
突然ですが、新聞を1面から順に開いていて読んでいる。次の面を開いたら、そこに自分の大きな写真が、それも一番手前に載っていたことがありますか。その時はどんな感想を持たれましたか。今朝、購読紙で連載中の特集記事の写真に私が載っていた。いや、驚いたのなんの、写真に写ることが好きでないのに、知らぬ間に撮られ、そして無断掲載された。
写真は、昨日、投稿で掲載された「砂防ダム 環境配慮を」を書くきっかけになった学習会の会場の一コマです。掲載写真は学習会の始まる前、飢餓状態で保護され飼育中の体長80センチほどの特別天然記念物「オオサンショウウオ」のいる水槽の中を見入っているところ。これが知らぬ間に撮れた自然のままの我が姿か、そう思うと無断掲載をよしとした。
毎日、流される無数の報道、その中では画面や紙面に多くの人の姿や顔が鮮明明確に表れることがある。取材を受けた人は別にして関係ない、例えば、その場所をたまたま通っただけの人もあろう。映像では「あ、あの人だ」となる。その中には映って困る人がいるかもしれないが、監視カメラが犯罪者を割り出す時代、そんなことは言っておられない時代になっている。
私の投稿への読後感が載っていた。その中の一つに「すべて捕えて別の川へ移す」とあった。どこまで特別天然記念物について調べられての意見か分からないが、保護飼育を担当されている人らの飼育技術の難しさ、苦労や努力を聞いているだけに、オオサンショウウオの生態系を変えることの困難さを思うと、提案は難しいと感じる。