みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

止まることの大切なこと

2011年09月28日 | ピアノ的雑感
このところ、ほぼ毎週末、近くの山を歩いてる。
膝のリハビリ&体力作りを兼ねて。
(山と言っても300メートルちょっとなので、1時間で往復できてしまう。山登りと言うよりは、散歩だなあ・・・)
その山の岩場のところで、はたと、気づいた。
一歩を踏み出すとき、一旦、足を静止して、踏み出すようにすると、なんだか調子がいいなと。
次の動作に集中することで、無駄なく少ないエネルギーで、足を運べるかんじ。

確かに、ぐらついた不安定な状態で、バランスをとりながら歩くのは、足の筋肉に余計な力が入って、疲れちゃう。
止まって、しっかりした足場から、えいっと踏み出す方が、安定する。

で、それと同じことをバイオリンのレッスンでも、よく注意されるのも思い出した。
「置いて弾く」
バイオリンでは、肝心な音を弾く前に、一旦、弓を止めることが、大切。
だらしない音にならないようにするためにも。音の頭をきれいにするためにも。

あと、役者さんの折り目正しい美しい所作でも、同じことがあるように思う。

きちんと止まることは、美に至るための一つの条件なんだなあ・・・。

ピアノでも、難所克服のポイントに「静止を意識すること」はあるんだろうか・・・。

あと、止まることは、無の境地にも通じるものがあるかも・・・。
コメント
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