昭和の戦前戦後をたくましく生き抜いた男達を描いた森繁久弥主演の映画をテレビでやっていたので見るトワなしに見ているうちについつい見てしまった。少し前まであんなおんちゃんいたのになと思ってうなづいてみていた。「いよっ、男の中の男!」って感じてしまった。頑固で、暴力的で懐が深くて、愛情に溢れて、生き方に哲学があって、それでいてハチャチャで変に人懐っこくて頼りになるとうのかな。そんな男たちが、いまでは一幅の絵のように、さわやかな風のように。描かれている。人生だなとつくづくおもう。自分の親父の世界だったと手につかんだように感じる。ざらざらした手触り、それが生きるって琴田なんて教わったような気がするんだけど。あの、男達、どこへ消えてしまったんだろう。三島がいつか日本は滅ぶ。無機質な人間ばかりになってと言ったとか言わなかっ確かに手首が15センチくらいの若い男がいたとしてもいったい何になるというのか。まるで、滅びの序章のような気がする
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