フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

土佐弁musical

2009-04-19 21:26:37 | Weblog
たった今、戻ってきたところ。母校の高校のホールで外国留学生が集まって「土佐弁musical」をやるとのことで見てきた。「牧野と豆の木」という演題で牧野富太郎と妻すえこの話を軸にジャックが登ったと言う豆の木の上にある植物王国を雑草国から救うという話だった。それを、面白おかしく歌在り、踊り在りでさらに今では地元の人間もあまり使わなくなった土佐弁でアメリカ人、ベトナム人、オーストラリア人、ニュージーランド人、ロシア人、中国人なんかがやるものだから、その真面目さが、かえって滑稽で面白かった。会場には、どこにこんだけ外人がいたんだというほど外人がいて、そのお世話の日とか、ホストファミリーか凄くフレンドリーな日本人がいて、ほとんどロスの小さな映画館のような雰囲気だった。まだまだフリークっぽい女の子もいたけどそのうち淘汰されて本当に対等につきあっていく日本人がそこいらにウヨウヨいるような予感がした。当然、自分なんかは、圏外でその若さと言うか、パワーに圧倒されてしまっていた。入場料は、無料。地元の高校生をアメリカに留学させるための募金活動に協力ということだった。今年は、わが母校から高校1年生の女の子がシアトルに行くとのことで、僕は、奮発して1000円寄付した。1000円というと演劇では、プロがもらえる入場料だよ。アマチュアは、900円までだからね。主体がALTの先生でまともな外人ばかりだったからかこの雰囲気嫌いじゃない。けど残念なことに自分は歳をとったことを実感した場でもあった。自分とは違うコミュニケーションがここにあるというのを見せてもらった。なんと言うか、若さに対するフレクシブルな対応とスピードが最早ついていけないんだ。これから、フランス人と友達になろうと思ってたけど少しつらいものがあるかな。課題だな。

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never judge

2009-04-18 18:59:55 | Weblog
犬は、見かけによらない。

Never judge a dog by her appearance.とでも言うのだろうか。マルディとランディの小屋の近くに鼠の集団が巣食ってしまって出て行かなくて困っていたところ、普段から人と車が怖くてたまらなくていつもビクビクオドオドしているマルディがなんと鼠を獲って退治してくれた。ランディは、人懐っこくてグラッドハンドで鼠にでもウエルカムするような犬だからこういう時は、全く役に立たない。


ウルーは、ノワールと喧嘩して故障者名簿にはいって役立たない。さてどうしたものかと思っていたら、マルディが、鼻をクンクンさせて優れた猟犬モード。「おまえ、できるの?」と甚だ疑問だったけど、犬は、見かけによらないんだね。いや、恐れ入りました。マルディは、散歩に連れて行くと結構人気者なんだけど近づいてくる人を異常なくらい怖がるから気の毒でさっさと帰るようにしてるんだけど家では、飛びついてきたり、甘えて吼えたり普通の犬と何らかわらないんだけどな。もうすぐ、うちに来て1年になるのにオドオドは治らない。でも、狩の名人と分かったからキミはキミでステイタスあるよね。
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le sourire

2009-04-17 19:03:37 | Weblog
ポールゴーギャンがタヒチで出会ったという永遠の少女「テハマナ」の名を持つペンダントに
山の古民家を改装したcafeで出会った。




見た瞬間、気にいってしまい購入した。


金メダルだとも思ったけど、表面にle sourireと刻んであるのでよけいに気に入ってしまった。言葉って凄いと思う。「微笑み」って意味だ。そこが、山里だったから、僕は、一人で、これは、インカ帝国に伝えられた太陽のペンダントなんだ。sourire de soleil 太陽の微笑み・・なんだか勇者になったみたいで
誇らしかった。ペンダントを店の外で早速身につけて凱旋帰国のような気分で街に下りてきたら、やっぱり、ゴーギャンが言うように少女の微笑がいいよなと思えてきて急に優しい気分になってしまった。そう思いながら、ペンダントにさわると自分が、とてもやさしい人に思えた。微笑み大使これでいくかと。ゴーギャンだけでなく男には、永遠の少女という精神的支柱が必要らしい。そのことを、一言で「微笑み」と言ったゴーギャンのセンスに脱帽。褐色の健康そうな少女が砂浜を駆けていくのがほんの一瞬見えたような気がした。
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over the rainbow

2009-04-16 01:33:24 | Weblog
神の息吹を感じるこの頃、住んでる町が神の町のように輝いていた。地元の新聞のトップに虹のかかったわが町の写真が出ていた。虹映えの街とかのタイトルで。


やるじゃないか。久しぶりの虹だった。あの虹の向こうに何があるんだろう。
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空から餅が・・・。

2009-04-15 01:07:19 | Weblog
池川神楽を見たとき、雨が少し降っていた。だから、傘を持っていた。1週間位前になるのかな。そして今日、雨。犬の散歩の時に傘を差したら傘の骨と布の間に餅が挟まっていた。


エッ、と驚くと同時に不思議な感じ。あのとき、と池川神楽を思い出す。鬼が退治されてそのあと餅を投げてくれたんだ。傘を持ってるし、拾いたかったけど全然拾えなかったんだ。歳をとると距離感がつかめないから、飛んでくる餅を取ろうとしてもダメだった。あきらめて、帰って来たけど少し残念な気持が残っていた。そうしたら今日になって、自分が、餅を拾ってたことが分かってなんだか不思議な気持。神がいるような、神に選ばれたような、モーゼになった気分。モーゼも空からナンが降ってきたときこんなきぶんじゃなかったのかしら。「ワーイ餅だ」と小躍りして仏さんに祭って写真をとった。「ダビンチモーチ」だと訳の分からないことを言って八幡神に感謝した。お神楽でもらったのがなによりうれしかった。神が、見てると思うことにした。そうでなくては、誰が傘の中に餅を投げ入れてくれよう、それも落とさないように骨に挟んでくれてまで。不思議なことだと思う。
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人間100年

2009-04-14 01:08:31 | Weblog
平均寿命100年の幕開け。平和と豊かさがあれば人間100年も夢じゃない。それを日本だけが享受できるらしい。まだ人類が到達していない超高齢化社会。日本人が世界初の未踏峰に足跡を残す。さて自分たちはどんな暮らしを実現できるのだろう。僕なんかは、単純に後40年くらいはあるんだから、ローンが組めるじゃないかと思ったら楽しくなってきた。熟年老-ン!なんて素敵じゃないか。ほとんどが中途で返済不能になりそうだけど第2の人生、第3の人生の構築にはやはり資金は必要なんだから政府が中心でこんな制度つくらないかな。15兆円規模でできると思うけど。家は、おろかプリウスすら買えない貧乏人に今政府が打ち出した経済政策は何の意味もなさないんだから、まず、貧乏人に金を持たすことから始めよう。貧乏人は、お金を使うことが大好きだから凄い経済効果が出ると思うよ。これでもか、これでもかって使うから貧乏人なんだ。お金を使わないから金持ち。政府は、この単純な真理が分かっているのだろうか。経済システムがそのように作動しだしたら人間100年、下転のうちをくらぶればもいいかもしれない。
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春は、あけぼの

2009-04-13 02:15:09 | Weblog
春は、あけぼの・・・忘れていたこの言葉。猫を起こさず、犬達に気取られず、朝早く起き出して門を出て森へと向かった。朝の光が、あとからあとから追いかけてきて段々とあたりは明るくなってきた。静かに静かに森の中を見渡してあの辺りこのあたりと探してやっと見つけてあなたが起きる前に森から帰って来た。この森からの贈り物を朝のテーブルの上に置いてあなたが、目覚めるのを待っていた。「さぁ、早く起きて」とモカマタリを沸かした。珈琲の香りが部屋に満ちていく。人にとって一番大切なものは何か、それは、小さな微笑。と歌うように言って朝食を整えていく。「おはよう」「おはよう」と言ってからのあなたの顔。忘れない。そして、二人、顔見合わせて「シッー」っと人差し指をお互い唇に当てたね。・・・・。僕らは、春の光の中で小さな草花を見ていた。


michiさんへのプレゼント。こんな話が、この草花には、似合うのかな。本当は、自分では、見つけられないから、草花と鳥に詳しいバジルに頼んでバジルんちの庭に咲いていたものを携帯に送ってもらった。それの、お裾分けです。いつか、キミが言ってた「ひとりしずか」です。僕は、「ふたりしずか」という酒は飲んだことあるのですが。ひとりしずかをじっと見るのは初めてです。草花っていいな。
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春の味覚

2009-04-12 01:12:40 | Weblog
つくし、菜の花、うど、わらび、ぜんまい、たらの芽、よもぎ、いたどり、筍 山の幸、里の幸 春には何かと摘みたくなるようなものばかり。一昨日、山に行ってイタドリを探した。里のほうでは結構大きく育ってたけど山では、まだまだ小さかった。それでも、水辺のあたりではそこそこ形のいいのがあったりして少しもらってきた。早速、ゆでてさらして次の日のお昼には、食卓を飾りました。


とりたててうまいものではないですが、春の息吹というか、春の味覚には、生命力溢れるイメージがあってこれを食べるとシャキッとしてすがすがしい気分になるんだ。なんかよけいに新鮮さを感じてしまう。摘むとか採るとか言うのに関係してるのかな。大きな声で、「いただきます」と言ってしまうような感じが、この緑に備わっている。
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春爛漫

2009-04-11 08:49:54 | Weblog
春とはいえ、もう真夏日だって。今年も暑い日が長く続くのかな。いつもの公園で、いつもの八重桜が満開となってまさに春爛漫。


桜の花は、しつこころなく散って花吹雪の中を歩くとき始まりの気持になってくる。何か、新しいことに出会う期待に思わず桜の木下で深呼吸をして不来方を見る。家に帰って、犬に水を汲んでやってるといつのまにかえびね蘭が咲いていた。


上ばっかし見ていたから気づかなかった。思わず、「春ですね」とあいさつした。季節は最高。何故か、勉学に勤しみたいと思っています。この向学心、若いときにあれば、人生違っていただろうにとブツブツ言いながらもらった筍の皮をむき殻ばっかり大きくなってと自分のことのように小さな身を大事に取り出してこれは掘ったばっかりだから灰汁抜きはいらないな。さてどうやって旨く食べるかを考えて胡麻油を使って煮てみました。うん、美味い。筍は、春の味ですね。中身は小さくとも人間、人生は、味なのです。と自分に言い聞かせるように筍を食べました。今年は、春だけにしか食べられないものにこだわって食べてやろうとこのときよからぬ思いが頭を駆け巡った。また、駆け巡る忙しい春となりそうです。
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新学期

2009-04-10 17:29:16 | Weblog
新学期が始まりました。僕の周りでは、姪のノリたんの子のカーコがぴかぴかの1年生となりました。
うちの地域の学校は、けっこう大きいのでそれなりに生徒もいるのだろうと思っていましたが、今年の新学年は、2クラスでしかも1クラス25名足らずだって。驚いたな!自分たちの頃は、この学校に1学年で6クラスあってしかも1クラス50人くらいだったのに。もはや昔日の感か。そう言えば、このあたりは、旧市街と呼ばれて閑静な地域となってしまったからな。早い話、街で一番のシルバーゾーンなんですけど。日中は誰も出てこないから閑静な住宅地と不動産屋は呼ぶらしいけど単に動けない年寄り町だというんだ。周辺の郊外には、反対に児童数が多いとのことだけど。まぁ、小学校ぐらいは、ノンビリしとくほうがいいかもしれない。それに、年寄りの知恵は、あなどれないから、年寄りの話を小さいときに聞くことはいいことだと思うよ。僕がよく行くパン屋の子供さんも今年から1年生。カーコと同じ学校だ。それに、なんと、奥さんが今年から大学生だっていうから驚いた。3人の子持ちだと思うけど、この話、素敵だなと思った。フランスのTシャツ着てることが多いからちょっとオシャレだなと思っていたけどキャンパスに戻るというか身をおくって発想がいいな。ちょっとうれしい話を聞いた気分。お祝いに、クランベリーとクリームチーズのはいったお気に入りのパンを買おうかな。僕も、キャンパスに戻りたいな。
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