みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

白夜祭

2013年06月08日 | ライブ&コンサート
夕方「北欧・白夜祭」と題されたコンサートに行く。
出演は、北欧の笛の魔術師「ヨーラン・モンソン」&山田晋吾とマキノリョータ。

ヨーラン・モンソン氏は、大小様々な笛(リコーダー?)を自在に操って、素晴らしい笛使いの方でした。
自分もリコーダーが好きなので(最近はあまり吹かないけれど)、自在な音量コントロールや、地鳴りのような太い音を目の当たりにして、リコーダーで、こんなことができるんだ!と目を(というか耳を)見張る。
「魔術師」は決して大げさな表現ではなかった。
あんなふうにリコーダーで音量を絞れるなんて、俄には信じがたい光景でした。

間近で、笛を吹く時の息遣い、笛の音の形や圧力を感じて、電気でない生の音って、説得力が違うなあと改めて思う。
モンソン氏の、お茶目でユーモア溢れる人柄も、なんだか温かい。

山田晋吾とマキノリョータも、いい味を出してますね。
常々思うのだけれども、晋吾氏の語りがいいです。好きですね。

普段、感情表現豊かなバイオリンの練習に精を出しているので、素朴な飾り気ない民俗音楽が、懐かしく響く。
目を閉じれば、スウェーデンの田舎の村祭りに紛れ込んだような、そんな一時だったなあ。

北欧に行きたしと思えども、北欧はあまりに遠し、
せめては、目を閉じてポルスカの音に耳を傾けん、だろうか。

忘れられないコンサートになるなあ。

@宗次ホール

コメント (4)
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