっているとバジルが上のほうで蹄の音がすると言う。「蹄の音なら大丈夫。爪の音なら気をつけよう」なんて言ってたら上から大きな石が滑り落ちてきた。これにバジルがビビッタ。食べてたサンドウィッチをサッと片付けるとリュックを背負って行こうとする。「ここまで来たから水汲まなきゃ」と言って僕は熊にサンドウィッチを取られないように夢中で食っていた。水を汲んだらさっさと神社まで帰って一息。そこに白人の女の人が一人で登ってきた。彼らのフロンティアスピリットというかファイティングスピリットというのには恐れ入る。日本語はとても上手いけど日本人の女の子なら一人で外国の山にのぼらないよな。だから声をかけて写真を撮ってあげたりした。「道がわからない」というのでビックリしたけどなるほど道標には英語表記はない。「ピークはこっちの道だ」と教えたけどその道はハードだったことを思い出して回り道を教えてあげたらよかったと反省。帰り道に「案山子の里」というのがあって面白いからたくさん写真を撮った。


ここから本山を目指してアントン一行は落ち延びたんだ。