フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

土佐國本宮 三寶山 高峯神社

2013-11-14 07:29:58 | Weblog
工石 陣が森自然の森の一角にある三寶山 高峯神社に行って来た。前から気になる神社だったので訪れてみたかったのだが陣が森にはこの前も来たけど神社までなかなか足を伸ばせなかった。陣が森の登山口との分かれに高峯神社と→を書いた標識が出ている。道はキャタピラーの跡がついたガタガタ山道。これを行くのかよ?とおそるおそる進む。行けども行けども山道。余人を寄せ付けないように出来ているのかと思いながら進む。木材の切り出し作業場に出る。ここは少しスペースがある。この先の様子が分からないので車を停めて歩く。ちょっと下りるとショベルカーで木の切り出し作業をしてる現場に出くわした。「神社はこの道?」って大声で聞くと「高峯神社?そうだよ」「歩いていける?」「まだ遠い。軽トラで来た?」誰が軽トラや。近頃自己評価と他人評価のギャップが激しい。「他の道ある?」「下にアスファルトの道があるよ。」「分かれ道で登ってきたけど登らないで巻いてる道ね」「そこを安吉まで行けばラクに行ける」あそこに標識出しとけよな。「ありがとう、そっち行ってみる」「あと1本だから待ってたらここ通すよ」と言ってくれたけど引返してアスファルトの道へ。快適。安吉を上がったところに高峯神社はあった。

大きな手水鉢の岩がどんと鳥居前にあって三寶山全体が御神域となっている。ここの頂上に社があるのだ。それにしてもこんな立派な神社がここにあろうとは思わなかった。

鷹の燈篭、直角に曲がった参道。ここは封印された神を祀る神社か。その正体を知りたくて急勾配の参道を登る。

ついに社殿へ

ご祭神はあきらかではないが「土佐國本宮 三寶山 高峯神社」と書いてある。飾り柱が鶴と鳳凰、龍と見事。とても権威在る神社と見た。本宮というからにはここから分祀されて各神社に御霊が祀られているはず。この地は土佐の中でも縄文の神様が多く祀られている土地だからウバ神系の神でもっとも位の高い神が天孫系の天照に匹敵するような神が祀られていたのではないだろうか。時の為政者によって神も天孫系の神と合祀され当時のことは分からなくなってしまっているだろうが下の集落に河内神社があって姥神を1柱だけ祀っているめずらしい神社を持っている。その近くに籠神社、ここは瀬織津姫を封印して祀っている神社があることから考えれば吉野川を大きな龍に見立てれば高峯神社は龍神か蛇神。縄文の神さまが封印され祀られているとこではないだろうか。古代に何があったか。滅ぼされた縄文人の末裔がひそかに形を変え自分達の神を祀り続けたのか時の為政者が祟りをおそれて異神を封印して祀ったのかロマンを掻き立てます。土佐は不思議の国なのです。「土佐人がもっとも嫌うのは権力と格差」ですから縄文の神が多いのも納得かな
コメント
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