みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ご冥福をお祈りします。

2016年07月09日 | 音楽
七夕の夜、信じられないような訃報が飛び込んできてしまった・・・。
ザバダックの吉良知彦さんが、逝ってしまわれた。
56歳の若さで・・・。
1ヶ月前のライブでは、元気で、見事なギターの弾きっぷりだったのに。
信じられない。

自分にとっては、ライブに足を運ぶ、数少ないミュージシャンの一人なので、
残念でならない。

自然讃歌、異国趣味、変拍子、アコースティックなところ、
好きなところばかりだった。

縦横無尽で時空を超えるようなスケールの大きい曲から、
自然や小さな命への労わりの感じられる曲まで、
名曲を数え出したら、きりがない。
何事も阿らない独立独歩な気風、ロックの精神も魅力だったなあ・・・。

吉良氏の音楽は、流行りの商業主義に乗るような音楽ではなくて、
マイナーかもしれないけれど、知る人ぞ知る、稀有なミュージシャンだったと思う。
たいへんなメロディーメーカーだったと思うし・・・。
惜しい人を亡くしてしまった・・・。

この先、吉良さんのあの熱いライブも、心震わす新しい曲にも、出会うことは
なくなってしまったことを思うと、寂しい限りです。
ショパンの時代に生きてて、ショパンが亡くなったぐらいに・・・。

今、思えば、2年前、久しぶりにライブに行って、お見掛けした時、
後ろ姿が、小さくなられてしまったなあと、何と言うか、不吉な影を感じたのだけど、
まさか、こんなことになってしまうとは・・・。

zabadak - 遠い音楽

ザバダックの代名詞、名曲中の名曲。
20数年、色褪せることなく、静かに心に語り掛け、沁み通ってくるような本物の音楽。

Zabadak Poland Grass forest noren wake

ポーランド!5拍子に酔え。
自分がリコーダーと変拍子に目覚めたの原点の曲。
ガラスの森は、途中、いきなりバーンスタインのアメリカの鮮やかな殴り込み?が、参った!
この変幻自在さも、ザバダックの真骨頂だったなあ。

zabadak 五つの橋

五つの橋と、五つの丘を越えて、夢の旅は続く・・・。

改めて、素晴らしい音楽を届けてもらえたことに感謝!
そして、心から、ご冥福をお祈りします。

ほんとうに、全てが悪い冗談か、悪夢であればと思ったりもする。
しばらく、長調の曲は練習する気が、起きなさそう・・・。

しかし、後に残る者は、しょんぼりしてても始まらないので、
気を取り直して、前に進まねば。


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