みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

遂に四国の山へ!~東赤石山

2019年10月21日 | 
実は、瀬戸芸で四国を訪ねる度に、ああ、山にも登りたいなあ!と思ったいた。
(お前、どうして、ここまで来て登らないんだ?という四国の山々の声が聞こえてきてた・・・。)

芸術祭優先で、山登りは二の次にしてしまっていたけれど、やっぱり1座ぐらいは・・・、ということで、まずは、赤石山系の東赤石山(ひがしあかいしやま)に登ることにする。
標高1,706m。新居浜と四国中央市の境の山。

四国の山に登るのは、10代の頃、父親に連れられて登った、石鎚山、剣山以来。30年ぶりぐらい。
伊予西条の祖父母宅に帰省する度に、随分高い山の連なりを眺めて、あれは、どこの山なんだろう?と長らく思っていた山なので、
天気は今一つだったのだけど、また一つ宿題を終えたのだった。


筏津の駐車場からスタート
今回借りた車は白のノートだった。


なかなかの急登


よかった。リンドウにも会えた。


かなり上まで上がって、ようやく見晴らしがよくなった。
秋の風情だなあ。


笹ヶ峰(のはず)がかすかに。
石鎚山、見たかったなあ・・・。それにしても、四国の山々の奥深いこと!


一応、証拠撮影


すかっと晴れて、瀬戸内海の大展望が見たかったけれど、時折雲の切れ間から、新居浜、土居方面の海岸がなんとか望まれる程度。
でも、五里霧中を思えば、まぁ、良しとしよう。


隣の八巻山も、見えたり、雲に飲み込まれたり・・・。


八巻山をトラバースして、赤石山荘に向かう途中。
八巻山はすごい岩の山で、涸沢カールから穂高連峰を思い出す・・・。


モジ




何が印象的だったかと言うと、白銀が混じっているような、光沢のある石が其処かしこにあること。
この金属は、一体何なんだろう? この山のすぐ近くは住友発祥の別子銅山があるので、まさか銅? 違うなあ・・・。


下りは、赤石山荘から筏津に下りるルートを取ったのだけど、とんでもない険峻な道。
急な斜面に、ギザギザの岩が突き出して、まるで鬼の歯が突き出しているよう。背筋が寒くなる。
落石が怖くて、休む気もしなくて、一目散に下りる。
(いい写真が撮れなかったのが残念・・・。)
(でも、道自体はよく踏まれていた。四国有数の人気のある山だけある。)

思ったのだけど、これほど険しい斜面が崩れずに残っていると言うことは、瀬戸内の地震の少なさ、雨の少なさを物語っているんだと思う。
あと、この険しい岩の山は、本州なら、間違いなく、「東赤石岳」と呼称するに違いない。
でも「山」なのだ。なぜ?
あの石鎚山ですら、十分「岳」の資格があるけれど「山」。どうして???
四国の山はどんなに険しくても「岳」ではなくて「山」。
個人的には、恐らくは、四国の人たちの穏やかな気質を表している気がするのだけど・・・。

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<番外編>

下山後、四国中央市に戻る途中、具定展望台(ぐじょうてんぼうだい)にて。
日本夜景百選に選ばれているとか・・・。
次回は、ここで夜景を楽しんでみたい。せめて、晴れてる日に、瀬戸内海の島々同定を楽しみたい。

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<アクセス>
四国中央市の宿から、筏津の駐車場まで1時間弱だったような・・・。
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<ルート>
7:00 筏津駐車場(東側のルートで)
10:00 巻道の分岐
10:50~11:30 山頂
12:15 赤石山荘
15:10 筏津駐車場
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<メモ>
・シーズンオフの平日なので駐車場はガラガラ。関係者以外駐車禁止の看板が出ていて、ここに停めていいのか?かなり悩む。
・四国中央市からの道は、法皇トンネルが、対向車が来たらすれ違いができない1車線で(ところどころ退避帯はあったけれど)、山歩きよりも緊張したような・・・。
・個人的には、四国の二・三百名山への四国の山への道筋が出来た!橋頭堡を築いた気がする。意義のある山行だった!
 機会があれば、花の季節にも訪ねたいなあ・・・。
 丸亀で骨付き鶏を食べ損ねたし、讃岐富士にも登らねば!なので、またいつか訪ねよう!


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