日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

イワクニ

2014年09月14日 | 地域


 仲間うちの納涼飲み会は駅前のビヤーガーデンに決まっている。地上30メートル余りの高さからの眺め、多少の変化は見えても「街が変わった、良くなった」という湧きあがる感触は全くない。「日本中の地方がそうだ」という仲間もいるが、それは半ばあきらめにも似た口ぶりに感じる。 

 同規模の他市との比較でよく出る、美術館がない、公認の陸上競技場がない、高校野球予選ができる球場がないなど、ないないがいくつも上がる。一方で、やがて極東最大の米軍基地になるイワクニ。そのための基地内工事は活況を呈しているというが、市民には見えない。「イワクニは基地と錦帯橋だけか」そんな街になって欲しくない。

 野球場は愛宕山に出来る、という人がいる。あれは米軍の施設で市や市民の管理の届かない野球場となっている。市民が使用できるとさかんに頒布されるが、「施設は米軍が管理する。できるだけ市民が利用しやすい運動施設になるよう、今後、国、米軍及び岩国市で調整される」と県議会での県の答弁。「市民が自由に使える」なんてことが約束されていないことを県は認めている。

 日経新聞社が全国の813市区議会を対象に実施した「議会改革度」調査が6月中旬に発表された。調査内容は議会の「情報公開、議会への住民参加、議会運営方法」など35項目、回答率は100%だった。それによると我が街は100点満点で15.6点、全国順位は813中の713位、中国地方54市中の52位、活性化が見えない大きな問題点の一つだ、暮れかかる街を見おろしながら乾杯をした。 
 
コメント
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