明治時代の小学校の教科書の国語の載っている本を図書館で借りてきた。「江戸かな」というのかこれが読めない。漢字は当用漢字ではなく旧漢字だからこれも読みづらい。小学校でこんな文を読まされてたのかと思うと日本人の知的レベルの高さがわかって面白い。「信の一字は人間に欠くべからざる必要のものにしてこれをければ厚き交際は決して成り立つことあたわず」とかの内容を旧漢字と江戸かなで書いてある。修身というかなんか演歌に通じるものがあるのかな。これじゃ今ほど悪いヤツは育たなかったんだろうとおぼろげながらに感じた。日本人の強さの基本が教科書に表れているようだ。グローバルではないけど内省的能力を高めるように江戸時代から続いている日本人の精神の継続だったんでしょうね。それは大正をへて昭和初期にと続いていったんでしょうね。となんとか苦労をしながら明治高等小学校の教科書を読んでいる。なんだか背筋をのばして姿勢を正しくしなければという気になってくる。教育の力は大きい。
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