みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

「心のブレーキ」の外し方

2007年09月09日 | 
石井 裕之著「心のブレーキ」の外し方
相変わらず、人生先行き曇り空感があるので、アマゾンをぶらぶらしていたら、とても評価が高そうなので(カスタマーレビューが100件を超えていてビックリ)、思わず購入。

本書、啓発本としては、とてもいい本でした。
自分が、この手の啓発本を読むとき、一番気にするのは、文章、行間から伝わってくる作者の人柄。どんなに良さそうなことが書いてあっても、作者の性格が、独りよがりだったり、うさん臭いものを感じたら、受け入れられなくなってしまうのだけど、その点、著者の石井裕之氏、信じていいなと思った。

何事も、決して、楽して物事がうまく行くわけではないけれど、うまく事が運ぶようにするための、努力のポイントが押さえてあると思った。潜在意識の現状維持のメカニズムから抜け出して、いかに良い習慣、行動の癖をつけるかがポイントか・・・。

本書、7つの章(手順)からなっていて、それぞれ、気に入った言葉を抜き出してみると、

最初の章
 最初の一歩にこそ、一番大きなエネルギーが必要
 スタートは丁寧に、繰り返し
は、自分が常々深く感じていること、まったくそのままでした。何事も、やり始めるまでが大変。何事も、その大変さを乗り越えて、行動、習慣に持っていけるかが、鍵だなぁと思ってるから。

2章
 気分が高揚したら、それをその場で行動に変える
も、なるほどと思う。誰しも熱し易くさめ易い。思い立ったが吉日。熱いうちに一気呵成に行動に移し、習慣に持ち込むべし。ふむふむ。

3章
 周りの人たちを豊かにしてあげることで、あなたもはじめて豊かになれるのだ
も、自分がブログを綴るかなりの部分は、このことにあると思っているので、深く納得。これからも、なるほど!これはいいな!と感じたものはどんどんブログに書くようにする。

4章
 迷ったら「イエス」と言ってみる。
これも「やらないで後悔するよりも、やって後悔するほうが何百倍もマシ!」というのは、半分、座右の銘(怪しいけど)なので、納得。

5章
 今のあたなの在り方にふさわしいものが、あなたに引き寄せられる
これはね。真新しかったなぁ。でも、うすうす感じてたことなんですね。これ。
この3ヶ月間にわたった仕事のトラブルと死にそうな日々は、身から出た錆。自分の性格の良くない点(責任逃れ、決断力に欠ける、コミュニケーション能力問題・・・。)などが招いた結果だと分析してたから。納得。

6章
う~ん。7章へのつなぎみたいだ。

7章
 Fake it until you make it!
よく、趣味などを始めるとき「形から入る!」という台詞を聞くけど、それに近いと思った。理想の自分を演じれば、実体の自分も、いつかは理想の自分に近づくということですね。ふむふむ。

結局、本書の半分くらいは、日々感じていたことでしたね。本書、読みやすいし、仕事でも、プライベートでも現状を何とかしたい、少しでもよくしたいと思ってる方には、とてもお勧めできますね。CDも、荒っぽい感じだけど、話の内容はいいこと話されてました。

問題は、いい考え、思いつきを、いかに実践できるかなんでしょうけどね・・・。>そらみみ君
ピアノの練習は全然、苦じゃないんだけどな・・・。

お勧め度、100点満点で95点。

「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
石井 裕之
フォレスト出版

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コメント (2)
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