犬の水を換えていたら小枝の先で油蝉が殻をやぶってでてきて羽を伸ばしているところを見つけた。まだ弱弱しくて色も薄いけれど九州のクマゼミに混じって四国の油蝉が鳴く季節か夏本番だなと感じた。このところクマゼミにおされて影が薄くなってたが健在で何よりと近くの木に移してやった。

季節は、天候や木々の変化だけで感じるものではないから油蝉に親しんできたものにとっては油蝉を見て季節を感じるんだ。子供の頃の蝉取りって今から思うと「必要な無駄な時間」だったような気がする。見上げた太陽、木漏れ日、蝉の声、草の匂い、麦藁帽子のちくっとした痛さかたさ、斜め掛けした虫篭、白い網、息を殺した瞬間、蝉の感触、無駄なものは何にもない。と僕は思っているんだが今の時代では無駄なことらしい。それでも必要な無駄と言ってたら昔は必要な無駄が沢山あった。とラジオで言っていた。そうだよな無駄がないと遊びがないとやってられないよね。そしたら3・11以降みんなが無駄の大切さに気付いたんだって。気付かないのは政府と政治家、官僚だと誰かが言ってた。さっきの蝉はあれから2時間たった今、庭の木の上でうるさく鳴いている。

季節は、天候や木々の変化だけで感じるものではないから油蝉に親しんできたものにとっては油蝉を見て季節を感じるんだ。子供の頃の蝉取りって今から思うと「必要な無駄な時間」だったような気がする。見上げた太陽、木漏れ日、蝉の声、草の匂い、麦藁帽子のちくっとした痛さかたさ、斜め掛けした虫篭、白い網、息を殺した瞬間、蝉の感触、無駄なものは何にもない。と僕は思っているんだが今の時代では無駄なことらしい。それでも必要な無駄と言ってたら昔は必要な無駄が沢山あった。とラジオで言っていた。そうだよな無駄がないと遊びがないとやってられないよね。そしたら3・11以降みんなが無駄の大切さに気付いたんだって。気付かないのは政府と政治家、官僚だと誰かが言ってた。さっきの蝉はあれから2時間たった今、庭の木の上でうるさく鳴いている。