みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

けんばんハナオトアワセ

2016年08月20日 | ライブ&コンサート
夜、お気に入りのピアノ弾き語り井波さんと、テルミン使い?フェイターンさんのライブへ。

井波さんは、いつもながらに、清々しく、爽やか。
確固とした足取り、志がある音楽。
聴けて良かった。



「月夜の浜辺」は、テルミン奏者が加わった曲は、宇宙的な広がりが加わって、印象深かった。ピアノの波打ち際、宇宙に浮かぶ月・・・。

「手紙」は、目を閉じて聴いてると、
細部に見事な音の粒の装飾が施されていることに気付く。
神がかり的な美しさの裏に、丁寧な仕事が潜んでいる。
本当に、天使が舞い降りてきそう。
今回、生ピアノだったから、特にそう感じたのかな???

しかし、今回は、対バンのフェイターンさんに、随分、気を取られてしまった・・・。

こんなに変幻自在で、凄腕のテルミンを聴くのは初めて。
日々、12音の音階らせん階段の縛りに悪戦苦闘している身としては、音程の隙間のない音楽は、とても新鮮に感じる。
宇宙空間を漂うような、不思議な揺らぎのある音。


テルミンの奏法は、両手が空間を泳ぐようで、まるでインドの踊りのよう。
ちょっと妖艶でもあるし。
左手が、ヴァイオリンの右手(弓のコントロール)と、かなり似ているいるのも、不思議。
歌も、とらえどころがなくて、はちゃめちゃ。それでいて、芸が極まってて、上手い。
素晴らしく、心が開かれた方だった。

お二人の音楽は、両極端な気もしたけれど、だからこそ、それぞれの良さが際立つ?

そして、井波さんのバースデイケーキに、観客もびっくり。

まさに「はなおと合わせ」の楽しいライブをありがとうございました!

@cafe 花音 (カフェ カノン)@高蔵寺
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