日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

捕球の音を

2014年09月03日 | 生活・ニュース


 たまに観るTVの野球中継、赤いユニフォームがリードしていると観戦は続く。が、そうでないとパソコンの前に移動している。購読紙からは赤いユニホームが勝つと「カープVメール 詳しくは中国新聞朝刊で」とメールが入る。だから、試合が終わっているだろうがと思っても入ってこないときは負けと分かる。

 熱心なフアンに水をさすようだが前々から思っていたこと。投手が投球体制に入ったら応援の声や音を止めて静かにする。毎回とは言わない、3回と7回の2回くらい、いや1回でもでいい。投げた球がミットにおさまるか、その前に打たれて球が飛んだ時から声も音も再開する。次の投球体制で再び静かになる。難しい注文かもしれないが、一考してほしい。

 その理由は、単純なことで「投球を受けた時、ミットの発する音が聞きたい」。ドカベン漫画に「投手に自信を持たせるため、ミットを薄くした」そんな話があった。今、投球の威力はスピードガンの数値が大きな役目を担っている。150キロ超、選手だからそれを撃ち返すことができることは承知している。でも、空振りの時の球速に、ミットが球を捕らえた音を加味すると、球趣が変わるのではなかろうかと思っている。

 練習でなく、公式戦の広い球場で自分の投じた球の威力を音で実感する。これは、野球経験のない者の夢のような思いかもしれないが、2軍のピッチング練習場でミットに響く音を聞いて、昔らの思いがつのった。声も音もフアンには欠かせない応援の具だろうが、投手の気骨ある球威を表す捕球音、打った瞬間の快音、静かなら聞こえる。

 
コメント
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