フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

pendre a' aquarelle

2018-09-24 09:51:56 | Weblog

薄く描くって難しいね。水彩だから薄くはなるんだけどもっと薄く描くって線がないと絵にならない。農作業をしている昭和の白黒写真を絵画教室の人が描けと持ってきてそれに挑戦してるけどやっぱり写真を見るとノスタルジックになるからノスタルジックに仕上げようと色を乗せる。と雰囲気が少し違う。薄い色ではこの昔の人が思うように動いてくれないんだ。動くならベタベタでもいいんだけどどこか儚さを残しておきたいし力強さもいると困った。淡彩なら線描いて薄い色を乗せて済むんだけどスケッチじゃないからね。とブツブツ。「セピアでやったらいいよ」と同じ年齢だから同じくノスタルジーで写真を持ってきたオバンがいう。世代的共同幻想というのがあるんだよな。と笑う。そんなこんなで普通に塗った色を乾いてからペーパーで削るというテクで何とか仕上げた。あとディテールを描いて仕上がりかな。飛び入りが入ったので自分の描きたい絵が今週は描けなかったな。大きなお世話をやく奴がいるんだよなどこの世界にも。有難いことでもあるからそこらへんが微妙なんだけど。

コメント
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